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すいません!遅くなりました(T-T)
ボス部屋二泊目(笑)
今日こそは先に進みましょう。
って事でみんなで入手したマスクを装備。
罠感知に鼻を使っているルカには不評だけど、私のマップには罠も表示されるから問題ないといえばない。
まぁ表示できるのが目視出来る範囲だからルカの探知能力の方が試練の迷宮ではお役立ちなんだけどね。
準備万端整えてイザこの迷宮初の階段を上ります。
「…………ガラッと雰囲気が変わったな……」
「そうですね」
「これぞ迷宮!」
確かに!
階段を上ったら今までとはまるで違う、いかにもダンジョンな造りに驚く。
ディルク先輩の呟きにリアンが同意して隼人が楽しげに追従する。
でもこれって………
〔次の階段はどこかしらね?〕
「部屋数多そうだな」
ホムラの言う通り部屋数がかなりありそう。
マップの表示範囲から想像するに古きよきゲーム時代によくみたダンジョンって感じで、マップが無かったら迷わず迷子一直線みたいな?
一応、マップのおかげで罠とか敵とか宝箱の位置はわかるけど目視出来る範囲だから当然、室内は不明。
階段がどこにあるのか分からない現状としては一か八かで開けまくるしかない。
ところで…………
〔階段無くなったわね〕
「えっ!あっ、本当だない!!」
私の言葉に素早く反応したのはカイ。
階段のあった所がただの壁になっているのに驚いて壁を撫でたり叩いたりしてる。
「…………特に罠はないようです……ただの壁になってますね……」
さすがはシーフのルカ。
冷静に壁になった所を調べて淡々と報告してくる。
「一方通行とはな」
「まぁ確かに安全なボス部屋キープしたまま攻略出来たら試練の名が泣くわな?」
「…………いつまでもここにいても仕方ない。先に進むぞ。各自、警戒を忘れるな」
アランが言えば当たり前だなと言わんばかりに隼人が答える。
そしてディルク先輩の激にみんな気を引きしめて進みだした。
先頭はルカとアラン。
鳥籠持っているのがアランだから少しでも目視の範囲を拡げる為に先頭を行くけど、敵を感知したらすぐ後ろにいるディルク先輩とチェンジです。
並び順はルカ、アランの次がリアンとディルク先輩。
リアンは私から離れ過ぎるとストレスで勇者候補から魔王候補にシフトチェンジしてしまうから(笑)
その後を芽衣が歩き、隼人とカイが後方警戒。
こういうダンジョンは狭い道幅が多いし、この階はアンデッド系の魔物が出現するみたいだから壁から急襲されるのを防ぐ為にも真ん中でまとまる様に歩いてるから、歩みは遅い。
〔アラン!後ろに下がって。壁から出てくる〕
すぐにディルク先輩と位置代えをして全員が戦闘態勢を整えたとたんに壁からわらわらとゴーストが出現。
うん。ハロウィンなんかでよく見かけるシーツ被ったやつね(笑)
アンデッド系の魔物に有効な剣技を持ってるディルク先輩とリアンの連携でバッサバッサと切られては消えていく。
〔…………素材………あるんだ………〕
ゴーストなんて何も残らなそうなのに一応あるのね( ̄▽ ̄;)
でも全部が全部って訳じゃなくて運が良ければ入手みたいな感じで、倒した数と合わない。
「何を入手した?」
私の一人言に食い付いてくるアラン。
うん。一人言に念話使ってたね。そういえば(笑)
〔魂玉で分かる?〕
「…………聞いた事がないな……」
〔えっとね………亡者の魂が玉の様に固まった物。これ一つでは何の役にもたたないが、上手く使えば○○○が出来る…………かも知れない。ですって〕
「なんだ?その説明は」
〔鑑定の結果〕
○○○って蘇生薬かな?
まぁ○が3個だからって3文字とは限らないんだけどね。
なんにせよ新しいアイテムゲットだぜ(笑)
「つ、疲れた………」
歩き出してはや3時間。
戦闘もしながらだから余計に疲れるわよね。
「少し先に見える扉を開けたらホノカのピヨピヨソングで休憩しよう」
そうね。同じ休むなら廊下より室内よね♪
ディルク先輩の言葉にみんな何とか気力を振り絞る。
とは言え体力のないアランはバテバテだし、隼人と芽衣は精神的に限界みたい。
ホラーゲームと違ってリアルはキツいわよね。
私?
