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最強勇者パーティを追放された俺、実は“世界の仕様書”を書いた本人でした  作者: ちいもふ
第6章:【真・創世記】「働かずに稼ぐ」という神話と、一億人のログイン移民
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「規約違反」は愛の証! 精霊女王エルナ、ログを遮断した「ひみつの温室」で背徳の混浴指導

 アリスとの濃密な「同期シンクロ」を終え、ようやく解放されたレインを待ち構えていたのは、腕を組んで眉間みけんにシワを寄せた精霊女王――エルナだった。


「……やっと出てきたのね。リヴィアに続いてアリスまで、一対一で混浴だなんて。……破廉恥はれんち、いえ、最大級の規約違反よ!」


 彼女は鋭い視線を投げかけるが、その耳の先端はわずかに赤くなっている。


「エルナ、悪かった。祝祭の勢いというやつだ」


「勢い? そんな言葉でこの帝国の風紀が守れると思っているの? ……いいわ、指導が必要ね。ついてきなさい」


 エルナがレインの手を強く引き、転送魔法を起動する。

 辿たどり着いたのは、一般市民はおろか、シュガーたちですら立ち入ることができないエルナ専用のプライベート・エリア――『精霊の隠れ温室』だった。


 そこには虹色に輝く花々が咲き乱れ、中央には淡い光を放つエメラルド色の「薬湯」が満たされている。


「指導と言ったはずだが、ここは……?」


「……うるさい。ここなら、私の権限でシステムログをすべて遮断しゃだんできるわ。つまり……ここで何が起きても、『規約違反』を指摘する者は誰もいないということよ」


 エルナはそう言い放つと、震える手で自らのローブを解いた。

 月光に照らされたような白い肌が露わになり、彼女は恥じらいを隠しきれぬまま、レインを強引にお湯の中へと引き込む。


 その中で、エルナはレインの胸に顔を埋めた。


「……レイン。私はかつて、運営の犬として貴方を消そうとした。でも、今は貴方がいない世界なんて、システムエラー以上の絶望だわ。……貴方が愛してくれたから、今の私があるの」


 彼女は顔を上げ、潤んだ瞳でレインを見つめる。


「……愛しているわ。これは看守としての言葉じゃない。一人の、恋する精霊としての告白よ。……今だけは規約なんて忘れさせて。貴方の隣にいることを、私に許して……」


 いつもは厳しいエルナが、レインの腕の中で弱々しく、けれど熱くすがり付く。

 規約の守護者が自らルールを破り、ただ一人の男にすべてを捧げる――。


 それは、帝国の誰にも知られることのない、最高に背徳的で甘美な「指導」の時間だった。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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