初日終了
すいません
月曜日に投稿できていませんでした
それぞれの課題に取り組み始めた初日。
クロエ達は一様にぐったりとしていた。
日も暮れて、食堂では夕食を食べ始めていた。
そこにシルバードの姿はない。 レイン達を置いてけぼりにして釣りに行ってから、まだ帰って来ていないのだ。
クロエはスプーンですくったスープの色を見て、頭が痛くなるのを感じた。
「なんだ、この赤いスープは? 一日中、血を飲まされていた俺への嫌がらせか?」
「違うわよ。 ただのトマトスープよ、これ。疲労回復に効果があるはずよ……」
クロエの隣に座っていたフロースが、すぐにツッコミを入れる。
かく言うフロースも、今日一日で叩き込まれた知識がさっそく生かされたことに、 ため息を吐いた。
サクラナがフロースにやらせたことは、ひたすらに本に書いてあることを自分なりに解釈して、ノートに書き写すことだった。 ずっとペンを動かしていた右手は熱を持って、ジンジンと痛みを発している。
そのせいで慣れない左手を仕方なく使って、スプーンを握っているのだが、せっかくすくったスープも、口に運ぶまでに溢れてしまい、ほとんど飲めていなかった。
しびれを切らして右手を使おうものならば、痛みに呻くことになる。
「フロース〜、私が食べさせてあげよっか?」
それを見ていたミセリアが、自分のスプーンですくったスープを、あーん、とフロースの口に近づける。
「あ、あーん……」
とにかくお腹の空いていたフロースは、恥ずかしさを感じながらも、大人しく口を開けた。
「ありがと……」
「うんうん」
ニヤニヤ笑っているミセリアは、クロエから見てあまり疲れているようには見えなかった。
「なぁ、レイン、アティア。 お前らはどんなことをやらされたんだ?」
クロエは正面で疲れているように見えた二人に聞くことにした。
「アティアお姉ちゃん、教えてあげて」
「そうですね……人化したままの状態で空中に放り出されました。 翼をだすには、空を飛べとのことでした」
「父さんはなにやってんだよ」
「竜帝様は話だけして、早々に釣りに行きましたが」
「ばか親父め!?」
次は学校の話です




