カエルム竜騎士学校紹介
宿舎まで戻って着替えたわけなんだが、フロースの着替えがまだ終わってないのと、アティアとミセリアが作った料理に保存の魔法を掛けに行って暇だから、ここ、カエルム竜騎士学校の紹介でもしようかな。
まず、カエルム竜騎士学校最大の特徴が、広大な敷地面積だな。
竜舎と宿舎の距離だけでも五キロあるわけで、端と端を繋げば軽く五十キロくらいあったりする。
カエルム竜騎士学校のライバル学校である、アルゲオ竜騎士学校は狭い敷地の中に、どデカイ塔が立ってたはず。
この学校の教育方針が、『ドラゴンをなるべく自然な状態で育成する』って感じで、敷地の外側がほとんど森や山で覆われている。
そこには普通に野生の魔物が巣くってたりして一般人が侵入するのを防ぐ役目を果たしなしている。
因みに、この魔物がどこから来たかは極秘情報らしい。
んで、肝心の教室のある学び舎が敷地のど真ん中に要塞の如く聳え立っている。
壁の上にバリスタや魔法投射装置がこれでもかと設置されている。
極め付けは、学び舎をぐるっと囲む湖だ。
この湖も端から端まで五キロほどあって、船が無い。
つまり、竜騎士以外学び舎までたどり着けないようになっている。
もちろんこの湖にも魔物が棲んでいるから泳いで渡ることもできない。
完全に竜騎士以外の侵入を防いでいる鎖国状態だ。
これまでの話をまとめると、一番外側から十キロの森と山、そこから湖までに竜舎や宿舎その他諸々の施設があって、さらに湖が五キロでやっと学び舎にたどり着けるわけだ。
竜騎士以外に優しくないね。
でも、ドラゴン基準の施設配置、嫌いじゃないです。
次にカエルム竜騎士学校にいる人についての説明。
ここには、生徒が一年生から三年生まで、1クラス四十人で6クラス。
なんだけど、俺のクラス、一年六組だけは三十八人というイレギュラークラスなんだねぇ。
だから、俺はフロースしか班のメンバーがいないんだなぁ。
それでも、クラス十班中九位なのは奇跡に等しい。
たまたま、試験の日に対戦相手のリーダーが腹痛で休んでいたから勝てただけで、実質底辺なんだよね。
そんな俺たち六組の担当竜騎士長があの、ユリアさんだったんですよ。
あの時はかなり驚いた。
入学式が終わって、教室で座っているとユリアさんが時間ギリギリに駆け込んできて『あ、危なかったぁ』とか言うもんだからそこまで、真面目ってわけでもないんだって思ったよ。
あ、因みにここの生徒以外の人は百人くらいだったかな。
そんなにいても余裕で収まるくらいの敷地があるから怖い。
あと、ライバル学校のアルゲオ竜騎士学校の教育方針は『全てにおいて、絶対の対応力を身につける』で、英才教育の鬼だ。
ほんと、カエルム竜騎士学校の推薦状を書いてくれた母さんには感謝だね。
ガロウ校長の恩を逆手にとって無理やり入学させたんだろうけどね。
はぁ、一体どこで何をしているのやら。
今回の話基準の施設配置で進めていきます




