第82話「彼の異変①」
セイマ「ふぅ…疲れた」
シャーロット「ですね」
ヴァネッサ「あっ!2人ともおかえり〜」
【シャーロット・グレイス(23)】
【セイマ・オヴェノーマン(26)】
ソーマ「ちゃんと出来た?」
セイマ「おう…でも3年前より悪魔がレベルアップしてるからしんどくてよ…」
シャーロット「…第一の騎士の力がこれの数十数百倍と考えたら恐ろしいですね……」
セイマ「やめとけーそういうこというの…頭痛くなる」
シャーロット「すみませーん……」
アリス「まぁでも…本当にやばいんだよね……」
ヴァネッサ「そーだね」
ヴァネッサ「わたしも実際に会ってはないんだけど…資料でやばすぎって見てさ」
ノア「…それに崇拝者共もいるわけだ、セイマの言う通り頭が痛くなるな」
セイマ「な」
ノア「…」
ホト「とにかく今は作戦に向けて気を引き締めよう」
アリス「そうだね」
ソーマ「1週間ぶりとかだから疲れたでしょ」
シャーロット「はい…でも元気はあります!」
セイマ「シャーロットは凄かったぜ!レクタスで一掃したんだ!」
アリス「へ〜!シャーロットちゃんすごい!」
シャーロット「はい!私もこの3年間…しっかり戦えるようになるって必死だったので……」
シャーロット「……」
シャーロット「…ゴーンはまだ……」
一同「………」
ホト「息は…あるんだ……」
ホト「…けど……全く反応がない…………」
ソーマ「……」
シャーロット「…そ…そうですか………」
セイマ「ゴーン………」
アリス「…でもこの前……ゴーンくんに少し反応…というか変なこと?が起こったの」
一同「?」
数日前に遡る。
部屋の密室で横たわっている男がいる。
目を覚まさず微かな息をしているゴーンだ
アリス「…」
アリス「ご飯だよー…」
ゴーン「…………」
寝ているゴーンは鼻血を垂らす
アリス「……?」
アリス「なんで………?」
ホト「…どういうことだろう………ヒルンベルトの斬撃にやられた影響とか……?」
アリス「わかんない…すぐに拭き取ったから…」
ソーマ「何か魔法を受けたんでしょうか……」
ヴァネッサ「よくわかんないね」
セイマ「…たまにゴーンは……よくわかんねぇことを言うんです」
セイマ「"確定してることでも、俺は皆を信じる"とかなんとか……」
シャーロット「…意味がよく……」
セイマ「だよな」
アリス「確定……?」
ノア「ゴーンの問題に関しては…あと回し…するしかない……………」
ヴァネッサ「…だね」
ソーマ「……問題が山積みですね」
ホト「…仕方ない」
ホト「騎士ってのはそういうお仕事だ」
現実かどうかわからない。夢かどうかもわからない。何もかもがわからない。
だが"視た"ものは確かだ。
ゴーンは見知らぬ空間を視た
ゴーン《……》
ゴーン《…………なんだ…?》
ゴーン《…いや……どうだっていい………》
ゴーン《やはり"視た"ものは……本当か………》
ゴーン《あれも…あれも………本当だった…………!》
ゴーン《なら…あれも………》
ゴーン《……》
ゴーン《……ダメだな》
ゴーン《全員…殺さなきゃな…》




