↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学生竜騎士  作者: 雨後吹雪
一学期
PR
26/284

サクラナ

対竜格闘術のルビを一部変更しました

 小一時間ほどしてミセリアとマグニフィカトの話が終わった。

 マグニフィカトは猫の姿の癖に難しい顔をしているが、ミセリアの方はだいぶんスッキリしたご様子。

 アレスタントとか言う奴の話がそんなにしたかったのかね。

 結局ミセリアの特訓はする必要が無いとマグニフィカトが判断して無くなった。

 だいぶ時間は食ったけどな。

 次はレインの番だ。

「レインは何をするんだ?」

 レインの番になった途端やる気を出し始めたマグニフィカトに聞く。

 〔だから、最強にするといったろ?〕

「だまれ、クソ猫」

 〔ふんっ! お前が半竜であることをばらすぞ?〕

 うわー、脅してきやがった。

 〔そんなこと言える立場か? 校長にあの事話すぞ? どうなんだぁ?〕

 〔くっ、この話は終わりだ。 お互いそれが良かろう〕

 〔そうだな〕

 はい、勝った。

 弱みを握っている限り、こいつには好きにさせん。

 ちなみに、途中から意識での会話になっていた。

 半竜であることはなにがなんでも隠さなければ。

 〔さっそくレインちゃんの特訓を始めるけど、まずはミセリアに対竜格闘術を教わって欲しい〕

「其の心は?」

 これを聞いたのはアティアだ。

 俺も気になるな。

 〔お前たちは他の班より人数が少ない。 対戦では早急な敵の撃退が必要。 それには対竜格闘術が最も効率がいい。 まぁ、魔法を絡めてやれば一騎くらいなら終わりよ〕

「へぇ、ミセリアはそれでもいいのか? 恩人に教えて貰った大切な技じゃないのか?」

 人化ひとばけをしてフロースにも熱心に話をしていたミセリアに確認。

 さすがに独断で決めるのは駄目だろうと思ってだ。

 ミセリアは少し考えた後笑顔で、

「いいよー! やっぱたくさんの人に知られる方がアレスタントも嬉しいと思うんだ!」

「い、いいんだ……」

 フロースが驚いていた。

 相棒パートナー的になにか思うことがあるんだろう。

「てことで、レイン頑張れよ。 ミセリア頼んだぜ。 俺はマグニフィカトと特訓するからさ。 アティアも二人と一緒にいてくれ。 フロースは相手を頼む」

「また後でねクロエ。 ミセリアお姉ちゃん、お願いします!」

「はいはいっと! じゃあ、場所をうつそっか。 アミキティアもついてきてね」

「わかりました。 また後ほど」

 そう言って三人は闘技場の離れた場所に行ってしまった。

「ほら、始めんぞ黒猫。 俺は何すればいい?」

 〔ちっ……まずは、鎌をだせ〕

 めっちゃ不機嫌だわー。

 したがいますけども。

錬成コール、竜装『竜鬼サクラナ』」

 そう呟くと、両手に光が集まり黒と赤の鎌が現れる。

 重みを確かめるようにしっかりと握ると、クルクル回してから構える。

 こつい出すのは久しぶりだなぁ。

 〔お前はどのくらい鎌が使えるんだ? 好き好んで鎌を使うやつなどそうそうおるまい〕

 あっ、母さんは鎌を好き好んで使ってました、はい。

「昔、母さんに習っただけだな。 それに、最近は剣ばっかりでほとんど鎌の練習なんてしてない」

 〔まぁいいわ。 いつもどおりフロースも一戦やるといい。 我がどれほどできるか見ておこう〕

「そういうことだから、フロース頼む」

「わかったけど、大丈夫なの? ソレ使ってるところ見たことないんだけど……」

 その心配はわかるぞ。

「戦いながら思い出していくから問題無い」

「ならいいけど。 多少の怪我はガマンしてね?」

 首を傾げながら可愛らしくいっても手に槍持ってたら、怖いから。

「やれるもんならやってみろよ」

 そう言って俺は眼前にサクラナを構えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。