超安全な鳥籠の中にいるだけだから、さしてキツくはないわね。
危惧してた臭いも鳥籠の隠し機能が発動したらしく爽やかな空気を満喫しております(笑)
「開けます。準備はいいですか?」
扉を開けるのはルカの役目。
一番素早いルカなら開けたと同時に襲われても回避出来るから。
芽衣とアランは扉からなるべく離れて待機。
開けて一番に飛び込むのは防御力の高いディルク先輩と回避力の高いリアン。
次いで隼人とカイとルカ。
芽衣とアランは左右の通路を警戒。
狭い室内で飛び道具や魔法は同士討ちする可能性が高いからね。
ルカが扉を少し開ければ魔物探知が素早く反応。
〔スケルトン3体とスケルトンナイト2体〕
「了解!」
あらかじめ敵が分かるって便利よね♪
連携もバッチリ決まってものの数分で片がついたわ。
「室内に罠はありません」
〔…………私の方も大丈夫よ♪〕
では。いっちょ景気よく鳴きますか(笑)
ピヨピヨソング(セーフティゾーン)のおかげでゆっくり休む事が出来たけど、まだ次への階段が見つからない。
「…………参ったな………最低でも今日中に2~3階は上りたいんだが………」
「そうですね。さすがにこんな陰鬱な場所で何度も野営したくないですからね」
「マスクしたまま寝るって………これも試練のうち?!」
「さすがにそれはないだろう?………………というかないと思いたい………」
ディルク先輩の言う事も分かるしリアンの気持ちも分かる。
隼人とカイの気持ちも分かる……かな?
〔鳥籠ラクチン♪だからリアン。出したら怒るわよ〕
「うっ!!」
休憩中はなるべくリアンにモフられる様にしてるけど、せっかく快適な鳥籠にいるのに腐った臭いなんて嗅ぎたくないわ。
「一刻も早く階段を見つけてボスを倒す!」
不純な動機でリアンのやる気スイッチが入った(笑)
さすがは勇者候補と言うべきなのかやる気スイッチの入ったリアンは凄かった( ̄▽ ̄;)
アッと言う間に階段を見つけまくり、なんと一気にボス部屋まできてしまいました!!
「あり得ねー!」
うん。隼人が叫びたくなる気持ちよく分かるわ(笑)
「これでやっとこの鬱陶しいマスクから解放される……」
本当に嫌だったのねルカ。
「どうかボスがゾンビじゃない様に」
ちょっと芽衣。私に祈ってもご利益なんかないわよ!…………ないわよね?
「ボス部屋の前で阿鼻叫喚ってどうなんだ?」
アラン。こう言うのは阿鼻叫喚って言わないと思うんだけど?
「…………ホノカ。中の敵は分かるか?」
ディルク先輩はどこまでも真面目ね。
〔………今回のボス部屋はダメみたい………何が違うのかしらね?〕
「今まで部屋の中が分からなかったのにボス部屋だけ見えるのは変だろう?おおかた理由はそんな所だろう」
ホムラ。それは分かっていても言っちゃいけない事よ。多分(笑)
「ここまで来たんだサクッと倒して休むぞ!」
ちょっとちょっとカイ。本音が駄々漏れよ。
「ボス倒した後にボス部屋内の空気が入れ換わるといいがな」
ホムラ!変なフラグ立てないでよ。
リアンの怒りスイッチが入るでしよ!
「…………入れ換わらないなら入れ換えてやるだけだ!」
ああ、遅かった。
完全に怒りスイッチ入ったわ( ̄▽ ̄;)
ボス部屋へは全員で特攻です。
「イヤー!ゾンビがゾンビが」
うん。やっぱり私に祈ってもご利益なんか無かったわね。
ごめんね芽衣。
「芽衣!落ち着けゾンビなんか気にするな!!スケルトンだけ見て倒せ」
隼人の激に気を取り直した芽衣が矢に聖属性を付与して放つ。
室内はスケルトンとゾンビの群れ。
しかも今まではちょっと不気味なだけの部屋だったのにここは墓地フィールドになっていて、入ったとたんに扉も壁も消え失せた。
うん。さすがは試練の迷宮。
嫌がらせも半端ない?
