プールの安全大作戦
プール開きから数日後、ゆるふわ保育園では「プールの安全大作戦」が始まった。
園児たちは今日も元気いっぱいで、水着に着替えてプールサイドに集合している。
「園長、今日も滑らないように気をつけてね!」
「転んだら大変だもん!」
リナが心配そうに言うと、マオはにこっと微笑む。
「任せろ……守るはこの笑顔、危険回避も完璧だ」
胸の奥でやる気がみなぎる。
プールでは、滑りやすい場所や水深の深い場所に魔王が魔力で安全補助を施す。
小さな波や水流も微調整して、園児たちが思いっきり遊んでも安心できる環境にする。
最初にスライダーを滑るリナが、最後の着水で少しバランスを崩しそうになると、マオは瞬時に手を差し伸べる。
「大丈夫、受け止める」
無事にリナは水面に立ち、周りの園児たちは「園長すごい!」と歓声をあげる。
さらに、プールサイドで走り回っていたユウトが転びかけた瞬間も、マオが魔力で滑り止めを強化。
「危ない!」と声をかける間もなく、ユウトは無事にバランスを取り戻す。
子どもたちは笑いながら「園長、魔法使えるみたいだね!」と大興奮。
サクラ先生も「本当に頼りになります……」と安心した顔で見守る。
プールの終盤、子どもたちは水遊びを楽しみつつ、魔王が作った安全な波や流れに乗って遊ぶ。
マオも一緒に水の中に入り、軽く泳いだり、波に乗ったりしながら園児たちを見守る。
「……守るのは、ただの安全じゃない。この笑顔そのものだ」
子どもたちの楽しそうな声、はしゃぎ回る姿、笑顔に包まれた空間――すべてが魔王の心を満たす。
終わった後、園児たちはプールサイドで休憩しながら、今日の遊びを振り返る。
「園長、今日は安全に遊べてよかった!」
「次も絶対楽しいよね!」
マオはにっこり笑い、次の大作戦の準備を思い描く。
プールの楽しさと安全を両立させた今日の成功に、魔王の胸は満ち足りた温かさでいっぱいだった。




