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ダンジョンに入って?潜って?どれくらいたつのか時計がないから分からないけど、お腹が空いたからお昼過ぎかな~って事でランチする事になりました♪


マップと探知のお陰で安全地帯が分かるから大助かり。

さすが神様良い仕事してますね~(笑)


て事で安全地帯のお部屋でリアンがトンでも空間からサクサクと敷物やら新鮮な野菜に果物、出来たてのお弁当等を出してくる。


〔リアン飲み物は?〕

「僕とミランにはお茶でホノカとホムラは水で良いかな?」


言いながら再度トンでも空間から水筒とコップを取りだし水魔法で洗うリアン。

私としては毎度の事だからもう慣れっこになったけど、初めて見たホムラはリアンの魔法の使い方に眉間に皺がよっている。

文句を言いたいけど、言えないみたいな?


《諦めた方が良いよ。毎度の事だから》

《そんなに頻繁にやっているのか!?》

《日常的に……便利だよ?私も時々真似してるしね♪》

《な!!》

「ホノカ………ピヨピヨ語は今は禁止。悪口言われてる気がする……」

〔考えすぎだよリアン(笑)〕

「あ、あの。私もいただいて良いのですか?」

「えっ?ああ。自分で用意してきたモノがあるならそちらを優先して食べた方が良いよ。僕は特殊空間に保存出来るから残っても問題ないしね」


トンでも空間の正式名称は特殊空間なんだ!

うむ。あまり違わないな(笑)


「あ、いえ……あの……まさかこんなことになるなんて思わなかったので………実は食べ物は何も持ってきて無いので………その……」

「ああ、うん。そうだよね。僕もこうなるとは思わなかったけど、万一の為に食料は日常的に保存してるから。気にせず食べて」

〔そうそう。大丈夫よミランが大食いでも充分満足できるぐらい備蓄してるから(笑)〕

「そんなに食べません!」

「それなら良かった。お茶どうぞ」


うむ。リアン相当お腹が減っているとみた。

ミランにお茶を押し付ける様に渡すなりサンドイッチにかぶりついてる(笑)

私も頂きます♪


ここが地下迷宮とは思えない光景にミランが面食らいながらも空腹に負けておずおずとサンドイッチに手を伸ばす。

お母さんのサンドイッチ美味しいのよ♪

何せマヨネーズとかマスタードとか、まだこの世界に定着してない調味料をふんだんに使っているからね(笑)


あ、ミランがマスタードにむせてる。

初めて食べた辛さに驚いたみたい。

私はキャベツの葉を1枚、千切って貰っていただいてます。


〔ホムラ?食べないの?〕

「キャベツ………上手いか?」

〔旬の時期に買って保存してたから甘くて美味しいのよ♪〕

「そうか……どれ一口」

〔ちょっと!これは私が食べてるのよ。新しいの貰いなさいよ!!〕

「面倒だ。それに1羽で食べるのには多すぎだろう?」


けっして多いとは思わないけど、ホムラは何を言っても構わずムシャムシャと食べていく。

もういい!他の食べるから。


私がキャベツに興味を無くしたのを察したのかリアンがすかさずサンドイッチのパンを食べやすい様に小さくしてお皿にのせてくれる。


〔わーい♪ありがとうリアン〕


パンをツンツンしてたら又してもホムラが横取りに来た。


〔ちょっと!ホムラのお皿はあっちでしょ〕

「こっちの方が美味しそうに見える」

〔隣の芝生は青いってか!?〕

「ケチケチするな。俺とホノカの仲だろう?」

〔特別な仲になった覚えはないけど!?〕

「ホムラ……いい加減で止めないと焼き鳥にして食っちまうぞ」

「火の鳥が焼き鳥になるか!!」

「やってみなけりゃ分からないだろう?」


黒い黒いよリアン!

ミランが怯えて部屋の隅まで後退してるじゃない!


〔このダンジョン出るまで喧嘩は禁止!あとホムラは自分のお皿で食べなさい!私は自分のお皿の物を横取りされるは大嫌いよ!!〕


大嫌い発言が聞いたのかホムラにしては珍しくピッって鳴いた後、コロンって倒れた。

うむ。悪女再び(笑)





あの後はホムラも大人しく自分のお皿で食べていたので、無事に食事を終えて再度探索。


現在地はマップによると地下20階。

神様の付けてくれた機能によるとこのダンジョンは地下25階までなので1階目指して上るよりDM目指して下った方が早いという事で下る事に決定。

なんでもDM倒すと出口まで一瞬で戻れるゲートが出現するとか……


それ聞いて思ったのはゼル伝かい!!でした(笑)


また分断されたら嫌だな~なんて思いながら効力の切れたピヨピヨソング(防御)と(祝福)をかけていたら、今は出なくなっているはずの魔法陣が出現。

あれ?なんで( ・◇・)?

って思っていたら二つの魔法陣が一つに合体してパワーアップ。

その名もピヨピヨソング(神業)

名前からじゃどんな能力か想像できない!リアン説明プリーズ。


「またトンでもないモノを……」


はぁって溜め息つくのは止めてよ!好きで発動させてる訳じゃないんだから。


リアンの説明によると防御と祝福の能力はそのままで罠全般回避25%が追加されたそうです。

パーティ分断された時に出現した魔法陣も当然、罠なので25%とまだ低いけど回避が可能。

う~ん……25%で神業?微妙だわ。

そんな事をちろっとこぼしたらホムラに激怒された。

なんでも普通、あの手の罠は回避不可能だから例え25%いえど回避出来るだけ神業と呼ぶにふさわしいとか………

ついでに言うならピヨピヨソングには隠しレベル設定があるみたいだから使えば使うほど経験値が入って、下手すりや100%回避まで成長するかも知れないって!

