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大変、遅くなりました(T-T)

間違いを見つけたので修正しました。

朝一でド修羅場です。


「ホムラ。焼鳥とフライドチキンとチキンステーキのどれがいいか選ばせてやろう」

「………それがワザワザ部屋まで運んでやった者に対する礼か?次代の勇者候補は礼儀も知らんのか?」

「あぁ!」

「なんだ!」


どこのチンピラ?って会話に私は素早くハリセンを取り出す。


〔くだらない仲間割れしてる場合じゃないでしょうが!〕


スパーンと小気味いい音をたてて命中したハリセンにうずくまる一人と一羽。


「くっ!……二刀流だと?」

「…………ホノカ……雛鳥キックより痛い……」

〔だまらっしゃい!リアンはとっとと朝食の準備。ホムラは無駄だと思うけど偵察に出なさい!〕


文句言ったりしたら再びハリセンいれてやるって言ったらあわててリアンはキッチンにホムラは窓の外へと飛び出した。

不死鳥の能力の一端って言われたけど窓を開けなくても素通り出来るって幽霊みたいよね。











朝食中に嫌ってほどモフられイチャイチャしたおかげでなんとかリアンの機嫌も治ったので出発です。


相変わらずの密林にちょっとうんざり。


「痛い!」

「うぉ!なんだ?なんだ?」


えっ?えっ?何がどうしたの?


突然ばらばらと落ちてきた木の実に右往左往するみんな。


「敵か!?」

〔マップには何も無いわよ〕

「罠か?」

〔それも無いわね〕


何が起こってるのか分からないけど、とりあえず木の実攻撃から逃れる為にリアンにお願いして物理攻撃無効のシールドをはってもらう。


〔イメージは傘ね〕

「カサ?」


ちょっとちょっとまさかと思うけど傘も無いの?この世界。


〔………雨の日に使う……道具……なんだけど〕

「雨が降った時はフード付きのマントとかで対処するのが一般的だ」


ホムラの説明によるとどこで魔物と出会うか分からないから、常に手は武器をとりやすいように空けておくのが当たり前で傘なんか持っていられないって。

うん。納得。

ホムラは他の世界にも行った事があるので知ってるけど、この世界の住人には理解出来ないだろうとも言われたわ。


それを聞いた隼人が地面に傘の絵を描いてリアンに説明すると、すぐに理解したリアンが私達の上に半円状のシールドをはってくれた。

はーやれやれ。

私とホムラは鳥籠の中だからノーダメージだけど、他のみんなはけっこうダメージ受けたみたいでリアンに回復魔法を頼んでいた。


よく見ると全部の木から木の実が降ってる。


〔………動物?………〕


ダンジョンには居ないか。


マップに何も無いって事は自然現象?







どうやら自然現象だったみたいでしばらくしたら木の実が落ちてこなくなった。

これで出発出来るって思ったら地面の上には大量の木の実。しかもトゲトゲ。


〔………隼人。これって………〕

「確認してみるからちょっと待ってくれ」


隼人は器用に足でトゲトゲの着いた木の実を解体?する。


「ホノカちゃん!当たりだ!」

〔やったー!今夜は栗ご飯だ!〕


お米はしっかりリアンの飛んでも空間じゃなかった特殊空間に入れてあるから大丈夫!


〔わーい栗拾いだ。栗拾いだ♪〕


鳥籠から出して貰って隼人が剥いてく栗を虫食いが無いか確認してから特殊空間に仕舞っていく。


はじめは何をしているのか分からないって顔で見てたみんなもリアンがすぐに理解して動き出したのをみて、ディルク先輩の指示で栗拾い組と周辺警戒組に分かれた。

私はセッセと栗拾い。


途中アランが栗のイガで怪我をするというハプニングがあったけど、大量の栗にホクホクです。


〔リアン。レシピ入れといたから宜しくね♪〕

「クリゴハンだね。分かったよ」


ニッコリ微笑んで請け負うリアン。

うん。やっぱり次代の勇者候補は女子力高いわ(笑)








微かな傾斜を確認しながらの前進は時間もかかるし精神的にもけっこうくる。


だからか魔物が出ると八つ当たり?ってぐらいにみんなでボッコボコにしてる。


適度に鳥籠から出して貰ってリアンの機嫌をとらないと密林が焦土と化しそうで怖い!









