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最強勇者パーティを追放された俺、実は“世界の仕様書”を書いた本人でした  作者: ちいもふ
第6章:【真・創世記】「働かずに稼ぐ」という神話と、一億人のログイン移民
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「質量」も愛も最大級ですな! 金竜リヴィアと空飛ぶ混浴、一億人の頭上で愛を叫ぶ

 侵略者たちを「資産」として一億人に分配した直後、帝都はかつてない熱狂に包まれていた。

 空からは光り輝くコインの雨が降り注ぎ、市民たちは「働かずに富を得る」という神話を全身で浴びている。


 そんな喧騒けんそうをよそに、玉座の間では一人の女性が鼻息を荒くしてレインに詰め寄っていた。


「主様! 敵も片付きましたし、お約束ですな! お祝いの混浴ですな! 胸が高鳴りますぞーーーっ!!」


 伝説の金竜、リヴィアである。

 普段は包容力 あふれる美女の姿をしているが、その瞳には抑えきれない愛の輝きが宿っていた。


「わかった、リヴィア。……だが、ただの風呂じゃ面白くないな。一億人の市民にも、この帝国の『豊かさ』を見せつけてやろう」


 レインが指を弾くと、リヴィアの体がまばゆい黄金の光に包まれた。

 彼女は巨大な、山ほどもある伝説の金竜へと姿を変え、帝都の空を悠然ゆうぜんと舞う。そして、その広大な背中の上には、レインの権限によって「天空の巨大露天風呂」が即座に生成された。


「おおおっ! これは見事ですな! 雲海を眺めながら主様と一緒とは、まさに贅沢ぜいたくですぞ!」


 リヴィアが歓喜の声を上げると、レインはさらなる権限を上書きした。

 彼女が人型に戻った瞬間、その巨大な浴槽よくそうだけが空中に固定され、透明な魔法の絨毯じゅうたんのように空を浮遊し始めたのだ。


 金竜の背中という「場所」から解き放たれ、空そのものに設置された極上の湯船。

 白い湯気に包まれたリヴィアが、弾けんばかりの豊満ほうまんな体でレインを抱き寄せる。


「主様、もっと近くへ……。この『暴力的な質量』、存分に味わってほしいですな……」


 二人は空飛ぶ浴槽よくそうに揺られながら、眼下に広がる一億人の熱狂を眺める。

 あふれたお湯が黄金の飛沫しぶきとなって降り注ぐ中、リヴィアは真剣な眼差しで、レインの瞳を真っ直ぐに見つめた。


「……主様。リヴィアは金竜として永き時を生きましたが、これほど心が騒ぐのは初めてですぞ」


 彼女の指が、レインのほほにそっと触れた。

 空中に浮かぶ二人だけの密室で、告白が紡がれる。


「主様の『力』に従っているのではないですぞ。レインという一人の男を、リヴィアのすべてで守り、愛したいのですな! この命、この質量、すべてを貴方に捧げますぞ。……大好きですな、主様!」


 一億人の歓声を遠くに聞きながら、空飛ぶ温泉という「神の遊び」の中で、リヴィアの真っ直ぐな愛が爆発した。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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