第15話
ボク達は住人を練習場に集め、ボク達生徒は門の前に集まりくつろいでいた。
「それにしても厳重だよな、騎士団が居るんだがら警戒しなくてもやっつけてくれるだろうに」
「万が一と先生方が言ってたでしょ!何を聞いてたのよ!バカアルド」
今ボクの周りにはアルド、アンナ、ファナ、ボクの召喚獣のルナがいる。
そしてアンナとアルドでまた漫才のように喧嘩していた。
「いて!殴ることないじゃん、姉ちゃんは暴力的だから彼氏ができないんだよ」
「な…なんですってぇ〜!それとこれとは話が違うでしょうが!」
「あ……あの〜二人とも落ち着いて…」
見かねたファナがなんとかしょうとするが無意味であった。
「ファナ、その二人は止めようにも止まんないよ」
「で、でも姉弟で喧嘩するのは…」
「あの二人はあれがデフォルトなんだよ。……てかファナなんか雰囲気変わったね?」
「ふぇ!あ…あの…その…」
「まぁボクは今のほうがいいけど、攻撃的な人すきじゃないし」
「!!、………あの頃は色々ありまして…ごめんなさい」
「別に謝られても…」
「ちょっと!何二人だけの世界作ってんのよ!」
「カルマ〜、何女の子口説いてんのさぁ〜。こっちは姉ちゃんにボコられてんのに」
「口説いてるつもりはないぞ?前より近づきやすくなったから近づいてるだけだ」
「それが口説いてるつーの!てか今までクラス違うし草原では魔法の練習で忙しくて聞けなかったけど…何なのよ!そのドラゴンと女の子は!!」
アンナはボクの膝で寝転がっているルナと隣に座ってるファナを指差て聞いてきた。
「何って、隣にいるのは同じクラスのファナ・ミルカロス、んでこの子はボクの召喚獣のルナだよ」
「はぁ〜?召喚獣は契約したら身体に入るんじゃないの?何で外に出てんのさ?」
「ボクにもさっぱり。取り敢えずボクが指示しない限り攻撃はしないよ」
「へぇ〜。カルマにもわかんねぇことあるんだな。旅の最中は色んな事知ってたのにな」
「ボクにもわからないことぐらいあるよ」
「お二人…いえ三人は同じ村から来たのですか?」
ファナの言葉に驚きつつ苦笑した。
「この二人は姉弟だから同じ村からだけど、ボクのは二人よりももっと北東、魔の森近くなんだよ。魔の森とは大きな河境で村は時々くる魔物退治で暮らしてたんだ」
「え?それでは魔物を見たことがあるのですか!」
ファナが身を乗り出しながら迫ってきた。
……デジャブだ……あの時はアンナで二階と地上で近くはなっかたけど…今回はすごく近い…キスできちゃうきくらいに…
「あ…あぁ、み、見たことあるよ。父様と一緒に狩りしてたから」
ものすごく動揺しながらなんとか言えた。……女の子っていい匂いするんだな…迷信かと思った。だってこんなに近くまで女の子が来たことないもんで…
「二人共、凄く近いんですけど!」
アンナに注意され、二人して顔を真っ赤にして離れた。
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「くそ!数が多い!このままでは……」
シリウス団長率いる騎士団が援軍として駆けつける頃には魔物達は草原に辿り着いていて正面衝突の激戦が始まっていた。
「シリウス団長!オーガが来ました!」
「ゴブリンだけでかなりの数が残っているのにこの上オーガとは!…全軍に通達!召喚獣の召喚を許可!全ての力を持って迎え撃て!一匹たりとも逃すな!!」
シリウス団長は総攻撃に入った、がまるで草原の戦いが囮であるかのように東から大きく首都に向かう魔物の軍勢に誰も気づかなかった。




