↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
22/54

20

気がついたら約一ヶ月……

サボり癖がついたかも( ̄▽ ̄;)

「芽衣!無事か!!」

「隼人のバカ!!」

「おふぅ!」


宿屋の部屋を開けるなりベッドに座っていた芽衣に駆け寄った隼人は同じように駆け寄った芽衣にラリアット喰らって撃沈した。

芽衣って強い?!


「私を置いて今までどこほっつき歩いてたの!」

「ご、誤解だ……」


今度は襟首捕まれてガクガク揺さぶられている。


《ホムラこれが尻に敷くって言うのよ》

《そ、そうか激しい愛情表現だな》

「ちょっと!今、陰口たたいたの誰?!悪口なら正々堂々と言いなさい!!」

「陰でこそこそ言うから陰口って……」

「何か文句ある?!」

「無いです!!」


芽衣ったら本当に強いわ。

助ける必要なかった?


「所でここは何処?この人達は誰?隼人との関係は?!キリキリ白状しなさい!!」

「く………苦し………」

「せめて首を絞めてる手を緩めろ。それでは話どころか息も出来ないぞ」


呆れてホムラが声をかけたら芽衣の動きが止まった。

けど首を閉めてる手はそのまま。


〔芽衣、手を放して!せっかく助かった隼人を殺す気?!〕

「何!?今の声………………」


今度こそ芽衣は手を放した。

驚いて。


〔隼人!大丈夫?息してる?〕

「ゲホッ!…………ゴホッゴホッゴホッ………それを言うなら………生きてる?………だろう……ゴホッゴホッ」

〔息してれば生きてるんだから一緒でしょ?〕

「………なんか違くねぇ?」

〔一緒よ〕

「………ああ……うんまぁ………一緒………かな?…………」

「一緒だ。ホノカが言うのだから間違いない」

「出たなバ飼い主」

「飼い主じゃない!召喚主だ!!」

〔はいはいそこ!喧嘩しない。芽衣が驚いてフリーズしてるじゃない〕

「フリーズしてる?………こう言う状態の事?」


カッチーンと言うかカッキーンと言うべきか。先程から芽衣は微動だにしない。

さすがに息はしてるわよね?瞬きもした方が良いと思うわよ。目が乾くと痛いから。


「…………氷付けになったみたいに動かないからフリーズか?!上手いな」


なんか感心してる人と言うか鳥がいるけど本当の意味は隼人と芽衣にしか分からないでしょうね。

あながち間違ってないから良いかな(笑)


「鳥が………流暢に喋る鳥が……夢?」

「喋ったぐらいなんだ?魔法も使えるぞ」

「夢よね?!隼人」

「現実だから!首を閉めようとするな!!確かめるなら頬をつねろ」


多分、自分の頬をつねろって意味で言ったんだと思うけど、芽衣は隼人の頬を張り倒した。

うんパーンって物凄く良い音がした。

痛そう。


「………お前はなんでそうなんだよ!てか俺の頬をつねるんじゃなくて張り倒すって意味分かんねぇから!!」

「つねるより確実でしょ?」

「小首傾げても可愛くないから!」

〔可愛くない?〕


リアンに向けて小首?傾げて見せたら「ホノカは何をしても可愛い」ってバ飼い主発言貰いました。

うんリアンの通常運転は和むわ(笑)


「そろそろ落ち着いたか?」

「夢じゃないの?」

「残念ながら現実だ」

「………ここで目が覚めるまで……なんか……現実感薄いっていうか……夢の中みたいな……」

「詳しい事を話す前に頼みがある」

「何?」

「飯食わせてくれ!腹が減りすぎて目眩が……」


突然、ガクンと崩折れた隼人に芽衣が悲鳴を上げた。


「シリアス展開台無し!!」


え~っと……

どうやら芽衣にはまだ現実感薄いみたいです( ̄▽ ̄;)






