「規約違反」は愛の証! 精霊女王エルナ、ログを遮断した「ひみつの温室」で背徳の混浴指導
アリスとの濃密な「同期」を終え、ようやく解放されたレインを待ち構えていたのは、腕を組んで眉間にシワを寄せた精霊女王――エルナだった。
「……やっと出てきたのね。リヴィアに続いてアリスまで、一対一で混浴だなんて。……破廉恥、いえ、最大級の規約違反よ!」
彼女は鋭い視線を投げかけるが、その耳の先端はわずかに赤くなっている。
「エルナ、悪かった。祝祭の勢いというやつだ」
「勢い? そんな言葉でこの帝国の風紀が守れると思っているの? ……いいわ、指導が必要ね。ついてきなさい」
エルナがレインの手を強く引き、転送魔法を起動する。
辿り着いたのは、一般市民はおろか、シュガーたちですら立ち入ることができないエルナ専用のプライベート・エリア――『精霊の隠れ温室』だった。
そこには虹色に輝く花々が咲き乱れ、中央には淡い光を放つエメラルド色の「薬湯」が満たされている。
「指導と言ったはずだが、ここは……?」
「……うるさい。ここなら、私の権限でシステムログをすべて遮断できるわ。つまり……ここで何が起きても、『規約違反』を指摘する者は誰もいないということよ」
エルナはそう言い放つと、震える手で自らのローブを解いた。
月光に照らされたような白い肌が露わになり、彼女は恥じらいを隠しきれぬまま、レインを強引にお湯の中へと引き込む。
その中で、エルナはレインの胸に顔を埋めた。
「……レイン。私はかつて、運営の犬として貴方を消そうとした。でも、今は貴方がいない世界なんて、システムエラー以上の絶望だわ。……貴方が愛してくれたから、今の私があるの」
彼女は顔を上げ、潤んだ瞳でレインを見つめる。
「……愛しているわ。これは看守としての言葉じゃない。一人の、恋する精霊としての告白よ。……今だけは規約なんて忘れさせて。貴方の隣にいることを、私に許して……」
いつもは厳しいエルナが、レインの腕の中で弱々しく、けれど熱く縋り付く。
規約の守護者が自らルールを破り、ただ一人の男にすべてを捧げる――。
それは、帝国の誰にも知られることのない、最高に背徳的で甘美な「指導」の時間だった。
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