表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女性が少ない世界でVTuberやります!  作者: ブル(犬川)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/46

19話 授業を受けました。



学校に着くと、既にマリアちゃん達親子がいて車から降りたとたん抱きつかれた。



「花美〜!待ってたよ!遅いよずっと待ってた!」

「ごっ、ごめんね!そんな待ってた?」

「いぇ、2分前に着きました」



ぎゅうぎゅう抱きつかれながら「待ってた」と文句を言われるが、呆れた顔をした彼女のお父さんが2分前に着いたと教えてくれた。

2分て……カップラーメンのできる時間も待てないの!?

「2分は短いよ」「ううん!長い!」と変な言い合いをしながら歩く私達をみんなは温かく見守ってくれる。

クラスのみんなと会うのが気まずかったから、マリアちゃんと会えてほんとに良かった。

すれ違う人達からジロジロ見られながら歩く。

やっぱり女の子同士で仲が良いのは珍しいのかすれ違う人みんなヒソヒソ話してるので居心地が悪い。

まぁ、マリアちゃんは周囲の目なんて全く気にしてないけど。気にする私の方がおかしいのかな?

そのまま教室に入ると殆どの席が埋まっていた。

わぁ、まだ授業開始15分前なのにみんな偉いな。流石進学校。

そんな風に考えていた私は頬を染め熱い視線をくれる男子生徒達に気付かなかった。

というか、気付かせないように護衛達が声をかけ気を引いていたし、マリアちゃんはそんなのお構い無しにべったりくっつきお喋りに熱中していたからね。

せっかく同じクラスなんだしと勇気を出して話しかけようとする男子もいたみたいだが、近付こうと一歩踏み出そうとした瞬間エドヴィンさんの鋭い殺気に当てられふらりと腰が抜けて椅子に戻ってしまっていた。

いやそんなこと気付けるわけないし!



「おはよう。みんな席に……着いてるな。おはよう花美さんとマリアさん」

「あっ、あっ、おはようございます花美さんマリアさん」

「おはよう2人とも!」

「おはよう花美ちゃん!」

「「「おはよう!」」」



先生達の挨拶をきっかけに男子達から挨拶される。



「おはようございます」

「でね、私ビックリしてスプーンを落としてしまったの!」

「…マリアちゃん、挨拶しようね?ほらおはようって」

「もぉ~しょうがないな。おはようみんな」

「…おはよう」



先生と副担任の先生が挨拶しながら入ってきて、誰も出歩かず欠席もなく座っている様子を見て拍子抜けしていた。

流石進学校!

それから挨拶してきた先生やみんなをフル無視しようとするマリアちゃんに度肝を抜かれながら、挨拶をするよう促せばちゃんとしてくれてホッとした。

朝からハラハラさせるのやめてください。切実に!

昨日のことで気が重くて学校来るの辛かったけど、なんかマリアちゃんのお陰で全部吹っ飛んだよ。

違う意味で気が重いというか、先が思いやられるけども。

それからチャイムが鳴り授業が開始されたが、麗華ちゃんともう1人の女の子は来なかった。



「なあにそれ?」

「なあにって国語の教科書だよ?」

「教科書?」



授業が始まり教科書の授業中のページを開いていると、マリアちゃんに不思議がられた。

え?まさか教科書知らないの?

キョトンとしたその可愛い顔を見て呆然としてしまう。そんな教科書知らないとかある?

不思議そうなマリアちゃんに先生が読んでる部分を指差し、「ほら、このページを今読んでるんだよ」と教えてあげると「面白いw」となんかクスクスしてた。

よく分からんが可愛いからいいや。

マリアちゃんは授業を一緒に受けたり、飽きてお菓子を食べたりしてたけど、私が「授業の邪魔になるから静かにね?」と言えば聞いてくれたし、「今お勉強中だから後でね」と言えば可愛くホッペを膨らましながらも大人しくしてくれた。



「マリアちゃん。授業終わったから普通にして大丈夫だよ」

「つ〜ん」

「授業中一緒にお喋りできなくてごめんね」

「つんつ〜ん!」



授業中に何度もマリアちゃんに話しかけられ、その度に後でねと言っていたから怒らせてしまった。

謝ってみるがそっぽを向いて頬を膨らませている。怒ってるアピールに話しかける度「つ〜ん」て返事するの可愛い(*´ω`*)



「ごめんね。授業中待っててくれてありがとうね!」

「…つ〜ん」

「これ美味しいよ!ほら、あ〜ん」

「…ん」

「美味しい?」

「……美味しい」

「良かった!」



マリアちゃんをお菓子で釣り小さく切ったフルーツタルトをフォークでそっとお口に入れてあげるとニコニコ機嫌が直って良かった。

それからはまた2人でお喋りを再開した。

しかし、授業が始まる度不機嫌になるマリアちゃんを宥めて不機嫌になっては宥めての繰り返しで中々疲れるよ(´✕△✕`)

そんな2人の様子を周りの男子&先生達はてぇてぇと思いながら温かく見守っていたのだった。











「あ、おはよう麗華ちゃん!」

「…あら、ごきげんよう」



教室を出ようとしてすぐ麗華ちゃん達がやってきたので挨拶すると挨拶を返してくれたのでホッとした。

彼女からは呆れられてるからね私。マリアちゃんはお父さんのことがあるから居づらそうだ。

今日の麗華ちゃんは赤いロココ調ドレスを着ている。昨日も赤色の服だったし赤色が好きなのかな?

そんな彼女は教室を出て行こうとする私達を見て訝しげな顔をして聞いてきた。



「貴女達どこへ行くの?もう帰るのかしら?」

「これから家庭科の授業で家庭科室に行くんだよ!そこで料理を作ってお昼に食べるの!」

「はあ?料理なんて夫や料理人が作るものではなくて?」

「違うよ!自分達で作るんだよ!」

「自分で?…何の為に?」



これから家庭科室に行きみんなでお料理を作りお昼にそれを食べるのだ!

マリアちゃんも「なんで自分で作るの?」と不思議がっていたが楽しいから一緒に作ろう!と言ったら小首を傾げながらも頷いてくれた。

マリアちゃんほんと素直な良い子だよ!

私の話を聞き眉間に皺を寄せる麗華ちゃんも誘ってみようかな?



「男性は妻の為にお料理を作るでしょ?これから行う家庭科の授業はその為に料理の作り方を学ぶ授業なの!

 自分で作るのも楽しいから麗華ちゃんも来る?」

「…私が?なぜ?」



一緒に来るか誘ってみると、何言ってるんだこいつという顔で見られて泣きそう(´;ω;`)

麗華ちゃんの連れの男性達は困惑しながらお互いに顔を見合わせている。



「そっか、一緒に作ったら楽しいかなと思ったんだけど、それなら仕方ないね」

「ちょっ、ちょっと!やらないとは言ってないわよ!」



しょんぼりしつつマリアちゃんに腕を組まれながら去ろうとすると、麗華ちゃんから呼び止められる。

そこにはちょっと頬を赤く染めた麗華ちゃんがいた。

麗華ちゃんはやっぱりツンデレですね!

さささと彼女に近付きその手を握り「一緒にお料理作ろうね!」と言うと、赤くなりながらも頷いてくれた。

可愛い(*´ω`*)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