↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

119/240

少女リリーのお散歩

 こうして俺は、笑みを浮かべ新たなモノを創り出すのだった。

 カトレア先生に冒険者学校の専属馬車での移動を断ってしまったが、ウインドウォーター王国までは城の馬車や冒険者学校の専属馬車でも一週間はかかる。

 宰相さんに確認した事で、城の馬車や専属馬車でも一週間かかるという意味が分かった。

 実は、かなり早い速度で馬を走らせ、途中にフォレストムーン王国とウインドウォーター王国の拠点で馬を交換しながら走らせて一週間かかると言う意味だったらしい。

 国王陛下の護衛は、王国騎士団の精鋭騎馬部隊と言うわけだ。


 それに、国王陛下から俺達に誘いの声がかからなかった訳も分かった。

 馬を早く走らせる為には、出来る限り人を制限しなくてはならない。

 なので、馬車に俺達を乗せて走らせる訳にはいかなかったのだろう。

 もし乗り合い馬車に乗る場合は、途中の村にも寄るので二ヶ月以上かかってしまうらしい。

 ならば、俺達は別の移動方法を考えればよい。

 スノーが馬のように大きくなれるようになったが、俺が五歳の容姿になって幼狼のアイビーと幼狐の葵と幼龍のクレマチスを抱っこしてシルクを胸元に入れて、レモンちゃんが俺を抱っこしてスミレちゃんがレモンちゃんを抱っこ……。



「はぅー! モフモフパラダーイス!」



 でも、流石にスノーが可哀相だ。

 あっ、そうだ! 飛ぶことが出来る、クレマチスがいるじゃないか。

 俺の頭の、モフモフ達と一緒にくっ付きたいという欲望が強すぎて忘れていたのだ。

 それに、クレマチスの上に乗っても……。



「フニャハハ!」



 そう、モフモフ達と沢山くっ付けるのだ。

 太股で挟んで幸せなモフモフが出来るスカートの中にジャストォー・イーンは、葵が悪戯してきそうなので葵がいない時にしようと考えている。

 と言うわけで、クレマチスに聞いてみよう。



「クレマチスちゃん、私や、スノー達とレモンちゃんを乗せて飛ぶことはできる?」



 クレマチスは双眸をパチクリさせると、当然できるとでも言うように胸を張った。



「はい、リリー様。大きくなれば、私の首や背に人をかなりの人数乗せられると思います。乗せたことは、ありませんが……」



 確かに、誇り高い龍種が人を乗せるなんてアニメや小説でしか知らない。

 っていうか、実際龍種に会ったのはクレマチスが初めてだからね。

 ドラゴンゾンビは知らない間に倒したみたいだけれど、見ていないし……。

 そう言えば、クレマチスは転移魔法陣に頭の角が引っかかる位大きくなれるんだった。

 氷眼のサイクロプスが二階建ての家より大きかったかけれど、クレマチスは頭だけでその大きさだったからね。

 大きさが、想像できないよ。まさか、頭でっかちではないだろうしね。

 恐らく、体躯は巨大ゴーレムより大きいだろう。



「えっと、クレマチスちゃん? じゃあ、ウインドウォーター王国まで行くとしたら何日かかるのかな?」

「リリー様、それはどこでしょう?」



 そうか、龍種が人の国の名前なんて一々覚える訳がないか。

 俺とクレマチスが話をしているとユグドラシルが姿を現した。

 流石、クレマチスと仲が良くなっただけはあるね。



「ユグがお答えします。クレマチス様、この大陸の南西海岸付近です」

「ユグちゃん、ありがとう。リリー様、それでしたら景色を見ながら優雅にゆっくり飛んだとしても一時間もかからないと思います」



 クレマチスの景色を見ながら優雅にゆっくりと飛ぶという想像が俺の中で思いつかない。

 スノーと、どちらが早いのだろう? 