ちょっと時間はかかったけど26階でランチタイム。

ピヨピヨソングだとクールタイムが長いし、拓けた場所も見つけたからコテージを出してのんびりランチ&食休み。

ついでに今晩の下ごしらえ。


いやマジで女子力高いって( ̄▽ ̄;)


これは是非、モンブランとか栗きんとんとか栗蒸し羊羮とかも作って欲しいわ♪

オーソドックスに焼き栗とか甘栗もいいわね。

う~ん。あと何があったかな?

どうやら前世の私はリアンよりも女子力低かったみたいで、パッと思いつく料理が少い。


新作なんて考えもつかないから、レシピはギルドに売って誰かに発展してもらいましょう!

うん。いわゆる丸投げね(笑)


食休みは作戦タイムとも言います。


この階層で出会った敵を書き出したり、効率のいい進軍方法なんかを話し合ってます。


うん。私にはちんぷんかんぷんです。

だから真面目な顔で会議してるリアンにモフられてウトウト。

気がついたら鳥籠に戻ってたわ。


《ここは………》

《起きたか?よく眠ってたな》

《う~ん………うん?………28階?………えっ!なんで》

《それだけ寝てたって事だ》

《嘘!みんなは大丈夫?怪我とかしてない?》

《ルカが張り切って警戒してたから問題ない。この階は罠も宝箱もないからな。久しぶりの索敵に腕がなるって言ってたぞ》

《あう!そうね。私ったらいつもルカのおかぶを奪ってたのね……》

《あー………多分、ルカは気にしてないと思うぞ》

《そうかな?》

《罠解除だけに全力で挑めるから楽だって前に言ってたからな》

《そっか♪良かった良かった》

《………………単純で可愛いな……………》

《なんか言った?》

《別に》

「ホノカ起きたなら僕とお話ししようね」

〔あらリアン。戦闘終わったの?〕

「終わったからおいで」

〔はあーい〕


起きた時にちょうど戦闘してたからホムラとピヨピヨ語でお喋りしてたんだけど気に入らなかったみたいね。


鳥籠から出てリアンのご機嫌とりに全力を尽くす(笑)


〔今日はこのままボス部屋に行くの?〕

「う~ん……先輩どうしますか?」

「そうだな………今、何階だホノカ」

〔28階よ〕

「そうか。アランが少し体力的にバテてるからコテージを開けそうな所を見つけるだけで今日は止めよう」


あら本当。アランの顔色が土気色一歩前って感じになってる。

そうとうヤバイわね。
















コテージが開けそうな場所を探しながら進んでいたらボス部屋前に到着。

アランが無理無理って言いながら撃沈。


幸い?ボス部屋前は拓けた場所だったのでコテージ出して休むことに。


まぁ休むっていってもベッドだけでなくソファーも椅子もないからマントを畳んで枕がわりにして、ごろ寝ぐらいしか出来ないんだけどね。


リビングでごろ寝してる姿は休日の疲れきったお父さんって感じ。

言ったら絶対に怒られるから言わないけど、きっと地球組はおんなじこと思ってるんだろうななんて(笑)






夕食はしっかり栗ご飯でした♪

しかもデザートにモンブランまで!


うん。飼い主じゃなくて嫁に欲しい。


もちろん神様達にも御供え忘れません。


ミルディア様からは他の栗メニューも要求されたけど、次回のお楽しみに♪って言ったら『待ってるわ』って語尾にハートマークついたメッセージカードが届いた。


リアンは一瞥しただけで⌒ヾ( ゜⊿゜)ポイッって!

ちょっと神様からのメッセージをそんな風に扱ったらダメよ!


あわてて拾って羽で丁寧に皺を伸ばしてたら羽から熱気が………


うん。火の鳥だけに羽アイロンって………


なんかどう突っ込んでいいのか分からない能力が手に入ったわ( ̄▽ ̄;)

使い途あるのかしら?








