第1章:東城学園の門
こんにちは、いなちおです。新しい物語を書き始めました。気に入っていただけると嬉しいです。
高校生活初日への道のりは、特別な体験だ。道中には見知らぬ顔が次々と現れ、男子は友人と合流し、美しい女子たちは制服を整えている。
*あくび*
ふらつきながら気楽に歩くその姿を外から見れば、まるで一晩中ゲームでもしていたかのように思われただろう。
だが実際は違う。彼は前日、この日のためだけに、夜遅くまで木剣を振り続けていたほどに高揚していたのだ。
— 東城学園……ここが、ずっとお前がいた場所か。
正門は学園と同様にやたらと巨大で、そこに辿り着くだけでも何キロも歩かされた。
門をくぐると、目に入ったのは圧倒的な人の多さだった。
「この人混みの中で、どこへ行けばいいんだ……?」
流れに逆らえず、人波に押されながら戸惑いの声を漏らす。
群れに導かれるまま、新入生掲示板の前へと辿り着いた。近すぎず遠すぎない位置で立ち止まり、上を見上げて自分の名前と配属ユニットを探す。
周囲からは、彼についての噂話が聞こえてきた。
— あそこにいる背の高い人、誰?あの髪の長い人。
— 知らないの?入学試験を最初に受けた一人で、かなりすごかったって話よ。
少し離れたところで、別の女子が口にする。
— 入学試験を受けたって……でも、名家の出じゃないんでしょ?
その問いは軽く流され、隣の友人が答えた。
— それより、すごくかっこよくて色気あるよね。
顔立ちはごく普通の青年と大きくは変わらない。身長はおよそ一八〇センチほどで、やや長めの髪を後ろで結んでいる。
だが何より目を引くのは、彼が放つ雰囲気だった。非常に活き活きとして自信に満ちている。他の者たちとは明らかに異なる佇まいで、まるで細く鋭く燃え上がるバーナーの炎のようだった。
周囲を見渡せば、この場所がどこか特異であることが分かる。
東城学園は日本の学校でありながら、外国人の姿も珍しくない。中には学園のエリート層に属する者さえいる。数年前、学園は留学生の受け入れを開始したのだ。
「ユニットF4」
来週の次の章をお楽しみに。