隼人もだけどみんなもお昼食べ損ねていたからちょっと遅いランチタイムって事で宿屋の一階で営まれている食堂にやって来ました。


〔何日間も食べてない隼人には重湯の方が良いんじゃない?〕

「重湯!?そりゃ胃腸的にはそうかもだけど………」

「………仕方ない。俺が手を貸してやる」

〔手を貸すって何をするのホムラ?〕

「身体強化で胃腸を強化すれば問題ないだろう?」

「さっきっから言ってるイチョウって何だ?」

「お腹の事だ」

「へー異世界じゃ腹の事をイチョウって言うんだ」


魔法で体の不調とかもある程度は治せるこの世界では当然、人体解剖なんてする人はいない。

さすがに死者蘇生は無理みたいだけど、自然治癒力を向上する魔法があるから病気以外ならわりとなんでも治るみたい。

病気の時は使わないようにって世界神様から言われてるんだって。

異世界生まれの世界神様には癌の知識もあるわけで、治癒力向上したら逆に癌細胞が活性化しちゃうって事が容易に想像できたみたい。

だから病気の時は魔法で治すのは厳禁。

病気って気付かずに魔法使おうとすると魔法の発動自体が阻害されるとか。

変な所が徹底してます。

それにしても身体強化って内臓にも効くの?


「ハヤト頭に乗るぞ」


真っ黒な頭の上に真っ赤な雛は目立ちます。


「お前の髪の毛………見かけより硬いな………刺さるぞ」

「刺さるって何だよ……」

〔そんなに硬いの?〕


髪の毛が短いからそう感じるだけなんじゃないかなと思いながら隼人の頭に乗ってみたら……


〔刺さった……〕

「だろう?」

「ホノカ!怪我をしたら大変だからこっちにおいで」


おいでと言いながらリアンは私を隼人の頭から素早く取り上げると自分の頭に乗せた。

リアンの髪の毛は猫っ毛でふわふわしてるから座り心地良いな~。

いつものように足元整えてチョコンと鎮座すれば、はぁ~ホッコリ♪


「なんか……地味に傷つく……」

「いいからとっとと食え!」

「そんなに嫌なら乗らなければいいだろう!?」

「直接触れていないと効果が出ない。今退くと……分かるだろう?」

「…………お世話になります………」


隼人の前には次々と料理が運ばれてきては、お皿が積み重なっていく。

本当に大丈夫?

見れば負けじとカイも食べてる。

ディルク先輩はリアンと今後の事を話ながら二人優雅に食事を続けている。

対比がスゴいです(笑)

芽衣はと見れば隼人の食欲に辟易しているみたいで料理を突っつき回しているだけで食べていない。


〔芽衣。お行儀悪いわよ〕

「………………」

〔芽衣!〕

「うるさい!あんたは私の母親か!?」

「食べたくないなら大人しく座っていろ。君の態度は料理を作った者に対して失礼だ」


ディルク先輩の一喝に芽衣は自分に向けられた周りの目にやっと気がついたようで持っていたフォークを置いた。

飽食世代だからかしら?

料理というか料理人対して感謝と言うか敬う心が乏しいみたい。

ばつが悪そうに髪の毛を弄くり回しはじめた。

それもお行儀が悪いんだけどね………

私はもう何も言いません。

雛に批判されるのは腹立たしいみたいだし反省しない娘には何を言っても無駄でしょう?


「芽衣まだ治らないのな。その癖。食事中に髪の毛を弄るのは行儀が悪いって散々、言われているのに」

「うっ………だって……」

「手持ちぶさただからってやって良いことと悪いことぐらい判断出来るだろう?それとホノカ……そっちの雛鳥は俺達の命の恩人みたいなもんなんだから言葉に気を付けろよ」

「…………みたいではなくホノカは間違いなくメイの命の恩人だ」

「えっ?」

「詳しくは後で話すがホノカがメイを助けるために無理をしたのは間違いない」

「そうだね……ホノカ二度とやらないように」


わざわざ頭から下ろして手のひらに座らされてニッコリ微笑むリアン。


〔…………はい………〕


怖い怖いリアンの笑顔が無言の圧力が超怖い!

一応、良い子のお返事はするけど同じような状況になったら助けに走ると思う。

こればっかりは性分って事で見逃してほしいな♪


「…………僕のいない所ではやらないように……」


溜め息ついてさっきの言葉を訂正してくるリアン。

うん。バレてるわ。


「あー!食った食った♪」

「ちょっと味が薄かったけど久しぶりの食事は格別だ」


食後のお茶でマッタリしてる隼人に怪訝な目を向ける芽衣。

無理もないか。

芽衣はずっと隼人と一緒に旅してたと思ってるんだから。


「今後の事も含めて話し合う必要があるな」

「部屋でしますか?それともギルドに行きますか?」

「う~ん………学園長に依頼完了報告もしないといけないしギルドに行くか」

「ホノカちゃんギルドって?」

〔何故にちゃん付け?まぁ良いけど。冒険者ギルドよ。そう言えばDMが隼人の名前で登録してるのはどうなるのかな?〕

「はぁ?!ちょっ待ってくれ。俺の名前で登録って!?……………あんにゃろ!もっとシェイクしてやりゃよかった!!」

「同じ名前でも特に問題はない。カードに魔力登録するから別人って分かるしな」

「………俺、魔力無いってお墨付き貰ってるけど……」

「誰に?」


私とホムラと隼人が一斉にリアンを指差した。

ホムラと私の場合は羽指したかな(笑)


「全く?これっぽっちも無いのか?」

「………………感知できないとしか言ってない…………はず………」


そうだっけ?


