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落内円は落ちている  作者: 七風


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コラボ配信

 ナナリーの配信。


 今日はいつもの一人配信ではない。


「こんにちは、ナナリーです!」


 隣にはマドカ。


 その反対側にはアリシア。


 そして――


「今日は私もいるよー!」


 ティニアがひょこっと顔を出した。


『ティニアだw』

『来た』

『今日もかわいい』

『妖精ちゃんいる』

『ナナリー様とのコラボなのにティニアがいる』

『マドカ、今日はティニアのお世話係?』


「なんで私がお世話されるの?」


 ティニアが笑う。


『自分で言ったw』

『そこじゃないw』

『今日も元気そう』

『妖精ちゃん自由だな』


「だって楽しいんだもん」


 ティニアがにこっと笑う。


 ナナリーもつられて笑った。


「今日はエキドナの皆さんとのコラボということで、色々遊んでみようと思います」


「何する?」


 マドカが聞く。


「ゲームでもいいし、質問でもいいよ!」


 ティニアが手を挙げる。


『ティニアがやる気満々』

『質問コーナーは後で』

『まず何かやろう』

『妖精ちゃん何するの?』


「私? 私は何でもできるよ」


『出た』

『言ったな?』

『何でもできる妖精』

『これは振り』


「振りじゃないよ!」


 ティニアが笑いながら抗議する。


 まずは簡単なゲームから始めることになった。


 四人で遊びながら、コメントを拾っていく。


『ナナリー様、ティニアに負けてる』

『妖精強い』

『ティニア意外と上手い』

『マドカは?』


「マドカちゃんは強いですよ」


 ナナリーが答える。


「私も強いよ?」


「ティニアは?」


「もちろん!」


『二人とも自信満々』

『じゃあ対決』

『マドカ対ティニア見たい』


「やろう!」


 マドカがすぐに乗る。


「私も負けないよ!」


 対戦が始まる。


 そして――。


「あっ!」


「やった!」


 ティニアが勝った。


『ティニア勝ったw』

『マドカ負けた』

『妖精つよい』

『これは自慢していい』


「えへへ」


 ティニアが嬉しそうに笑う。


「私、強いでしょ?」


「もう一回!」


「いいよ!」


 今度はマドカが勝った。


「勝った!」


『マドカリベンジ』

『妖精ちゃん負けたw』

『一勝一敗』

『仲良しかよ』


「もう一回!」


「いいよ!」


 そんな調子で何度か対戦しているうちに、ナナリーが笑いながら手を叩いた。


「そろそろ質問コーナーにしましょう!」


『待ってました』

『質問タイム』

『聞きたいこといっぱいある』


「順番に拾いますね」


 ナナリーがコメントを確認する。


『ナナリー様、エキドナで一番仲がいいのは誰?』


「うーん……」


 ナナリーが隣を見る。


「マドカちゃんかな?」


「私もナナリーちゃん好き!」


『知ってた』

『トライアングル』

『仲良し』


 次の質問。


『ティニアは何歳?』


「私?」


 ティニアが首を傾げる。


「妖精の年齢って、そんなに気になる?」


『気になる』

『教えて』

『秘密?』


「秘密にしようかなぁ」


 少し考えてから、にっこり笑う。


「でも、ナナリーよりは年上だよ!」


「えっ!?」


『妖精先輩』

『ナナリーより上w』

『見えないw』


「そこ笑うところじゃないよ!」


 ティニアが頬を膨らませる。


「私だってちゃんと大人なんだからね」


『かわいい』

『はいはい』

『その言い方がかわいい』

『ティニアちゃん愛されてるな』


「むぅ……」


 次の質問。


『マドカはモンバト強いの?』


「強いよ!」


 マドカが即答する。


「チャンピオンだから」


『また言ってる』

『ナナリーをボコった人』

『チャンピオンマドカ』

『聖女には厳しい』


「ナナリーちゃんも強くなるよ」


「本当ですか?」


「うん。いっぱいやれば」


「では頑張ります!」


 次の質問。


『アリシアさんは歌もダンスも出来るけど苦手なものある?』


「苦手なもの……」


 アリシアが少し考える。


「料理でしょうか」


「それは言わなくていい!」


 マドカがすぐに反応した。


『料理w』

『万能じゃなかった』

『弱点発見』

『アリシアさん料理配信しよう』


「マドカちゃん!」


「だって本当だもん」


 アリシアは困ったように笑う。


「……いつか練習しておきます」


『料理配信希望』

『ティニアも』

『四人で料理やって』


「私も?」


 ティニアが目を丸くする。


「私、料理くらいできるよ?」


『その言い方怪しいw』

『本当に?』

『見てみたい』


「できます!」


 ティニアが胸を張る。


「じゃあ、いつか四人で料理配信もしましょうか」


「いいね!」


「楽しそうです」


「私、頑張る!」


『絶対見たい』

『料理回待ってます』

『ティニア頑張れ』

『ナナリー逃げるなよ』

『マドカいっぱい食べて』


「なんで私だけ心配されてるの!?」


 ティニアが笑いながら抗議する。


 コメント欄には、今日も楽しそうな文字が次々と流れていった。


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