第19話
……「業くん、カッコ良かったよ。その後、肺炎で亡くなるなんて…馬鹿なんだから……」
……あれは?ボクの葬式?え?でも金剛寺って?……あぁ前世の葬式かぁ…みんな泣いてる…ほんと…
「ごめん…」
「カルマ君?気が付いたの?」
ゆっくりと眼を開けると知らない天井とファナの顔があった。
「あ……ここは?」
「良かったぁ〜。カルマ君、気が付いたのね。」
「ファナ?ボクは一体?」
「待ってて今、先生を呼ぶから」
ファナは先生を呼びに出た。周りを見渡すと右脇にルナが寝ていた。
「ルナ…」
「クルゥ?」
名前を呼ぶと目を覚ましたみたいで首をかしげながら起きてきた。
撫でようと手を動かそうとしたが動けずにいた。
「……やべぇ…動けねー」
自分の身体の確認していると遠くから走る音が聞こえてきた。
……ダダダ
「「カルマ!!」」
アンナとアルドが駆け込んできた。
「よお、二人共」
「もお!何魔物の群れに突っ込んでんのよ!」
「そうだよ!学園には結界があるんだから、草原に行った騎士団を待てばよかったんだ」
「カルマ君、先生連れてきたよ!」
ファナが先生を連れて戻ってきた。
「カルマ、調子はどうだ」
「タスク先生……身体動かないですけど平気です」
「おいおい、重症だろそれ……すまねぇなぁ助けに行けなくて…」
「タスク先生?何言ってるんですか?タスク先生はみんなを護ってくれてたじゃないですか」
「だが、カルマを護ることはできなかった。いや…それよりもお前を危険な目に合わせた、本当なら俺たち大人が…」
「先生!!」
謝り続ける先生を止め、動かない身体を動かそうとした。
「う、ぐぅ!」
「カルマ!無理をするな!ひどい出血と両腕の骨にヒビはいってるんだぞ」
タスク先生はボクの身体を起こしてくれた。
「ありがとうございます。タスク先生……ほら、今助けてくれたじゃないですか。魔物共に突っ込んで行ったのはボクの自己判断です。だからこうして怪我をしたのも、ただのボクの力不足、先生が木にすることじゃないです」
「………わかった。そのかわり一言いいか?」
「どうぞ」
タスク先生はゴン!っとボクを軽くこずいた。
「!〜〜!!」
「突っ込む前に相談しろ!バカ生徒!」
「……一言じゃなくて一殴りじゃないですか」
「うっせ!早く治せ!もう怪我しない様にビシバシ鍛えたる!」
「あ!先生、だったら俺も鍛えてよ!カルマだけにいいカッコさせねぇぜ!」
「私もやる!置いてきぼりはごめんだわ!」
「え?え〜と、じゃあ私もお願いします。怪我しても治せる様に」
いつの間にか飲み物を買いに行ってた三人が、アルド、アルド、ファナの順番で会話に参加し、僕達は束の間の休息を楽しんだ。
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魔の森深部
「どうして………どうしてだ………我が主よ………」




