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あの悪魔の眼を見ろ  作者: 写輪眼


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4/10

第4話いっぱいいっぱいな気持ち

露晴天の前に突如として登場した人物佐々木詠太。彼の正体とその目的が今明らかになる。それは琴江にとって想像もしたくないとても悍ましい内容だった、、、

露晴天が悪魔だった?もう私はいっぱいいっぱいだった。

詠太「もー露晴天が自分が悪魔と言われていた頃を忘れていてびっくりしたけど最終的に此処に戻ってきてくれて良かったよー」

琴江「その、悪魔ってどういう意味?」

詠太「んー?むー。まあ今まで色んな人に露晴天は強姦、カツアゲ、イジメ、暴力をしてきたのよ。もちろん俺も被害者だよ。」

琴江「え?詠太君も被害者なの?」すると詠太は服を脱ぎ捨てた。すると...背中に赤い泣けた傷が背中全体にあった。私は誰がしたのか聞くと詠太は指を指してこう言った。「あの悪魔の眼をみろ」っと、すると露晴天は私を真っ直ぐに見つめた。その眼にはあまりにも大きな重圧を背負ってしまった、でも覚悟を決めた眼をしていた。

詠太「中学の時俺はコイツからイジメをされていた訳でこの背中の傷ができたのはコイツが俺にこう言ったんだ、この熱い湯を背中に流して最後まで我慢することができたのなら、お前を解放すると...俺はこんな地獄から抜け出せるなら我慢してやると思ったんだ。でも悪魔の言うことなんか信じてはいけなかった。コイツは俺のイジメを辞めなかった。だから俺はあの時何もかもを置いてこの悪魔から逃げた!!でもコイツとは高校でもう一度出会ってしまった。最初手はめっちゃ震えたよ、見ろよ今でも震えているぜ...でも俺はこの悪魔と話をしたんだよ。するとこの悪魔は殻が抜けたかのように別人になっていたんだ。あの時の悪魔と言われていた奈良岡露晴天じゃなかったんだ。

俺は許せなかった、コイツにめちゃくちゃにされたヤツらも全員許せねぇだろうな。お前に話をどんどん聞いていくとコイツは死にたがっていたんだ、だからこそ悪魔を甦らせる。コイツに今一度生きた地獄を見せつけて落とし前を付けさせる。なあ?悪魔。」