「リリー様、クレマチス様は空の上でしたらスノー様より遥かに早いとユグは思います」



 ユグドラシルは俺の心情を読んだようで、そう答えてきた。

 スノーは地上で走るとソニックブームが起こる。と言うことは、音速以上? 

 じゃあ、そのスノーより遥かに早い? 

 ……スノーのように、加護が有るとは限らないから風の抵抗を受けないように流線型の障壁を俺達の周りに張っていた方が良さそうなことは分かった。

 それに、隠蔽魔法もね。

 クレマチスに試しに隠蔽魔法を自身で自身に張ってもらったのだが、尻尾が隠れていなかった。

 尻尾を隠すように俺が指摘すると、今度は角が……やはり、クレマチスはドジゴンのようだ。



『「ユグちゃん、いつも大変だけれどクレマチスちゃんの事お願いね」』



 と『心情』で伝えると



『「はい、リリー様。ユグは、クレマチス様のお世話が楽しいです」』



 とユグドラシルから『心情』が伝わってきた。

 でもこれで、ウインドウォーター王国までの移動方法は確保出来た。

 なので後は俺が、砂浜で戯れる少女達皆の水着や山での楽しい川遊びで涼める装いを創れば無問題。

 川遊びならロリ服も使えるので、やはり創るのは水着だ。

 そうそう、カトレア先生とアザレアちゃんとブルメリアちゃんの水着も必要だよね。

 リカステさんと、男子二人組はどうしよう? 

 ブーメランパンツは引くから、トランクス型のサーフパンツで良いかな。

 でもそれなら、簡単に創れる。


 女子達の水着を考えると、夢が膨らんでしまう。

 だって、ロリコンヤロウのロリ服には水着はないからね。

 まあ似通っている服はあるけれど、水着の上に羽織ったり付けたりするような水着に合う透け感や水着のように濡れても良い素材の服ではないからね。

 ロリ服は、基本的に水を弾いちゃうんだよね。

 なので、今日は水着に合いそうな服が無いか商店街に行こうとしているのだ。

 だって、女子の水着は種類が豊富なんだもん。


 俺が知っているだけでも、一般的なビキニ、バンドゥビキニ、ハイウエスト、モノキニ、ビスチェ、タンキニ、ワンピース、フリルとリボンが沢山付いたワンピース、シャーリングワンピース、ハイネック、オフショルダー、フリル、セット水着、レトロな水着、服みたいな水着、アニマルモチーフビキニなどなど沢山ある。

 その水着を創造する助けになればと思って、今から商店街に独りで服を見に行くのだ。

 今日はカトレア先生達が、ウインドウォーター王国に出立した日である。

 実は見送りに行ったのだが、朝早くに出立したようでキノットさんの仕込みのお手伝いをしていた俺達は皆と会えなかったのだ。



「っと、その前にぃー! 分かりやすくする為に、女の子達の大きさや寸法を分けないとね」



 可愛い女子達の水着を創る上で、大きさや寸法は大事だからね。

 そう俺が毎回大浴場に入る度、知らないうちに取得した特殊能力。

 女の子の二つの膨らみの大きさや身体(カラダ)の寸法が分かる、いらないと思っていた能力である。

 まさか、役に立つ日が来るとは思わなかったよ。本当に……。

 では、お兄様方お姉様方メモのご用意を! 

 っと言っても、カップの大きさだけです。

 だって、女の子どうしでも正確な寸法を知られるのは嫌だよね? 

