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第21話

「さぁ宴だ!」

王様の言葉の後に待ち構えていたかのように花火があがった。(昼だけど)


ワアァァァー


待ち焦がれていたかのように首都中が大騒ぎ、魔物に襲われたことなんて忘れるかのように、飲めや、歌えやのドンチャン騒ぎは3日ほど続いた。

ボクはと言えば……広間みたいな場所に連れて行かれ、草原で戦ってた騎士団の人達と一緒に宴会に参加していたが、飲みすぎてデロンデロンになった王様とシリウス団長に捕まり絡まれていた。


「小僧ー、ほっんとお前わー何なんだよ!ふつーおめぇのとしごろわ〜魔物なんかにぃーむかってくなんかしねぇ〜ぞ〜…ヒック」

「そうだぞ〜、今回わぁ〜、たまたま…ヒック…運がぁ〜良かっただけなんだからなぁ〜」

「シリウス団長殿、王様、飲み過ぎです。あと近いです」

「にゃにおー、王の命に逆らうのかぁ〜…ヒィック」

「うわぁ、酒臭い」

左右からシリウス団長と王様に肩をつかまれ本格的に逃げ場を失った。

ルナは王の間ではボクの隣にいたが今はファナと一緒に避難してた。

しかもファナはファナでこっちを見て笑ってた。

……覚えてろ…



「あなた、いい加減にしないと嫌われますよ」

背後から女性の声がした。

「シリウスもそのくらいになさい。でないと嫌われますよ」

「「はいぃ」」

女性の声がした瞬間二人は直立不動の姿勢になった。解放されたボクは後ろに振り返ると、そこには若くて凛々しい女性がいた。


「初めまして、あなたがカルマ君ね。娘からよく聞いてるわ。魔法が不得意だけど武術が強くて同じドラゴンを召喚したって、あ!あと意外にカッコいいとも言ってたわ」

「ママ!」

近くにきたファナが大声で叫んだ。

「あらあら、仮にも女の子なんだから大声出さないの……めっ!」

女性は側にきたファナの頭を軽くチョップして怒った。

「っ〜。ごめんなさい。でもママが変なこと言うから!」

叩かれたところを抑えつつ反論していた。

ボクはよくわからず呆然と見ていた。

ちなみに王様とシリウス団長はこっそり逃げていた。


「あ!そうそう。申し遅れたわ。私はこの子の母親で、ベルル・アルカロナ、娘をよろしくね。未来の花婿さん」

「はぁ、どうも………あれ?今最後なんて?」

「あら、聞こえなかった?未来のファナの旦那様っていったのよ?」

「「…………えぇ〜〜!!」」

ファナも初耳だったみたいで二人して驚愕していた。





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