ガブちゃん配信 ゲストマドカ
「それでは今回は、マドカさんに来ていただきましたわー!」
「よろしく」
『マドカきたー!』
『今日は劇の話だよな?』
『まだ撮影前なんだっけ?』
「そうですわ! まだ撮影は始まっておりませんので、詳しい内容はこれから決まっていく部分も多いですけれども、今日はお話できる範囲で聞いていきますわ!」
「うん」
「まず、マドカさんは今回の劇でもマドカさん自身を演じるわけですけれども、普段と何か変わりそうですの?」
「あんま変わんないんじゃない?」
「そうですの?」
「やることは一緒だし。冒険したり、ライブシーンをしたり」
『ライブシーンもあるの!?』
『冒険だけじゃないのか』
『マドカたち歌って踊るの?』
「うん。私たちのパーティーは冒険もするし、歌ったり踊ったりもするよ」
『マドカ・アリシア・ナナリーの三人だよな?』
『その三人が劇でも一緒なのか』
「そう。私、ナナリーと一緒なのが本当に嬉しい」
『やっぱりナナリーファンw』
『マドカ、ナナリーの話になると嬉しそう』
「同じグループってだけでも嬉しいのに、劇でも一緒に活躍するから」
「マドカは本当にナナリーさんがお好きですわね」
「うん!」
『即答w』
『そこは迷わないんだな』
「ちなみに私のパーティーも、いつもの配信を見てくださっている方ならお分かりになると思いますけれども、モンバト部の皆さんですわ!」
『いつものメンバーか』
『ガブちゃんのモンバト部PT』
「学園でも仲良しですし、いつもの配信メンバーですの!」
『じゃあ劇でもそのメンバーで冒険するんだ』
『マドカ側とガブちゃん側がライバルになる感じ?』
「そういう感じだね」
「劇の中では私たちはライバルですわ!」
『現実では仲良いのにw』
「現実では親友ですけれども、これは劇ですもの! 本気でやりますわ!」
「じゃあ私も本気でやる」
『ガブちゃんめっちゃ燃えてる』
『マドカが淡々としてるのがまた面白い』
「では、マドカさん。劇の中で私に勝てますの?」
「逆に聞くけど、私に勝てるわけないよね? 知ってるくせに」
「ぐぬぬ……!」
『マドカ煽るなw』
『親友相手に容赦ない』
『ガブちゃん完全に勝負モード入ったぞ』
「劇ですから! 私だって負けるつもりはありませんわ!」
「うん。頑張って」
『その言い方がまた煽ってるw』
『ガブちゃん頑張れw』
「……それでは逆に私から質問ですわ!」
「うん」
「劇の中でマドカさんたちはA級冒険者ですけれども、現実ではC級で止めていますわよね?」
「うん。C級で完全に止めてる」
『え、C級!?』
『30層クリアしてるのに?』
『実力とランクが全然合ってないw』
「別に上げる気ないんだよね」
「なぜですの?」
「この忙しいのに上に上げてたら、指名がいっぱい来るじゃん」
『あー、そういうことか』
『ランク上げたら仕事が増えるからか』
「ただでさえエキドナ幹部ってだけで、色々拘束されそうなの来そうだし」
『確かに』
『エキドナの幹部ってだけで依頼する側も期待しそう』
『強い人ほど面倒な仕事を押し付けられる世界w』
「今でも結構やることあるから、冒険者の仕事まで増やしたくない」
「合理的ですわね」
『強いからランクを上げる、じゃなくて仕事を増やさないために止めるのか』
『マドカらしい』
「私もD級ですわ」
『ガブちゃんもD級!?』
『25層まで行ってるのに!?』
「私には学園もありますし、王女としての公務もありますもの。時間がありませんわね」
『……』
『その割には配信とモンバトしかしてないよな』
『それなw』
「……」
「そういえばそうだね」
『マドカまで気付いたw』
『ガブちゃん、言い訳タイムです』
「ち、違いますわ! 配信もモンバトも大切な活動ですもの!」
『公務は?』
『学園は?』
『冒険者依頼よりモンバトを優先してるだけでは?』
「モンバトは心の休息ですわ!」
「それなら仕方ないね」
『納得するなw』
『マドカ優しい』
「……ともかく! 冒険者ランクと実力は別のお話ですわ!」
「それはそうだね」
『そこは本当にそう』
『だってエキドナ30層まで行ってるもんな』
「私たちも今、25層を行ったところですわ!」
『25層!?』
『いや普通にすごいぞ』
『普通の冒険者って10層でもかなりきついんだよな?』
『そうそう、10層まで行くのも大変』
