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あの悪魔の眼を見ろ  作者: 写輪眼


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6/10

第6話弱い奴は覚えている。

前回、露晴天は悪魔にはならなかった。そして今回会うのは中学時代の2人目の玩具、その玩具と露晴天は何があったのか、そしてどうなるのか、どうぞお楽しみにください。

数日後〜


詠太からあるメッセージがROINからとどいていた。


内容は(今日2人目の玩具ヒトと会うことになったから龍小公園に19時集合で)

するとまたメッセージが届いていた。

(今度もし露晴天が耐える事ができなかったら、俺はあいつとは縁を切る。これが最後のあいつが悪魔へと変わる機会チャンスだ)

正直、露晴天が2人目の玩具ヒトと会って「ハナシ」を聞いたとしても、どっちに転ぶかは何も分からない。でも露晴天が前を向いて自分の犯した罪を一つ一つ認めていくためにまだ歩き続けるというなら私はたとえ露晴天がどんな選択をとり、どうなろうと私はずっと愛し続けると誓ったのだから...


そして私は(分かった)というメッセージを送り夜7時前龍小公園へと歩いていった。

午後7時、龍小公園についた私はいつも通り詠太と露晴天がいるところに向かった。


詠太「おぉー!!来たねー!」


露晴天「来たんだね。」


琴江「うん...来たよ。」


相変わらず瑛太のテンションはおかしい。


「それじゃあ呼んでくるから!待っててね♡チャオー。」


「ねえもし今回で...そのー...露晴天が悪魔に変わる事ができなかったのなら...露晴天はどうするつもりなの?」


私は気まずながらにそう言った

「その時は鳴き声ごと夜に溶かして、遠い街に2人で一緒に逃げよう笑」と...

私は笑うつもりなんてなかったのに。口元が勝手に緩んでしまった。



でも悪魔はそんな彼を逃そうとはしなかった。



「こっちこっちー!」と詠太が手をくいくいっとその2人目の玩具(ヒト)を呼んでいる。


私は固唾を飲み込んで、ゆっくりその場を見守ることにした。

やってきたその玩具(ヒト)は男の人で髪の毛は金髪、銀色のネックレスをした身長170cmくらいの少しがっちりとした体型の玩具(ヒト)だった。彼の名は石川王牙いしかわおうが


「よぉ露晴天、久しぶりか?ていうか覚えてねえか...なんせ記憶がねえんだってなあ!!」


すると王牙くんは露晴天の顔に蹴りを一発振るった。

露晴天はそのまま倒れた。

「おいおいまじかよ...マジで雑魚じゃん、こいつ笑あの頃の悪魔と呼ばれていた頃とは正反対じゃないか!!今ならあの時のことを含めて全部お前にぶつけてぶち殺せるな!!」

その瞬間、王牙は露晴天を殴ろうとした。


すると詠太は「はいはい、ぶち殺すとかどうでもいいから。王牙が言っていたあの時の頃について教えてあげてよ。記憶がなくなっているんだしな。」


と言いながら王牙くんの手を止めた。

「そうだなあ...教えてやるよ。よく聞け」

そして王牙くんは話し出した。それはそれは聞いただけで下呂を吐きそうな腐臭のする悍ましい過去だった...


「中学の頃、俺に初めての彼女ができたんだ。名前は柚葉ゆずはって言うんだが、正直言って俺の生きる希望だった。問題児だった俺を嫌うことなく、嫌な顔ひとつせずに支えてくれた...大好きな彼女だった。一生をかけてでも守りたい存在だった。そんなあの人をそこにいる露晴天《悪魔》はぐちゃぐちゃにそして狂いそうなほど滅茶苦茶にしたんだ。この悪魔とそのグループで柚葉を脅して強姦して、それだけじゃなかった…コイツは柚葉の姉にまで手を出した。その時の悪魔は笑ってこう言ったんだ…


「見ろよ(笑)脅しの道具さえあれば女って簡単に股を開く」ってな。


狂っていた。

人間が悪魔には何もできないと心底実感したよ。柚花の姉は精神崩壊して自殺をした。柚花のハメ撮りを公にしない代わりお前とやらせろと脅されたらしい。柚花の姉は妹思いの優しい女の人だったのに…それをあの汚らわしい目をした憎悪の権化、奈良岡露晴天という人間の皮を被った悪魔が自殺まで追いこんだ…ここまで言っても何も思い出せねぇのか。本当に殺すぞ…お前…」


露晴天の目は変わらなかった。濁った目をしていただけだった。嫌、死魚みたいな目といったほうがいいかな。それでも露晴天は立ち上がり頭を下げて言った。

「本当にごめんなさい。正直…やっぱり思い出すことはできないみたいだ。でも君の気持ちを理解はした…無理にとは言わないからこれから生涯ずっと謝罪で償わしてほしい…」


王牙は露晴天を見下して語った。

「世界はな…残酷なぐらい、”弱い奴”を覚えているんだ。」

「スマンな…やっぱりオレはお前を許せねぇわ…」


王牙は露晴天に馬乗りして、殴りながら理性の切れた叫びが空気を裂き、荒れた拳だけが止まらなかった。王牙くんは声を張り裂かせながら、怒りだけで身体を動かしているようだった。一方、露晴天は何も抵抗しなかった。床に押さえつけられたまま、痛みより、心と眼が黒く沈んでいくようだった。

10分間ただひたすらに…露晴天はもうボロボロだった…何度も打たせいで、顔中が赤黒く痛々しく歪んで、頬も口元も傷だらけで、まともに表情を作れないほどだった。王牙くんは息を切らしながら肩を上下させ、怒りだけで立っているようだった。殴っていた拳は震え、荒い呼吸が静かな空気に響いていた。露晴天はそれでも…


「ごっ…ごめんな…はい…」と口を動かして謝罪した。


王牙くんはバテた身体を引きずるように立ちながら、それでも露晴天への憎しみの睨んだ目は消えなかった。。。そして

「胸の奥にずっとこの怒りは燻り続けている。お前をユルせねぇよ…」

と殴ってもどれだけ殴っても消えなかった憎しみと怒りを背負い込み、帰っていった。

私と詠太はただ見ていただけだった…詠太はすると…

「露晴天…これが君への最後のチャンスだったのにな…お前はそれでも悪魔の道に戻ろうとしないのか。。。」っと言葉を捨てて去っていった。私は露晴天が起き上がるまで待った。


1時間後…

「まだ…居たのか…まったく…」


「言ったでしょ。私はあなたがどんな姿だろうと愛すると最後まで決めたのよ。。。だからずっと一緒にいる。」


「そうか。それじゃあ僕の呪いだね…」


「呪いなのかもね。(笑)」時間は午後21時、夜がどんどん深くなっていく程、自分の空っぽな音だけが響いていた。すると露晴天は突然…


「明日デートに行こう。」

           と私の中の希望を優しく撫でたように一言そう言った。


どうでしたか?第6話あの悪魔の眼を見ろ

王牙が語った気色の悪い過去の話、それは決して弱かった人は許さない。

是非次もお楽しみにください。

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