 ……カップも同じだろ! って突っ込んで来そうだけれど



「ウチ、幼女だから分かんないもん」



 と言って五歳の姿になったが、再び十五歳の姿に戻る確信犯のリリーであった。

 っと、長い余興はておきこれから本題に入る。

 Aは、五歳の葵、シルク、そして五歳と十歳のリリー……つまり俺だ。

 ……俺というのは違和感があるので、やっぱりリリーとしよう。

 Bは、十二歳のリリー……クッ! 俺だけか。

 Cは、十五歳のリリー、十二歳の葵、アザレアちゃん。

 ……この時点で、リリーの二つの膨らみが打ち止めとなった。

 でも、望みは捨てないよ! だって、葵のような事例が有るからね。

 俺は、十八歳の容姿に望みをかける。

 但し、管理者のレベルが上がったとしても十八歳になれるとは限らないが……。


 今までの事例から考えると、下位管理者になるまでが上限十歳に対して、下位管理者で上限が十二歳になった。

 そして、中位管理者になった事で上限が十五歳に。

 つまり、望みが有るかも知れないと言うことだ。

 おっと、話を戻そう。

 Dは、十五歳の葵、スミレちゃん、ウンディーネ、ブルメリアちゃん、そしてスノーなのだが最近二つの膨らみが大きくなってきているのでEとした方が良いかもしれない。

 まあ、でも普段はDという事でDなのだ。

 Eは、十八歳の葵、レモンちゃん、ユグドラシル、第二王女。

 Fは、クレマチス、王妃、ロベリアさん。

 Gは、カトレア先生。

 Hは、ライムお姉さん。……ライムお姉さん、一際大きいよねー。

 こうして勘考すると、Dが一番多いんだよな。


 今まで、モフモフな子しか興味が無いと思っていたのだが不思議と二つの膨らみだけは語っていても問題は無い。

 何故かは不明だが、やはりこの身体(ウツワ)の持ち主のコンプレックスに関係があるのでは無いだろうか? 

 女神サラの状態がまだ不明であるため、聞けないが……いや、やっぱり状態が分かっても人のコンプレックスは聞けないよね。

 スノーは現在、毎日俺の魔力を一定量使って自身の能力に近い大部隊を形成するために魔力を溜め込んでいるようだ。

 なので、大部隊形成にかなり月日がかかるとの事だ。

 スノー、もしかして魔力を溜め込んでいる場所が……いや、もう良いだろう。

 で、ここまでで分かった事はちっぱいな美少女戦士は少ないと言うことだ。


 ならば、ちっぱい代表のシルクには是非とも可愛い水着を着てもらいたいのだ。

 ちっぱいを隠す事ができる、可愛いフリルがたっぷりなティアードバンドゥビキニ! 

