第16話
ドッ…ガ〜ン
東門が破壊される音が首都に響いた。
「なんの音だ!…んな!何故魔物が首都に!北にいる魔物は?騎士団たちが敗れたというのか!!」
「王様!落ち着いてください!ディカルア王!」
「〜〜!学園に通達!すぐに結界をはれ!騎士団は学園の住民を守れ!私は魔物どもを迎え撃つ!」
「ディカルア王!それはなりません!王が出るくらいなら我々が出ます!」
「王様!魔物が学園とこちらの二手に分かれ向かってきます!スプリガン単体はこちらに、ほかの魔物はグラスウルフですが学園に向かっています。数はかなり多く推定300体ほどいます」
「スプリガンだと!くそ!………学園には結界で耐えてもらうしかないか…」
▪️▪️▪️▪️▪️▪️▪️
「「な、なんの音?」」
アンナとアルドが叫びボクは急いで門から音の方を見るとたくさんの魔物とスプリガンが入ってくるのが見えた。ボクは思いっきり息を吸い叫んだ。
「伝令!!学園長に結界を作動させるように!至急!」
「え?カルマ?何言ってんの?」
「いいから早く!アンナとアルドでいいから学園長に伝えて!」
「いいからってなによ!ちょっ!カルマどこ行くの!?」
「結界がどこまで持つかわからないんだ!数を減らすために迎え撃つ!」
「カルマ!待って!それは無茶よ!カルマ!!」
ファナたちが停めるのも聞かずボクは魔物共に向かって走り出した。
「〜〜!もう!行くわよ!アルド!学園長のトコに!」
「え〜。ここはカルマと一緒に魔物の方に行くんじゃないの?」
「バカ!学園長のトコ行ってからでしょうが!それにカルマならなんとかしてくれるわよ!学園に来る途中もそうだったでしょう!」
「それもそうか〜」
「待って!カルマはそんなに強いの?」
走り出そうとする二人をファナがとめ聞いた。
「あいつ、魔法なしでオーガを楽々倒したのよ。今回は数が多いいみたいだけど…多分平気よ」
「……オーガを楽々……」
「それに今は魔法の基礎習ったんだし、学園から援護として出れば大丈夫!」
「俺らの武器を貰ってかないとねぇ〜。急ご、姉ちゃん!」
「あ!」
ファナの言葉を尻目に再び二人は走り出した。
そしてカルマ・ファールの戦いの火蓋は幕を開けた。




