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46.フラグは回収しときましょう

 やって来ました封印場所?


〔これぞ正にダンジョン!〕


 正統派?洞窟ダンジョン!


「俺がいたのはダンジョンではないと?」

〔正統派っていえる?〕

「………それを言われると辛い!」


 後半?遊んでたもんね隼人。


「町起こしにダンジョン?」

「封印を確認して、問題なければ」

〔異世界の定番よね。町起こしダンジョン♪〕

「地球生まれで良かったってこう言うとき、つくづく思うわ……」

「はははは………」


 芽衣のコメントに隼人の棒読み笑い。

 器用だわ。


「行くか」


 そしてディルク先輩のスルー力が上がっていくと。

 もはや定番!








〔………どうしてダンジョンの中って灯りも無いのに薄暗いのかしら?〕


 ダンジョンの七不思議!?


「壁が発光しているから。常識だよ?」


 カイに常識を指摘されるなんて!屈辱。


「なんか今、俺のことバカにしなかった?」

〔気のせいよ?〕


 カイの癖に鋭いじゃないの。


「………絶対、違うこと考えてるだろう?」

〔ギクッ!?〕

「…………まぁ。いいけどさ………」


 カイも最近、スルー力が付いてきたわね♪

 善きかな善きかな。



 そうそう今日は洞窟ダンジョンだから、少し装備が違う人がいるので編成もそれに併せて変わってます。


 例えばディルク先輩。

 盾を外して両手にゴツい籠手。

 この籠手には私の魔石が組み込まれてて、戦闘中に魔力を流すと半透明な盾が扇状に展開されるって仕様になっている。


 どうも隼人とこんなのがあったら便利と思われる異世界あるある?というか、ラノベあるある?を話してたら生んだみたいです。


 隼人にさすがチート鳥っていわれるのは、最近のお約束。


 カイはいつもの長槍だと取り回しが難しいから、短槍で後方に下がってるけど殿はリアン。


 やっぱり魔法で大火力は殿向け?


 私は今日は鳥籠から出てリアンの頭に乗ってます。

 ホムラは隼人の頭の上。

 なんだかんだと気にいってるのかな?









 封印されてただけに魔物がてんこ盛りです!


〔同じ盛り盛りならお宝希望!!〕

「ホノカちゃんの意見に一万点!!」


 軽口でも叩いてないとやってらんないわ!


〔ルカ!この先、左に隠し部屋。室内には魔物なし!〕

「いつも思うのですが、このパーティーに私のいる意味ってあるんですか!?」

〔大丈夫!私に分かるのは場所だけだから!〕

「………仕掛け解除してる間、お願いします」


 うん。このパーティーのメンバーに必須なのはスルー力よね(笑)






「解除成功。開けます」


 一番にルカが飛び込んで内部の罠を潰し、次にアラン・芽衣・カイの順に室内へ。


「先輩!」

「心得た」


 阿吽の呼吸?

 リアンが声をかけただけでディルク先輩には考えが分かったみたいで隼人の首根っこを捕まえて室内に飛び込んだ。


 直後にリアンの大火力魔法が炸裂!


〔どんだけー!〕


 廊下にひしめいてた魔物を一掃出来たと思ったのも束の間、再びわらわらと集まってくる。


「切りがない!」

「とにかく入れ!」


 ディルク先輩に引っ張られてリアンも無事、室内に。


〔どうするの?このままじゃ出れないよ?〕

「万一の事態に備えて入口に転移陣は設置してある。リアンの魔力なら問題なく全員連れて飛べるはずだ」


 やるじゃないアラン!


「…………その必要は無さそうだぞ。あそこを見てみろ。ここが目的地で間違いないだろう」


 目的地?

 ホムラの言葉で部屋の奥へ目を向けると、氷付けの全裸の女性!


〔リアン!見ちゃ駄目よ!!目が腐るから〕


 頭から飛び降りてリアンの顔面にビタンとばかりに貼り付けば


「男共、回れ右!!」


 芽衣の号令に素早く後ろを向いたのは隼人とディルク先輩。

 遅れてアランとカイも後ろを向いた。


「ホノカ。僕も後ろを向くから」

〔大丈夫よリアンは私が守るから、その代わり私が言う通りの魔法を使ってちょうだい〕


 魔女っ子のド定番の衣装チェンジ魔法を開発しといて正解だわ!


 私のイメージを受けてリアンが氷付けの女性に向けて魔法を発動すれば、氷はそのままに中の女性は無事、魔女っ子に早変わり。


「ホノカ。さすがにこれは可哀想じゃない?」

〔全裸よりマシ!〕

「だからといって………」


 スパンコール盛り盛りのドピンクドレス。

 デザインは趣味悪いの一言に尽きるゴテゴテでコテコテ。

 青少年達を堕落させる悪女なんか、これで充分よ!


『うわー。容赦ないな~』

〔ホルディア様。こんな痴女に情けは無用よ!〕

『まぁ確かに。封印した時はちゃんと服を着せてたのに、いつの間に脱いだんだか』


 腐っても女神?

 裸族で痴女の女神なんて最低!!

 世界が許しても私が許さないわよ!!!

 プンプン!


『………そうだね。こいつは反省する気がないみたいだから………』


 室内にギルティコールが響きわたり氷付けの元女神の体は6つのパーツに別れ、この世界生まれのパーティーメンバーに割りふられた。


 なぜか私にも。


『ありゃ?いつまでも若々しいお肌って……加護って言えるのかな?まぁ仕方ないか。これで美の神はネイサルディアが完全に兼任することになったから、ホノカに新しい加護として美容関連のレシピ作成が可能になったからね♪』


 ああ、はい。分かりました。


「ホルディア様。このダンジョンは、今後どうなるのですか?」


 このままだと魔物マシマシ過ぎて攻略出来る人いないと思うの。


『……う~ん………それは僕の管轄じゃないからな………トルディアが何とかすると思うよ?』


 そうよね。ホルディア様は遊戯神なんだから、ダンジョンとか魔物は管轄外よね。


『罠は僕の管轄だけどね♪』


 それはそれは。


 では是非とも定番の大玉?転がしと一方向へ滑る床に剥がれて飛んでくる床板なんかも宜しく。


『うわ!何それ面白そう♪他には他には?』


 後日、隼人とアイデア出しあって提出しますからこのダンジョンの調整よろ!


『任せて!』


 あとはホルディア様に丸投げして、無事にダンジョンを出たのでした。


 メデタシメデタシ。








「結局、町起こしダンジョンになったね」

〔そりゃどう考えてもマリンスポーツは無理があるわよ。どうしても流行らせたいなら、先に水着から着手するべきでしょうね〕


 あとはウォータースライダーの仕掛けをダンジョンの中に造るとか?

 着衣のままでも風邪をひかないように、仕掛けをしておけばウケるかもね(笑)


『おお!楽しそう~』


 相変わらず暇ゲフンゲフン……耳ざといホルディア様によって、セラーンの町の新ダンジョンはホルディア様からの挑戦状ってタイトルが付けられ連日、大にぎわいだそうです。


 結果オーライ?

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