「まぁ無いなら無いで違いがハッキリして良いんじゃないか?」


カイらしい意見ね。

みんなもそれもそうかと納得して頷いてるから良しって事で(笑)

隼人は一人複雑そうな顔してるけどね。


とりあえず宿屋から冒険者ギルドに場所を移す事にしてみんなでぞろぞろと歩いていく。

私は定位置でリアンの頭の上にホムラはまだ隼人の頭の上に乗っている。

消化しきるまでそのままなのかしら?


事情の分からない芽衣は何故ギルドに行くのかと嫌がってたけど、隼人が元の世界に帰る為に必要なんだと説明したら率先して歩きだした。

場所、分かってるのかな?


「そこを左だ」


やっぱり分かってなかったみたい。

ディルク先輩の声にちょっと険があるように感じられるのは気のせいじゃないと思う。

食事の時の態度とかで苦手意識持たれたみたいです。


依頼完了報告はチームリーダーのディルク先輩が行って、その間に隼人の登録と芽衣の登録チーム解散手続きをすませた。

そうしないと新たにパーティ組めないんだって。

隼人の魔力は凄く低かった。

全く無いって訳じゃないけど精々、身体強化魔法が1回使えるかどうかってぐらいで芽衣は隼人より少し高かったけど、ドングリの背比べって所かな。

ちなみに3人の中で一番魔力が低いのはディルク先輩なんだけど、二人はそれよりも遥かに低いんだって。

やっぱり魔法の無い世界生まれだからかしらね?


訓練次第では増えるのかなって聞いたら元の器が小さいからどんなに頑張ってもディルク先輩には敵わないって。

引き合いに出されたディルク先輩はちょっと落ち込んだけど、魔法がダメでも剣があるさと開き直って立ち直った(笑)

ディルク先輩の魔力ってどんだけ低いのよ( ̄▽ ̄;)


ちなみにカイは平均的だそうです。

大中小と揃ったバランスの良いパーティだこと(笑)


「君達、ギルマスが呼んでる。一緒に来てくれ」


職員さんに呼ばれて私たちはギルマスの待つ部屋に移動した。

部屋に入ると直ぐにギルマスは職員さんに人払いを命じて念のために防音と防諜の魔法を展開する。


「………穴がある……」

「えっ?」

「あれだな」


リアンの穴がある発言になんの事って首を傾げてたらホムラが机の上に置いてある置物を問答無用で破壊した。

口から光線吐くってあんたはキングギドラか!?


「………ホムラ……頭の上にいる時にそれは止めてくれ………一文字ハゲなんて嫌だ」


ああうん。なんか焦げ臭いと思ったら隼人の髪を焼いた臭いだったのね……

一文字ハゲ………見てみたいかも?


「ホノカちゃん?」


やば考えてる事がばれたみたい!

ギギギって音がするみたいに私を見た隼人が底冷えする笑顔を向けてくる。

リアンの魔力纏った笑顔ほど怖くはないけど、芽衣が「あんた何やったの?早く謝りなさい!」って視線で訴えてきた。

どうやら隼人はリアンと同じで普段はそうでもないけど怒らせると怖いタイプみたい。

隼人に散々横暴働いてた芽衣が焦るぐらい。


〔いきなり人様の物を壊すなんてホムラったら悪い子ね〕


芽衣の視線には気づいてませんって振りでホムラを批難したら隼人が溜め息つきながらやれやれって頭を左右に振りながら肩を竦めてみせたら、頭の振りが激しかったのかホムラが落ちかけて足と嘴で髪の毛をつかんでいた。

その際、何本かむしりとったみたいで隼人が痛い痛いって大騒ぎしてた( ̄▽ ̄;)