「………朝っぱらからボス戦はないと思う……」


目の前の扉を睨んでも消えないわよ隼人。


「体力、魔力も充実してる状態で挑めるなど、そうそうあるものではない。むしろ幸運と思って挑むべきだな」


ディルク先輩の前向き?な意見に隼人とアランが撃沈したけど、どうせボスは倒さなきゃいけないんだから覚悟を決めろとホムラが言いそうな台詞をリアンの口から聞くと違和感が!

これは成長してると取るべき?


全員が覚悟を決めた所でルカが扉を開くと同時にリアンとアランの魔法攻撃が炸裂。


入る前から敵の正体とか位置とか分かってたから出来た戦法です。

卑怯?何それ何処の名物料理?





















〔お疲れさま~♪〕

「魔力がまだ残っている………レベル上がるって素晴らしい……」


なんか変なポイントで感動してるアランは無視よ無視。


〔オークジェネラルって以外に弱いのね〕

「先手とれたからだと思うけど……」

「まさか魔法にあんなにも弱いとは思わなかった」

「…………二人が先手で放った魔法のおかげで周りにいた雑魚は軒並み消えていたから、楽だったな」


そうね。アランの意外に高火力の火焔魔法とリアンの風魔法の合体技で範囲拡大した魔法で、狭い室内じゃ逃げ場なんてないから一方的に終わったって感じよね。


まぁそれはいいとして今回のお宝が今までと違いすぎて、思わず責任者出てこいって言いたくなる代物でした。


〔………なんでダーツ?〕

「……………旅?それとも車名を連呼すべき?」

「何よそれ」

「バラエティー番組なんだけど芽衣は見て無かったか……」


あっちの会話に混ざりたいけど、景品の方が気になったからダーツの的をリアンと見に行ったら一番大きな的には調理器具一式って書いてあった。


〔全体の半分しめてるってどんだけこれを当てさせたいのよ!〕

「別に調理器具には困ってないんだけど……」


確かに!


「俺はこれが欲しいな」


一緒に的を見てたカイが指さしたのはベッド。パーティー人数分って破格?のせいか凄く的が小さい。

的を10等分するとわずか10分の1。

残りは10分の2づつで応接セットかダイニングセット。

内訳は応接セットは3人がけのソファー×2と一人がけの椅子×2にテーブル。あとお茶を運ぶワゴンと、なんて言うのか名称は知らないんだけどアフタヌーンティーなんかで使うお菓子とかのせるタワーみたいなやつが付いてくる。


ダイニングセットはダイニングテーブルに椅子×8。

パーティーメンバーは7人だけど奇数より偶数のほうがシックリくるし、まぁ予備があっても困るもんじゃないしね(笑)

写真付きだったから皆にも分かりやすくて、どうせなら応接セットが良いよねって。

床に座って食事するのは野営で慣れてるし応接セットで食事しちゃいけないなんてルールもないしね(笑)


ダーツの矢は1本。

外した場合は補助券が貰えて3枚たまると矢1本と交換って………

なんか割りにあわない。


ここは一番運が高くて的までしっかりダーツを飛ばせるだけの筋力ある人!って隼人が主張したのと、やっぱりこういうのは勇者がやるべきだと謎の主張をしたホムラによってリアンが投げる事になりました。


「一番狙いはベッド!次点は応接セットでお願いします」


だから芽衣。私にお祈りしてもご利益なんてないわよ?


「芽衣。そこはリアンを拝むべきじゃないか?」


隼人もそう思うわよね。


「何を言ってるのよ!リアンのやる気スイッチ押せるのはホノカだけなのよ!私がリアンに直接、頼むよりホノカ経由で頼んだ方が絶対!当たる確率上がるに決まってるじゃない」

「確かに!ホノカちゃんお願いします」


ちょっとちょっと。止めてよ!

みんなして私を拝まないでよ!


〔リアン~〕

「…………ベッド………欲しいな………ホノカは?」


ああ、うん、なんかスイッチ入ったみたいね。


〔ベッド1択で。頑張ってね♪〕

「任せて」








そして見事にリアンは10分の1の的のど真ん中に当てたのでした。


リアンのやる気スイッチって半端無いわ( ̄▽ ̄;)


やっとベッドが入って少しは居住性アップです(笑)

男部屋はベッドが5台も入るから、さぞや狭い事でしょう( ̄▽ ̄;)

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