「25層はすごいよ」
「……その言い方ですと、30層をクリアした人が25層を褒めているように聞こえますわ」
「実際そうじゃない?」
「ぐぬぬ……!」
『マジでエキドナどうなってんだよw』
『25層でも化け物なのに30層クリア済みだから感覚がおかしい』
『ガブちゃんたちも普通に超上位なのに』
『エキドナ基準にすると全部おかしくなるw』
「私たちも、もうダンジョンを進めるために潜ってるわけじゃないしね」
『え?』
「30層はクリアしたから、今は色々作るのに必要な材料とか、モンスターのデータとかを集めるために潜ってる感じ」
『30層クリア後も普通に潜ってるのか』
『目的が攻略じゃなくて素材集めw』
『ダンジョンを狩場扱いしてる』
「私たちからすると、25層でも十分大変ですけれども……」
『ガブちゃん頑張ってるぞw』
『いや25層は普通にすごいって』
「分かっていますわ!」
「うん。ガブちゃんたちも強いよ」
「……ありがとうございますわ」
『今度はちゃんと褒めたw』
『さっきよりガブちゃん嬉しそう』
「そして、このダンジョン経験は劇でも活かされますわ!」
『お、戦闘シーン』
「皆さん、エキドナのダンジョン配信をご覧になっていると思いますけれども、劇の戦闘もあれくらいは期待していてくださいまし!」
『劇の戦闘ってどうやって撮るんだ?』
『普段のダンジョン配信みたいな感じになるのか?』
「私たちやガブちゃんのPTは実際にダンジョン潜るからね」
『あ』
『そうだった』
「だから、迫力ある戦闘を撮れると思うよ?」
「そうですわね!」
「実際に戦いますわ!」
『実際に!?』
『演技じゃなくて本当に戦うの?』
『まあ冒険者だからできるのか』
「普段から戦ってるしね」
「そうですわ! 私たち、実際に戦えますもの!」
『これはかなり迫力ありそう』
『ダンジョン配信の戦闘を映像で見る感じか』
『しかもマドカ側とガブちゃん側が戦うんだよな』
「ええ! そこは本気でやりますわ!」
「私もちゃんとやるよ」
『ガブちゃん燃えてるw』
『マドカはいつも通りだなw』
「それに、こういう長い物語の映像って、今まであまりなかったよね」
「そうですわね。音楽の映像結晶などは以前からありますけれども、今回のように物語を最初から最後まで撮るものは、ほとんどありませんもの」
『言われてみればそうだな』
『音楽の映像結晶は普通に売ってるけど、こういうのは見たことない』
『情報塔で見るのも楽しみ』
「情報塔でも公開されますし、タブレットでも見られますわ。映像結晶として販売もされますの!」
『情報塔で見られるのか』
『立ち見で見る人も出そうだな』
『家ならタブレットか』
『映像結晶買えば好きなとき見られるわけだ』
「完成したら私も見たいな」
『本人も完成形はまだ知らないw』
『まだ撮影前だからな』
「ですので、これからですわ!」
『戦闘シーンもこれから撮るのか』
『じゃあ本当にダンジョン配信みたいな戦いになるんだな』
「そうだね。せっかくだから迫力あるものにしたいし」
「私たちも負けませんわ!」
『また始まったw』
『現実の友達なのに劇ではガチライバル』
「強い敵とも戦う予定だし、そこも楽しみにしてて」
『お、強敵も出るのか』
『それ以上はまだ秘密?』
「うん。あんまり言うと楽しみがなくなるから」
「後半はかなり格好いいものになると思いますわ!」
『後半気になる』
『ガブちゃんがそこまで言うなら期待する』
「そしてモンバトのモンスターもたくさん出ますわ!」
『そっちが本命じゃないの?w』
『ガブちゃん絶対そこ一番楽しみにしてるだろ』
「もちろんですわ!」
「全部じゃない?」
「全部ですわ! まだ撮ってませんけども!」
『まだ撮ってないのに全部w』
『ガブちゃんらしい』
『完成したら情報塔で見られるの楽しみだな』
『映像結晶も買えるなら後で何度も見られる』
『こういう長い物語の映像、どんな感じになるのか気になる』
「それでは皆さん、完成を楽しみにしていてくださいまし!」
「私も頑張るよ」
「では最後に、劇では私がマドカさんに勝つということで――」
「それは無理じゃない?」
「最後まで言わせてくださいまし!!」
『www』
『最後までマドカがマドカだった』
『ガブちゃん本番頑張れw』
『これは完成したら絶対見る』