「魔法陣が刻まれていたようだな。破壊されたせいでどんな魔法か分からなくなってしまったが……」


壊れた置物の破片を丁寧に集めて繋ぎ合わせたディルク先輩の言葉にギルマスが目玉飛び出すんじゃないってぐらいに驚いていた。


「防音と防諜の魔法に穴があったから多分、その類いの魔法でしょうね」

「穴って見えたのか?」

「魔力が高いと色々見えるんだよ。普段は見えない様にしてるけど万一の事を考えて解除してたから気がついた」

「あれはいつから置いてあった?」


呆然とするギルマスにホムラが声をかけて意識を向けさせた。


「ああ……あれは先代からギルマスの証だって言われて譲り受けた物なんだが……穴?」

「ギルドの仕組みは知りませんので証については分かりませんが残存する魔力の感じからかなり古い物のようです。でも誰かが使っていたのは確かです。発動中に破壊されたから魔法キャンセル扱いで多分、ダメージ受けてるはず。穴のサイズと魔力サイズからみても犯人は近くに居ますね」

〔どれどれ検索かけてみましょう。ポチっとな〕


べつにお決まりの台詞とか呪文は無いんだけど何となく言いたくなるよのね(笑)


〔み~つけた♪〕

「俺が行く。ホノカ借りるぞ」


言うが早いかディルク先輩にリアンの頭から拐われた。


「ホノカ!」

〔大丈夫よ。直ぐに戻るからリアンは部屋の中を調べてね。幾つか変なマーカー出てるから〕

「見えるのはホノカだけなのにどうやって調べるんだ?!」

〔それも大丈夫!マップに反映してあるから〕


それだけでリアンには通じたみたいで「くそっ!!」って怒鳴り声が聞こえた時にはギルドを飛び出していた。もちろんディルク先輩がね。


〔先輩。握られてると落ち着かないから頭に乗っても良い?〕

「ああ気づかなかった悪い。俺の頭でよければ」

〔んじゃ遠慮なく〕


ディルク先輩の髪の毛はリアンほど柔らかくないけど隼人ほど硬くはない。

でもゴツゴツしてて座り心地が悪い。


〔…………肩にとまっても良い?〕

「…………なんか………すまん……」


気にしないできっと練習中にたんこぶ作りすぎたからでこぼこしてるのよね?

あらためて肩にとまるとマップを見ながらディルク先輩に指示を出す。




犯人らしきマーカーはギルドから少し離れた民家の二階から動かない。

罠?って思いながら他に怪しい人がいないのをマップとマーカーで確認してからディルク先輩に合図する。

中の犯人に気づかれないように慎重に扉を開けるディルク先輩を援護する為にも足音がしない様に忍び足の魔法をかけてあげる。


「?」


一瞬、足下に浮かんだ魔法陣に怪訝な顔をするディルク先輩にすかさず私の魔法だから気にしない様に伝えると、小声でサンキューって言われた。

イエイエ。

でもね。いくら足音がしない魔法かけたからって走ったら……

振動はするのよ?

幸いにも犯人にはバレてないみたいだけど……


変だなって思ってたら犯人さん泡吹いて倒れてた。

うん。これじゃ気がつかないわ(笑)


どうやらホムラの攻撃が強烈過ぎたみたい。

きっとカイだったら出番がないとかボヤきそうな所をディルク先輩は淡々と鞄から出した縄で犯人を縛り上げていく。


縛っている途中で気がついたけどディルク先輩の一撃で再び気絶。

御愁傷様です。




犯人はギルド職員さんに引き渡して後は彼らのお仕事です。

ギルマスのお部屋を盗聴しようとした不届き者にはキツイお仕置きが待っているのよ。

色々、白状させてから監獄に送還されるそうです。

もう一度言ってあげましょう。

御愁傷様。


ギルマスのお部屋に戻るとこちらもお掃除が終わってました(笑)

あっちこっちに隠し部屋やら盗聴魔道具。

なんで隠し部屋に気づかなかったのかと思ったら、元は貴族のお屋敷で継ぐ人が居なくなって没落して空き家になってたのをギルドが買い上げて傷んだ所と1階のホールをリフォームしただけなんだって。

どうも隠し部屋は貴族のお屋敷だった時に作られた物らしく知っている人はみんな鬼籍に入ってるから誰も知らなかった。

盗聴魔道具も初めから置いてあったからただの飾りと思われていて誰も調べなかったと言うか気にしていなかった(・・;)

