第17話
「さて、この辺で足止めしとくかな。……あのスプリガンは真っ直ぐ王城目当てか…家めっさ潰されてんなぁ〜…とそろそろ第一陣のお出ましか!」
カルマは東門からの大通りでグラスウルフの大群を迎え打つ事にした。
二刀を構え、魔物共の数を目視した。
「推定300ってとこか…全部は無理かも…」
グラスウルフは目の前のカルマに気づき、噛み砕こうと攻撃し始めた。
「「「グルラァ〜」」」
「っ!」
三匹同時攻撃を避けまとめて刺し殺しなぎ捨てた。
「さぁ、来い!魔物共!」
出来るだけ自分に向かって来るように気迫を向けた。
グラスウルフ達はカルマの気迫に怯え、走りをとめ、目の前の敵を屠る為に攻撃し始めた。
……二十……………五十………あぁ、きりがねぇ……
父様に見せた斬撃を飛ばしての攻撃と火を纏わせての斬撃を使い分け、グラスウルフを斬っていた。
流石に数匹抜けられたがいつの間にか元の大きさになっていたルナに喰われてた。
……肉食なのはわかってたけど、生でバリバリ喰うのは……
「おっと……危ない危ない」
ルナに気をとられてちょっと危なかった。背後からの攻撃を半回転して肘撃ちして首を斬った。
恐らく側から見ると演武見たいと言われるのだろうか…母様から一度観せた時の感想を思い出し、少し和んだ。
「さて、後150くらいかな?」
「クルゥ〜」
何十匹か逃げ腰になり始め、ここが踏ん張りどころとルナと気合いを入れ直し、魔物共を睨んだ。
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カルマがグラスウルフと闘い始め、スプリガンが王城を攻撃し始めた頃、シリウス率いる騎士団がオーガを魔法で瞬殺していた。
「よし!オーガは全部倒した!後はゴブリン共だ!気合い入れ直しとけ!」
「シリウス団長!首都から煙が!…何かあった模様です!」
「はぁ〜!!……くそ!おい!隊列を組め!もう一度魔法による攻撃をする!その後俺は単騎王都に戻る!指揮は第二騎士団のエルミアに任せる!後はゴブリンだけだ何とかなるだろう!」
「は!しかしシリウス団長おひとりでは…」
「ゴブリン共をさくっと殲滅してから追ってこい!首都から煙なんざぁ何かに襲われてる可能性がたけぇんだ!本当は第一騎士団全隊でもどりてぇがゴブリンを引き連れてなんてごめんだ!あと頼む!…魔法攻撃部隊用意!…魔法攻撃後突撃にはいる!」
攻撃呪文を唱え、参加しない騎士は自分の武器を握り直し合図を待った。
「撃ぇ〜!!……全隊突撃〜!」
シリウス団長は一度切り込み数匹のゴブリンを葬ったあと急いで首都へ向かった。