あり得る!!

って事でピヨピヨソング(神業)を切らす事なくかける事が決定しました。

うむ。気合い入れて鳴きます♪

また違うピヨピヨソング発動しそうだけど(笑)


「出来立てにしては階数が深いな」

〔どういう事ホムラ?〕

「普通はせいぜい10階ぐらいと聞いている」

「あ、はい私も先輩にそう聞いてます。今回は調査だけだし同行する人も登録したばかりの初心者だから1階だけ調べて帰ってくる様にって………だから食料は持ってこなかったんですけど……」

「DMのいないダンジョンだったら問題なかったんだけどね……」

〔初心者とは言え同行が私たちで良かったね♪〕

「本当に!切実にそう思います」

〔ところでダンジョンの魔物って下に行くほど弱くなるの?〕

「普通は逆だ」

〔あ、やっぱり〕


そうなんです。

なぜかこのダンジョン下に行けば行くほど弱い魔物しか出てこない。

だからリアンとホムラが交互に威圧を放つと二人より格下の魔物は一目散に逃げていく。

非戦闘員のミランがいるから安全面では確実な戦法だけど旨味はない。

ついでにお宝もない。


〔つまんない……〕

「不謹慎なと言いたいところだがホノカの意見に賛成だな。実につまらん!」

「それより僕は早く地上に戻りたい」

「ダンジョンに恐れをなしたか?」

「ホノカ成分が足りない!」


はい~??


「頭の上にいるのがホムラって所も……」


嫌だって言いたいらしいけど、言ったらまた喧嘩になるのは分かっているから言葉を濁すリアン。

バレバレだけどね(笑)

仕方ないな~。


〔ホムラ代わって〕

「やれやれ」


私が飛び立つとリアンは待ってましたとばかりに手の平を差し出す。

はいはい。先ずはモフりたいのね。


手の平に着地したとたんリアンが動くからポテって転がって落ちそうになったけど、すかさず両手でキープされてナデナデ、モフモフされる。

ミラン。羨ましそうに見るの止めて。

リアンにされるのは慣れたし諦めてるから良いけど他の人には正直されたくないのよ。

以外にストレス溜まるのよ。これ。


「ビヨ!」

「あ、ごめん。やり過ぎた?」


うん。やり過ぎ!

ストレスで禿げたらどうしてくれる?


「フッ」

「何だよ!」

「何も言ってないが?」


グッと拳を握りしめるのは良いけど私ごと握らないでよ。

潰れる!


「ビヨ!ビヨ!」

「ああ!ごめんホノカ!うっかり」

〔うっかりで握りつぶされたらたまらないわ!〕


ごめんごめんって何度も謝るリアンに又してもホムラがちょっかいかけようとしてたから、何か言ったら容赦しないぞとばかりに睨んでやったら首すっこめてそっぽ向くホムラ。

全くホムラはリアンより遥かに歳上なんだから大人の余裕?っての持ちなさいよね。




そうこうするうちに25階にやっとこさ到着。

思えば長い道のりでした(笑)


目の前にはいかにも何かありそうなオドロオドロしい巨大な扉にあからさまな錠前が……

やっぱりゼル伝?


「ここの鍵なんてあったっけ?」


途中、宝箱から回収した物は全てリアンのトンでも空間改め特殊空間に保管したけど、鍵なんて拾った覚えないのよね。


〔魔物が隠し持ってるとか?〕


ゲームで有りがちな事を言ってみたらそんなバカなとリアンとホムラに否定された。

魔物に宝なんて持たせたら食べるか壊すかしかしないって……

えっと………


〔食べてたら体の中に隠し持ってるって事にならない?〕


二人してポンって手を叩いてああっ!成る程って……

うん。その考えはなかったようです(笑)


「仕方ない戻って鍵を探すか」


顔に面倒って書いてありますよリアン(笑)


「戻るまでもない」


言うなりホムラが飛び立って本来の姿に戻ると魔法の詠唱を始めた。

これは確か火の最上級魔法じゃない!

まさかホムラ錠前、溶かそうって言うの?


そのまさかでした(笑)

でもねそんなんで壊れるほど甘くなかった。だよね!


「生意気な」


そうくるか?!


再度ホムラが魔法の詠唱を始めるとリアンも同じ魔法の詠唱を始める。

えっ!出来るの?!


リアンの魔力が高いのは知ってるけど流石に最上級魔法はまだ無理なんじゃって心配するだけ無駄でした。


レベルアップしたピヨピヨソング(神業)には罠回避のパーセンテージは上がらなかったけど代わりに魔法威力上昇15%と魔力上昇5%が付いていて……

元々が高魔力のリアン。

5%上昇でも充分過ぎるほどで……

ホムラとリアンのダブル攻撃にはさしもの鍵も敵わなかったようでドロドロと溶けていきました。

南無?


「酷いや!!」


鍵が溶けるなり中から飛び出してきた人が開口一番叫んだ。


「「やかましい!!」」


リアンが殴ると同時にホムラが体当たりで謎の人物を問答無用でふっ飛ばした。

今度こそ南無だね(笑)

戦闘シーンがないって思っても心の中に止めて下さい(笑)


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