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第22話

魔物退治後のドンチャン騒ぎから一週間が経ち、みんなが魔法の練習や武器の稽古をしている中でボクは途方に暮れていた。


「はぁ〜……はぁ〜」

魔物退治で壊れてしまった剣を眺めため息をついた。

「おう!カルマ、どうした。ため息なんかついて!仮にも学園の英雄だろ!」

ボクがため息をついているとタスク先生が背中をバシバシ叩きながら言った。

「ちょ!タスク先生!痛いです。あとなんですか、学園の英雄って?」

「悪りぃ悪りぃ!なにっておめぇのことだよ。学園の英雄君」

「…はぁ何言ってるんですか?ボケですか?」

「失礼な!まだボケる訳ねぇだろ!…それよかほんとどうしたんだ?」

「これですよ。これ」

タスク先生に壊れた剣を見せた。


「…随分と派手に壊したなぁ、なんだ?思い出の品とかか?」

「思い出のって言えばそうなんですが…」

壊れた剣はボクが初めまして父様から一本取った時にくれたもので13歳から使っていたものだ。

ボクが落ち込んでいる理由は大事に使えばまだまだ使えたのに、という前世の日本人的な考えと、ここ一週間で武器屋を見て回ったが好みの剣がなかったことの両方だ。


「なんだよ。はぎれ悪りぃな、さっさと新しい剣買っとけ」

「……この辺の武器屋にボクの欲しい剣がないんです。注文するにも先立つものがないんです」

「………あー悪りぃ武器屋紹介くらいならできるが金は無理だわ」

「なら王に頼めばいい」

「へ?」

タスク先生で見えなかったがシリウス団長が近くまで来ていた。


「んだよ。シリウス今の聞いてたのか?」

「あぁ、お前が金はがないって言ってたあたりからな」

「は!やなとこから聞いてんなよ」

「お前の金無しは騎士団にいたころから有名だ今更誰に聞かれても恥ずかしくはないだろう?」

「うせぇ!カルマ、俺はもう行くぜ。今度いい武器屋と鍛冶師紹介したる。じゃ」

タスク先生はまるでに出るかのように走っていった。


「さて、久しぶりだね。カルマ君」

「お久しぶりです。シリウス団長……あの、タスク先生と仲良いんですね」

「あいつは元第2騎士団団長だからね。交流くらいあったさ。それで話を戻すが、良かったら折れた剣の代わりを王に頼んではどうだ?」

「え?でも、ボク、お金ないです」

「ははは!聞いていたよ。だからね、おねだりすればいい。ここ最近、王はカルマ君に何かちゃんとした礼をしなければと考えていらしゃる。ことごとに「娘はやらんがちゃんとした礼をせねば」と小言のように言ってるよ」

ボクの言葉に笑いながらシリウス団長は王様の真似をして言った。


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