第13話
「急がないと…先輩達が…もう少し頑張ってくれ…この林を抜ければ………」
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「「・・・・」」
ボクは一通りの魔法の呪文を習い終え、実践出来た。
「はぁ〜。さすがは団長の教え子だ。全属性を使えるなんて。しかも属性の相克もないし…無属性と聞いていたが…実は四属性なんじゃないか?」
「ボク自身も驚いてますよ。魔法使えないと思ってましたから。せいぜい剣に魔力をのせて飛ばすぐらいしかできないと…」
「?剣に魔力をのせる?そんなことできるのか?私は魔法専門だから剣技はからっきしでな、魔力をのせる事ができるなら前線で動けるかな?」
「ボクに聞かれても困ります」
「ははは!そうだな!今度ぜひ教えて………」
「エル先生?………!」
エル先生が途中で言葉を止め林の方を見つめた。ボクも林の方を見ると暫くして何かがこっちに来るのがわかった。
ドドド、ドドドと馬の走る跡が聞こえた。馬には誰かが乗っていて、ボク達にきずいたのか声をあげていた。
「……ろ!…者が…る!…げろ!砦が襲撃されている!逃げろ!」
「「!!」」
馬が力尽きたのか崩れ落ち乗ってたひともよく見るとかなりボロボロでこのままでは、首都につけたがどうかわからないくらい衰弱していた。
「…ゴブリンとオーガの群れが…砦を…このままじゃあ砦が…」
ボクとエル先生は瞬時に動いた。
「襲撃だと!おい!しっかりしろ!……」
衰弱していた人は死んではいないが意識を失った。
「砦が堕ちたとしたらここはかなり危険だ!すぐ他の子達に伝えないと!」
だが平原は広く属性ごとに分かれているため、大声を出しても全体には届かない。
走りまわるしかないが、ひとつだけ思いついたことがある。
「…エル先生!風を使って周囲に言葉を伝える事は出来ますか?」
「無理だ!そんな魔法はない!…カルマ君、ここは二手に分かれて他のみんなに伝えよう!君は東で練習している人たちを頼む!私はこいつを連れて西で練習している人たちの所へ行く!騎士団には子供達を護衛した後、宿舎に集合!と伝言を頼む!」
口早に告げるとエル先生は西に走った。
ボクは思った。この広大な草原で走りまわるのは逆に危険だ!相克を恐れてかなり散らばってるらしいからなぁ。………伝える魔法がないなら作ればいい!
大切なのはイメージすること!
首都にまで伝えるのは無理でも方向がわかればいいんだ。その方向に向かってこえを出し、風に乗せて伝える。
イメージ!…イメージ!
「みんな!カルマだ!全員、首都に戻って!砦が危ない!」
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カルマはエルミカに任せたから俺も自分の授業を始めないとな!
「……さて、今のが風の基本呪文だ!大事なのはイメージだ!後は練習あるのみ!
少し散らばって練習しろ!」
「「「はい」」」
こうしているとちらほら出来始めた生徒がいる。
「今年の生徒は優秀かな?……もう五年か…」
俺が教師になって五年、色んなガキ共を見たがなかなか根性ある奴がいる。俺のクラスではないがちっこい茶髪の女の子なんかは優秀だと思う。
『みんな!カルマだ!全員、首都に戻って!砦が危ない!』
「な!なんだ今の!」
カルマって言ってたよな?けど近くにはいねぇ。つか砦が危ないって?
よくわからんが冗談ゆうやつじゃねぇし、首都に戻るか。
「全員!いまのきたな!首都に戻って待機!騎士団の一名は抜こうにいる奴らにこのことを伝えろ!後、馬を一頭貸してくれ!他のものは生徒と共に首都へ!」