それに偶然って言ってるらしいけど気づいた犯人はお金になるかもと隠し部屋の存在を裏ギルドに売り付け、自分はギルド内のあっちこっちに仕掛けられている盗聴魔道具で情報収集しては小銭稼ぎで情報屋名乗っていたとか………


まぁギルド内の情報なんてそうそうお金にならなかったらしくて情報屋といっても自称ってだけでお客は皆無だったみたいだけどね(笑)

悪い事でお金を稼いでも右から左に出ていくものよ。

悪銭身に付かずって言うじゃない。

まあ犯人さんの場合、身に付くほど儲けはなかったみたいだけどさ。


私のマップのおかげでギルド内の隠し部屋がすべて分かり、私と離されたリアンの怒り?と言うか魔力の放射で何人か倒れたけど魔道具も全部破壊されたとか。

話を聞いたディルク先輩がややひきつった顔で私を恭しくリアンに返したのは後々まで語り種になったとかならなかったとか(笑)


返却された私はもちろん全力でリアンを宥めましたよ!

肩に乗ってほっぺたスリスリ。

胸元に飛び込んでピヨピヨ。

出されたお菓子を加えて一緒に食べようアピールしてようやっとリアンの懐柔に成功。

カイと隼人に(*^ー゜)b グッジョブ!!されました。

いつの間にそんなに仲良くなったの?

芽衣はと探してみたら部屋の隅で自分自身を抱き締めてガタガタ震えてた。

ああリアンの魔力にあてられたのね。

このままだとトラウマになりかねないからリアンにちゃんとお許し貰ってから芽衣の元へ。

ホムラも手伝うかって聞いてきたけど、こういうときは女の子同士の方が良いからって断ったら「さすがは俺の嫁」発言されてリアンと一触即発だったので「ええ加減にせい」って言ってハリセンぶちかましたら隼人に大ウケされた。

まあどうでもいいけど。


〔芽衣〕


あらやだ声をかけただけなのに飛んで後退らなくてもいいじゃない。


〔大丈夫よ。リアンが不機嫌になるのは私が目の前に居ない時だけだから〕


前は目の前にいても他人と仲良くしてたら怒ってたけど、この前の大好き発言から落ち着いてくれたみたいで目の届く所に居るときは私の交流を邪魔しなくなった。

もちろん私もそれに甘えているだけじゃなくてリアンの元に戻った後は全力で甘えます(笑)


リアンから威圧感が無くなったのにようやっと気づいたのか芽衣が少し体の力を抜いたので、すかさず胸元に飛び込んで服の中を移動。


くすぐったいって大笑いする芽衣にお構いなしでごそごそ。


「止め………助け………キャハハ………死ぬ……死んじゃう………アッ!アッハッハッハッハッ」


うん。これ以上やったら呼吸困難になるわね。

入った時と同じように芽衣の胸元から飛び出せば笑いながらバッタリと倒れる芽衣。


〔やり過ぎた?〕


小首傾げて尋ねたら力なく「やり過ぎ」って。

うん。ごめん。

倒れた芽衣のほっぺたにスリスリしたら芽衣も私の頭をナデナデしてくれた。


〔改めまして私はホノカ。リアンの召喚獣よ。女の子同士、仲良くしましょう〕

「あ……私は芽衣って名乗らなくても知っているよね?」

〔知っているけど名乗りは大事よ?〕

「そっか……じゃあ改めまして私の名前は四方 芽衣。色々よろしくね」

〔うん。色々よろしくしてあげる♪〕

「俺は皇 隼人だ。よろしく」

「そう言えば名乗ってなかったな。この臨時パーティのリーダーでディルクだ」

「俺はアーカイル。カイって呼ばれてる」

「リアンだ」

「ホムラだ」


ちょっとちょっと!二人して何よその挨拶は?

しかも真似するなとかって睨みあいまではじめないでよ。


〔いい加減にしなさい!芽衣が怯えてるのが分からないの!!大丈夫よ芽衣。あの二人?は似た者同士だからぶつかる事が多いけど基本、悪い人?じゃないから〕

「何故所々に?マークが入るんだ?」

〔一人と一羽って言い直すのが面倒だからよ。決まってるでしょ〕

「なるほど。納得した」

「………本当だ……」

〔?〕

「悪い人?じゃないね」

〔でしょ?〕


芽衣も悪い子じゃないねって言うのは言わぬが花よね。

さて気を取り直して今までの事、これからの事を話し合いましょうか。

長くなりそうなので今回はここまでにしました。

切らないと2ヶ月かかりそうで(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。