第68話「これはデートですか?」
カテラーデ「"発火"」
炎の輪っかを作り出す
カテラーデ「よし…」
ヒュイッ(その輪っかの中を通るカテラーデ)
カテラーデ「ふぅ…」
カテラーデ「……」
カテラーデ(…兄貴…………)
ノア「どうした?思い詰めているな」
カテラーデ「いや…兄貴のこと頭から離れなくて…」
ノア「…そう簡単には割り切れない」
ノア「だが今のお前がやるべきことはなんだ?」
カテラーデ「…飯を食う?」
ノア「サーカスの練習だろう」
カテラーデ「あっ、そっちか」
ノア「そういう複雑なものは今考えても答えは見つからない」
カテラーデ「…いつになったら見つけられるんですかね……」
ノア「お前は兄とどうしたい?」
カテラーデ「…よくわかんないです」
カテラーデ「悪魔を崇拝してるのが憎いってのもあるし……でもどこかで…嬉しかった」
カテラーデ「兄貴が俺を覚えていてくれた…俺を………」
カテラーデ「………」
ノア「?」
カテラーデ(そっか……俺…………)
トウナ「とうっ!おりゃ!」
ケレマ「ノってるな」
トウナ「うん!なんかこういうの楽しくない?」
ケレマ「たしかにそうかも」
ケレマ「最近戦いばっかだもんな」
トウナ「ふぅ…」
トウナ「…」
トウナ「…ケ、ケレマ!」
ケレマ「?」
トウナ「一緒に…その…出かけない………?」
ケレマ「???」
ケレマ「なるほど、まだ足りないのがあったのか」
トウナ「う、うん」
トウナ「カテラーデに必要な油とか、あと花とか欲しいし」
ケレマ「花か…女子かよ」
トウナ「女子だし」
ケレマの背中を殴る
ケレマ「いてっ」
ケレマ「あの店だろ?」
トウナ「そうそう、まずは油だね」
店の中に入り店内を見回す
ケレマ「どれがいいんだろな……よく燃えるやつ?」
トウナ(思い切って誘ったけど…これ……)
トウナ(デートってやつじゃん……?)
トウナ(私…すげぇじゃん………よくやったぜ)
ケレマ「なぁ、よく燃えるやつの方がいいのかな」
トウナ「ん?あ、オリーブオイルとかでいいんじゃない?」
ケレマ「食うのかよ」
2人は油屋での買い物が終わり花屋へ向かう途中のようだ
ケレマ「腹減った〜」
トウナ「何か食べてく?」
ケレマ「じゃあオレがいつも行く店行こうぜ!」
ケレマ「パンの店なんだ」
トウナ「パン好き」
ケレマ「食った〜」
トウナ「おいしかった!」
ケレマ「だろ?これは通うだろ!」
トウナ「あり!」
ケレマ「花屋だったよな?」
トウナ「うん、アリスさんにいいとこ教えてもらったから」
ケレマ「へぇ〜」
トウナ「ここだ」
ケレマ「おぉ、お花いっぱい」
トウナ(お花……)
ケレマ「これいいんじゃね?緑の薔薇?」
ケレマは緑の花を指差す
トウナ「ん〜…可愛いけどサーカスとしては違うかもなぁ……」
ケレマ「たしかに…トウナの目の色に似てるけど、トウナがメインじゃないもんな」
トウナ「買う」
ケレマ「え?いやでも…違うって…」
トウナ「買う」
ケレマ「いや必要ないもんは買うな!あんまり騎士団の資金ないって団長が……!」
トウナ「実費で……!」
ケレマ「もう買ってる!!!」
トウナ「〜♪」
ケレマ「ほんとに良かったの?実費て」
トウナ「私が買いたいんだからいいでしょ、私の買い物でもあるし」
ケレマ「…たしかに」
ケレマ「オレも飯食ったわ」
トウナ(ケレマ…私に似てるって…目だけど…)
トウナ(すっごいどうでもいいかもしれないけど…嬉しい……)
ケレマ「早く帰ろう!祭りまで時間ないぞ!」
トウナ「うん!」




