7話 古のネタでやる気を出しましょう
読まなくて大丈夫です。支障はありません。
アレジェリータの北と南に、それぞれ『ノーザン』、『サウザン』という森林地帯がある。僕らはその中の『ノーザン』に向かっていた。
「イアさん、ラフローデリリオってどんな花なんですか?」
クハの優先座席に座りながら、かなでさんは質問していた。
「え~と、真っ白な花で、魔女の帽子のような形をしているわ」
「魔女の帽子…」
円錐の形の、白い花…あれ、どこかで?
「そういえば、稀に黄色やオレンジ色のラフローデリリオを採取してきた冒険者がいたわね。まあ、私は見つけられなかったけど」
森の手前にあるスペースに98を停車させた。何かあった時のために電源は入れておく。
「うわあ~、長野みたいでいいですね」
「ナガノ?」
「私がいた地名です」
あ、地名であのネタがやりたくなってきた。
イアさんが教えてくれたラフローデリリオの群生地に向かう間、僕はしれっと言い始めた。
「日本の、素敵な、都道府県」
「「…!?」」
お、この反応…かなでさんは知っていそうだな。
「東京」
「…トウキョウ」
「大阪」
「オオサカ」
「茨城」
「イバールルルァキィー」
「福岡」
「フクオカ」
「長野」
「ナガノ」
「青森」
「アオーモルルルィー」
「静岡」
「シズオカ」
「奈良ァ!」
「ナールルルァー!」
「奈良ァ!」
「ナールルルぁー!」
「鳥取ィ!」
「トットーリー!」
「広島!」
「ヒルルォーシマー!」
「広島!」
「ヒルルォーシマー!」
「「広島!×3」」
あ~、やっぱりこのネタ楽しい。熊よけ鈴みたいな効果あってほしいな。
「…千葉」
「…チバ」
「…滋賀」
「…チガッ」
「…千葉、滋賀」
「チバ」
「千葉!滋賀!佐賀!」
「チバ!シガ!サガ!」
「…これ、私も混ざらないといけないの?」
まだまだ終わらないぞ~!
「愛知」
「アイチ」
「高知」
「コウチ」
「愛媛」
「エヒメ」
「千葉!滋賀!佐賀!」
「チバ!シガ!サガ!」
「埼玉」
「サイタマ」
「和歌山」
「ワカヤマ」
「岐阜」
「ギィフゥー」
「群”馬”!」
「ク”ン”マ”!」
「鹿”児”島”!」
「カゴシマ!」
「北”海”道”!」
「ホッカイドウ!」
「北”海”道”!」
「ホッカイドウ!」
「「北海道!×2」」
ここで深呼吸を入れる。森の空気が涼し~↗!
「千葉 滋賀 佐賀」
「チバ シガ サガ」
「…千葉」
「…チバッ」
「茨城」
「イバールルルァキィー」
「千茨城」
「チバラキ」
「京奈良」
「キョナラ」
「大群玉」
「オオグンタマ」
「愛媛阜」
「エヒフ」
「山海道」
「ヤマイドウ」
「全日本アマチュアヤマイドウ選手権大会」
「ゼンニホンアマチュアヤマイドウセンシュケンタイカイ」
「兵岐阜大統領(任期1日)」
「ヒョギフダイトウリョウ」
「歌山 広」
「カヤマ ヒロシ」
「千葉 愛」
「チバ アイ」
「山口静」
「ヤマグチシズオ」
「以上、147名。代表、1組。歌山 広」
「ハイ。」
「(あなたの名前違うでしょ…?)」
イアさんは何か言いたげだった。
「タノシカッタ ウンドウカイ
オモイデニノコッタ ブンカサイ
ミンナデイッタ チバ!シガ!サガ!
ミッカレンゾク チバ!シガ!サガ!
イツモココロニ チバ!シガ!サガ!
ニホンノシュトハ チバ!シガ!サガ!
チバ!シガ!サガ!シガ!チバ!シガ!サガ!
チガッチガー
シガーシガシガー
サガー
チバチバシガシガサガサガシガ」
「え~、次は~」
ここでかなでさんはイアさんに耳打ちした。
「ここで私に合わせてください。いきますよ」
「えっ、えっ…!?」
「せーの」
「「イバールルルァキィー!!!」」
「イ、イバーラキー…ってなんなのよこれ!」
「イアさん、いいノリツッコミで。芸人とか向いてるんじゃないかな?」
「恥ずかしすぎて心臓バックバクなのよ!」
お付き合い頂きありがとうございました。
Flash、懐かしいですよね。
あ、8時50分にもう一本お詫びとして投稿します。




