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最強勇者パーティを追放された俺、実は“世界の仕様書”を書いた本人でした  作者: ちいもふ
第6章:【真・創世記】「働かずに稼ぐ」という神話と、一億人のログイン移民
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【無双】四人の女神と一億の暴力。侵略者を「ログインボーナス」に変えろ

 それは、隣接する『外部サーバー・セクター連合』が送り込んだ、最高に傲慢ごうまんな切り札だった。

 他ゲームで「異世界無双」を謳歌おうかし、運営から特別な権限を授かった《伝説の勇者》たちが、レインの首を狙って突撃してくる。


「成金サーバーが。俺の『一撃必殺・次元斬』で、王ごとマップを消し飛ばしてやるよ!」


 だが、黄金の輝きをまとった勇者の前に、四つの「絶望」が立ちはだかる。


「先輩の邪魔をする悪い子……シュガーがチョキチョキしちゃいます!」

 

 シュガーが巨大な鎌を振るうと、勇者の「無敵判定」が飴細工あめざいくのように切り裂かれた。リアルの時間を共有する彼女にとって、敵の小細工などノイズに過ぎない。


「我が王の視界に、ゴミが入るのを許しません。……算数からやり直してください」


 アリスが空中に座標を刻めば、勇者たちの攻撃力は「1」に固定された。魂の座標を握る守護騎士の前では、あらゆる攻撃が意味を失う。


「主様の国に土足で踏み込むとは無礼千万ですな! 我が質量でちりも残さず押しつぶしますぞーーーっ!!」


 伝説の金竜リヴィアが豪快に笑い、拳を振り下ろす。彼女が放つ「暴力的な質量」の魔圧は、防御フィールドを紙クズのように粉砕し、勇者たちを大地へとめり込ませた。


「規約違反よ。……この世界のルールに従えないなら、消えなさい」


 精霊女王エルナが声高に叫ぶ。彼女が指を弾いた瞬間、勇者たちが誇っていた伝説の武具は「存在自体をパージ」され、虚空へと消え去った。


 武器を失い、全裸同然で地面にいつくばる「最強」の勇者たち。そこへ、レインが玉座から冷酷な宣告を下す。


『……一億人の「暴力」を、その身で味わえ』


 背後に控えていた地平を埋め尽くす群衆が、一斉に武器を掲げた。かつて軍隊を解体して手に入れた「最強の換金武装」から放たれる極大光線の奔流ほんりゅうが、空を、地を、そして侵略者たちを跡形もなく飲み込んでいく。


「う、うわあああああ!」


「……こんなのゲームじゃねえ!!」


 地平線を飲み込む大爆発と共に、侵略者たちは一欠片のデータも残さず、「資産」として一億人の市民に分配された。


『この帝国ゲームに、外からの「最強」なんて通用しない。……ここは、俺が作った俺だけの遊び場だ』

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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