 でもシルクに、シリコンパットで少し増量するように言われそうだ。

 だって、レモンちゃんから貰った人形の服……胸の所に綿がいっぱい有るのだけれど、家でその服好んできているからね。

 家で着ても、皆には知られているのになぜなのかな? 不思議。

 アザレアちゃんには、少し胸元にボリュームを持たせて可愛らしさがあるフリルやフレアをあしらったオフショルダービキニが合いそうだな。

 エルフのハーフであるアザレアちゃんには、きっと可愛い系が似合うと思うしね。


 スノーとスミレちゃんは、フレアがクロシェになっているバンドゥビキニと、清楚系な透けているドレスがセットになったセット水着が良いかな。

 スミレちゃんは王女様で、スノーも肌が綺麗で顔立ちがまるで王女様みたいだしね。

 ブルメリアちゃんはヘルシーフェミニンなフリルやリボンが沢山付いたカットアウトバンドゥビキニで可愛さとセクシーさを見せると良いかな。

 男の獣人のように腹筋は割れていないし、きっと似合うと思う。

 レモンちゃんはタンクトップとボトムスに分かれているタンキニに、年齢に合った可愛いリボンとフリルが沢山付いていてる水着が良いかもね。

 顔はあどけないけれど、二つの膨らみはライムお姉さん譲りだからね。


 クレマチスちゃんは、胸元をクロシェ編みのフリルで隠したハイネックのビキニで下もクロシェ編みのフリルと可愛らしいリボンが付いている大人可愛い水着が良いかもね。

 クレマチスちゃんも、二つの膨らみが大きく主張しているけれど背は低い方だからね。

 カトレア先生は大人なので、セクシーな肌見せが特徴的なモノキニで前から見るとワンピースように見え、後ろから見るとビキニに見えるセクシーなデザインが良いかも。

 でも、可愛い縫いぐるみ人形を持つこともあるので上に透け感のあるワンピースとフレアスカートのような物を付けることができるスリーウェイ水着が良いかな。

 王妃と第二王女は視察でウインドウォーター王国に行くので、会ったときに考えれば良いだろう。


 ユグドラシルとウンディーネは魔力で肉体を形成しているので、二人には俺達の水着の中で好きな水着を魔力で作ってもらおうと思っている。

 でも、ユグドラシルが創ってほしそうだったのでサマーカーディガンでも創ろうとお思っている。

 魔力で形成した、水着の上に着れば問題ないしね。

 俺と葵は大きくなったり小さくなったり出来るので、その時に体型になった物を作成しようと考えている。

 そうしないと大きくなった時に、俺は成長度合いが少ないからどうにかなると思うけれど葵はポヨヨーンと出ちゃうからね。

 ロベリアさんはカトレア先生が水着を持っていると知ると、またカトレア先生に言い寄ってきそうなのでカトレア先生の色違いか、若しくはアニマルモチーフビキニでも良いかな。

 俺がそう考えを思い浮かべながら商店街に向かっていると、小さな路地に入る三毛猫が見えた。



「あっ! ねこさんだー」



 テケテケと走って路地を見ると、かなり細い事が分かった。

 どうやらここは、路地では無く家屋と家屋の隙間のようだ。

 幼い子供位しか入れないかなり細い隙間なのだが、俺なら入れる。

 俺は十五歳から五歳に変更して、その隙間に入っていった。

 隙間の奥に三毛猫が見えたので、撫でに行こうとするとお母さん猫のようで子猫が沢山いた。

 母猫は痩せていなかったので、恐らく近くにある商店街の誰かが餌を与えているのだろう。

 そして、子猫が我先といった風に母猫の母乳を飲んでいた。

 でも、その中に一匹だけ痩せこけて足を負傷していた子猫がいた。

 ヒョコヒョコと歩いて、母猫の母乳を飲もうとするが他の兄弟姉妹から外に追いやられ飲めずにいた。

 足の傷の状態から判断すると、親猫と逸れた時にでもカラスなどの大きな鳥に突かれたのかもしれない。

 その子猫の傷を見てあげようとすると、



「シャー!」



 と言って、母猫が威嚇した。

 しかし俺は、その子猫のことが気になり近づいて行くと母猫が猫パンチをしてくる。

 でも、俺には威嚇も猫パンチも効果は無い。

 なので、母猫が猫パンチや噛みつき攻撃をしてくる中その子猫の傷を回復魔法で回復させて元気にさせてあげた。

 すると、母猫も俺が害を与える者ではないと分かったようで先ほど噛みつき攻撃をしていた所を頻りに舐めてきた。

 猫の舌はザラザラしているので、傷があると痛いと思うのだけど母猫のお礼だと思って俺はザラザラの舌で足を舐められていた。

 その舌は、痛いというか寧ろ擽ったかった。



「アハッ! 猫さん、擽ったいよ」



 他の子猫も俺に戯れて来たので地べたに女の子座りをして、子猫の柔らかい毛をフニフニ撫でていると路地裏に血相変えて男が駆け込んできた。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

誤字脱字をご報告下さる皆様方も、本当に感謝致します。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

シルク「リリー、ちょっと」

リリー「シルク、何ー?」

シルク「だから、ちょっと耳をかして」

リリー「良いけれど……やっぱり?」

シルク「リリーなら、簡単に出来るでしょ?」

リリー「でも偽乳は……」

シルク「ちょっと、リリー声が大きいわよ」

リリー「でも、今回はスレンダー体型の方が可愛い水着なの。だからね、

    パット無しにしようよ」

シルク「いやよ! パットは最低七枚」

リリー シルク、それ盛りすぎ……

    シルクの説得に、丸二日を要したリリーであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。