私はパニックになった、本当か嘘かは分からない。

琴江「本当なの?露晴天...」すると露晴天は私と合わせていた黒い目の視線を逸らした。それが答えだった。

琴江「本当なんだね、わかった、それで記憶は?」

詠太「完全には戻っていないみたいだけどある記憶だけは残っているらしい。」

琴絵「ある記憶って?」

詠太「とても大切な人を己の手で殺したらしい、その後から何も記憶がないみたいだね。」

琴江「とても大切な人を殺した?」私は考えた、でもそれって滝川アサヒじゃ無さそうだし誰だろう。

詠太「まあ、それはさておき本題に入ろうか。悪魔が記憶を取り戻さないことを許さない人たちがいるだろう。」

琴江「てか待って!露晴天自身記憶を取り戻したいの?忘れているままじゃだめなの?」露晴天は静かな柄にこう答えた。

露晴天「僕が今までどんなに酷いことをしてきたのかを理解して僕は僕の落とし前をつけないといけないんだ。」

琴江「そう...ってことは露晴天が私に話してくれた過去の話って、どうなるの?」

露晴天「全て嘘だよ。空っぽさ、ただ母がいる。」

琴江「お母さんだけ?」

露晴天「うん、シングルマザーっていうやつだよ。」

琴江「そうなのね。」この部屋の重たい沈黙が胸を沈める。

詠太「はい。ってことでもういい?じゃあ説明するけど簡単に言うと露晴天に復讐をしに来るだろうね。」

琴江「復讐って?例えば?」

詠太「うーん。そうだねー。例えば自分の大切な人(母)を手にかけられたり?」露晴天はそれでも俯いた横顔に静かな覚悟が滲んでいた。

詠太「んで!どうするかっていうともう一度露晴天に悪魔になってもらうんだよあの頃のみたいにさ。露晴天...頼むから俺を失望させないでくれよ?次は近くで見せてくれよ、君のその悪魔の姿を!!!」すると詠太が露晴天の胸ぐらを掴み言葉にならない思いを無理矢理吐いたかのように叫んだ。露晴天はそれでもまだ真っ黒な眼だった。その目に写っているのは絶望や憎しみを噛み砕いた自身のグチャグチャの感情だけだった。

露晴天「離せ。これは命令だ。」詠太は中学時代を思い出してしまったのか逃げ場を失った獲物のようにその場で弱々しく手を離した

詠太「やっぱり、人間如きが悪魔には逆らえないみたいだ笑」

琴江「今日はもうこんな時間だし、1度みんなの、カオスな情報を整理させてまた明日待ち合わせしよう。」

詠太「そうだね。そうするよ。じゃあね琴江ちゃんと露晴天あくま」

そして胸の奥に黒いモヤを残したまま、私たちは解けるように一日を終えた。

次の日

私は集合時間に間に合うように指示された場所まで歩いて行った。足が鉛のように重く、一つ一つの体の動作が追いついていないみたいだった。すると詠太はルンルン♪と今にでも羽ばたいて行きそうなくらい軽い挨拶で「やっほー!ことちー!」と意味の分からないあだ名で呼んでいて、相変わらず露晴天は真っ黒な眼で地面を見つめている。

琴江「それで?どんな話になったの?」

詠太「今一度、露晴天が中学生の頃遊び倒していた玩具ヒト達を呼べるだけ呼ぼう!の会になったって感じ?」

琴江「それって露晴天は大丈夫なの?思い出せるの?」

露晴天「それは分からない。」

琴江「はあー、まあ確かにやってみるだけやろっか。それで誰を呼ぶの?その玩具ヒト達を」

詠太「それならこの俺にお任せあーれ!」っと詠太はスマホを取りだしてどこかへ去っていった。

琴江「ねえ...露晴天、私心配だよ。」露晴天はその真っ黒な冷たい眼をこちらに向けて喋った。

露晴天「僕は僕の落とし前を付ける。何故、過去の無い空っぽの悪魔と呼ばれていたのか、どうして記憶を失ったのかも分からないしね。それがもし解決されるのならどんな手を使っても...悪魔と呼ばれていた頃に戻っても決して後悔はしない。」

琴江「そう...分かった。」露晴天のさっきの言葉が彼の心のブレーキを壊していくかのように言い聞かせているようだった。すると丁度詠太が帰ってきた。

詠太「ビックニュース!なんと二人の玩具ヒト達と会えるようになりましたー!✌︎その玩具ヒト達はー!」っとその玩具ヒト達の名前を聞いても露晴天の顔は1ミリも変わらなかった。

詠太「1人目の玩具ヒトは今日の夜会えるっぽいけどどうするー?」

露晴天「会おう。」露晴天は空気を切り裂くかのように一言そう言った。

詠太「ラジャー!それじゃあそれまで何処かで時間潰しでもしようか。ごはんでも食べに行く?はあーお腹すいたぁ、ね?露晴天?」すると露晴天は呆れたように「わかったよマスドナルドに行こう。」

詠太「やったー!やっぱり露晴天はわかってくれると思ってたいたよー!今だけ天使みたいだねっ!ことちーも行こうよ!」ってな訳で私たち3人は2人中1人目の玩具ヒトと会うことになり、それまで私は分からなかった。



彼、、、奈良岡露晴天がどんな悪魔だったのかと今理解して後悔した。


露晴天の前に突如として登場した人物佐々木詠太。彼の正体とその目的が今明らかになる。それは琴江にとって想像もしたくないとても悍ましい内容だった、、、

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