第18話
カルマがグラスウルフ共を切り裂いている中、後方にグラスウルフ共を率いている群れ長は、カルマを睨み分析のようなことをしていた。
「ガルル〜……アウゥ〜ウ!」
群れ長の声に応じてグラスウルフはカルマを囲み上下一斉攻撃を仕掛け、ドラゴンには援護をさせないように残りの物を差し向け、隙をついてカルマを襲おうと身構えた。
己の群れが全滅するとも知らずに……
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「ガルル〜……アウゥ〜ウ!」
「なんだ?……!…なるほど、群れ長みたいなのが居るのか。」
カルマは自身の状況とルナの状況を観て、ある意味感心を覚えた。
「状況的にボクの方が危険人物あつかいかな?」
グラスウルフが上下一斉攻撃を仕掛けてきた。
カルマはまず一番近くに飛んできた奴を二刀で串刺しにし、そのまま袈裟斬りのように払い投げ、回転を利用して左右一匹ずつ斬り払い、ドームを作るかのように剣を斬り動かした。
魔物共は全滅覚悟で休むことなく攻撃してきた。ルナも噛み付いたり尻尾で払いのけたり、爪で切り裂いたりしていたが慣れない戦闘でばてはじめていた。
「くそ…こう休みなくだと腕と剣が持たない…」
苦悶の表情を浮かべると、それを待ち望んでたかのように群れ長っぽい奴がカルマに飛びかかった。
……く、ここでかよ…
腕が上がらず剣も魔物共の血油で斬れ味が落ちていて体力の限界に達していたカルマは避けることができずにいた。
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「くそ!どうなっているんだ!なんでスプリガンがいるんだ!!」
シリウス団長は単騎首都に戻ってきた。そして東門が破られていること。王都にスプリガンが攻撃を仕掛けいたこと。
目の前の事実に驚愕していた。
「早く戻らなければ!!」
北の大通りを通り学園を避け馬を走らせていると魔物共の群れと戦闘している人物、もとい獣にきがついた。
「!!…侵入したのはスプリガンだけではないのか!」
このままでは学園が危険と判断し、向かった先には白いドラゴンと若い少年が魔物を斬り裂いていたが一匹の魔物が少年に飛びかかった。
男は力が出ないのか反撃しようとしなかった。
「危ない!!迸れ、炎弾」
「ギャン!」
飛びかかった魔物を倒し、少年の近くに行くと学園服を着ていたこと驚きつつ、残りの魔物を掃討し聞いた。
「大丈夫か!?」
「大丈夫……」……ドサ
「あ!おい、きみ!」
カルマは疲労と怪我より倒れた。