「くそ!墓石が邪魔で槍が使いにくい!」
「みんな下がって!試しに爆裂魔法を使ってみる」
リアンが呪文を唱えると正面に大きな火の玉が!
「吹っ飛べ!」
それ呪文ですか?
ドカーンという凄い音とともに火の玉が弾け飛ぶ。
そこを空かさずアランが風の魔法で土煙とかを吹き飛ばし視界が開けてみれば………
〔墓地が更地になってる!〕
「普通、ダンジョン内のオブジェクトは破壊不能のはずなんだが………」
〔さすがは歴代最強の勇者候補って事でどうでしょう?〕
「……………それしか言い様がないな………」
ホムラも呆れるリアンの怒りスイッチでした(笑)
更地になったおかげで戦闘が一気に有利に。
それというのも倒しても倒しても地面からわらわらと、わいて出てきたゾンビとスケルトンがピタリと出てこなくなったのです。
〔…………更地。よく見ると土も無いわね………〕
「どうやらダンジョンの床スレスレまで吹っ飛ばしたようだな」
〔…………今夜も添い寝決定ね………〕
「たまには俺とも添い寝してくれ」
〔嫌〕
「何でだ!」
〔…………何となく?〕
「夫婦なんだから添い寝ぐらい」
「誰と誰が夫婦だって?!」
〔あらリアン。戦闘は…………いつのまにか終わってるのね……〕
ホムラとお喋りしてる内に終わってたみたい。
墓地フィールドだったのも解除されてただの部屋に戻ってる。
「あっちー!マスクしてると暑いわ息苦しいわで最悪…………おー!!空気がうまい」
我慢出来なくなってマスクを外した隼人の言葉を聞くなり、みんなしてマスクを外して寛ぎだした。
もちろん私も鳥籠から出てリアンとイチャイチャ♪
主従のバカップルですが何か?
「ボス部屋のお宝は何だったんだ?」
あらやだ。もう宝箱開いてるわ。
ホムラが言わなかったら忘れる所だったわ。
「魔道具のコテージ」
〔コテージって事は………〕
「説明文によるとコテージ展開中はホノカのセーフティゾーンみたいな効果が発動して安全に休める。しかもコテージが展開出来る広ささえあればいつでもどこでも使用可能」
「やったぁ♪」
「リアン。使ってみようぜ」
「そうだね」
リアンの説明に万歳してるのは芽衣。
早く早くとカイが急かしてみんながワクワクする中でコテージ展開すると………
「…………すっげえ………」
まさにコテージ!正統派のコテージ!!
一泊おいくら?って聞きたくなるぐらいにザ・コテージ(笑)
思わずもれた隼人の言葉にみんな激しく同意する。
〔リアン!リアン。一番に入りましょうよ♪♪〕
テンション上げ上げでオネダリすればリアンもいそいそとコテージを開けてくれる。
〔うわー外観と合わない造り……〕
見た目は2階建てみたいなのに中は2LDK?
「………成長していくタイプみたいだ」
何ですかそれ?
「ダンジョン産の魔道具によくあるタイプだよ。鳥籠も成長したでしょ?」
あれ成長って言うの?!
「とりあえず部屋は2部屋あるから男女別で良いわよね?」
「………男子部屋は少しでも大きい方をお願いします」
「………………部屋の大きさは同じみたいです」
「マジか!」
「家具はないみたいね。トイレがあるのは助かるけど」
「お風呂は無いんですね。バスタブ置けそうな部屋も無いですし………」
「コテージって庭付き?」
「テント一つ張るぐらいなら大丈夫だと思うよ?」
「それじゃまたテント張って簡易風呂かな」
2LDKトイレ付きをはたしてコテージと呼んでいいのか?
まぁこれからの成長に期待しましょう(笑)
次回は頑張って日曜日に投稿します。




