アイス争奪戦
プールで思いっきり遊んだ後、園児たちは楽しみにしていたおやつタイムになった。
プールサイドのテーブルには、冷たいアイスやゼリー、果物が並んでいる。
「園長、アイスどれにしようかな!」
「僕はチョコ味!」
リナもユウトもハナも、目を輝かせておやつを選ぶ。
魔王マオは大きなバスケットを持って登場。
「さあ、今日のおやつタイム、大作戦開始だ」
胸の奥でワクワクが止まらない。
しかし、魔王の豪快すぎる準備が、思わぬ大混乱を生む。
アイスの箱を持ち上げると、うっかりゼリーが飛び跳ねて水たまりに落ちる。
園児たちは歓声をあげながら追いかけ、テーブルの周りはてんやわんやの大騒ぎ。
ユウトが手に持った水鉄砲でゼリーを狙い撃ちし、リナがタオルでキャッチ。
ハナは笑いながら、飛んできたアイスを掴もうと手を伸ばす。
魔王も必死にゼリーやアイスを救おうと追いかけるが、動けば動くほど水しぶきやおやつが飛び散る。
「園長ー!ゼリーが顔に!」
「アイスが飛んできたー!」
園児たちの笑い声が響き渡り、親たちも大笑い。
魔王は魔力で少しゼリーを浮かせてキャッチしたり、アイスの飛び道具をコントロールしようとするが、結果的に水しぶきとアイスの雨がさらに加速。
園庭全体が小さな嵐のようになり、みんなびしょ濡れになりながらも楽しそうに笑い転げる。
「……守るのは、やっぱりこの笑顔だ」
魔王の胸は喜びでいっぱいになり、子どもたちのはしゃぎっぷりを見守る。
おやつタイムが終わる頃、園児たちは満足そうにお腹をさすりながら、「楽しかった!」と声を揃える。
魔王も疲れたけれど、心地よい達成感で微笑む。
プールの水遊びとおやつの大騒動で、今日もゆるふわ保育園は笑いに包まれて幕を閉じた。




