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匂いフェチ♡

卯・辰の章、更新いたしました。

 「ディヴァイン・レトリビューション!」

マコの背後からメリーナと全く同じ魔法が放たれ、お互いの魔法が巨大なプラズマを伴いながら収束していく。

「マコラ。二対一で闘っているのかい。なら私も参戦しても問題ないか?」

ラジャット(銀)が、身体から放電を放ちながら銀龍へと獣化しようとすると、マコが叫ぶ。

「ターゲットの大きくなる獣化は、メリーナ先輩に対して不利になるから速度を活かせる龍人のままでいて!」

「なるほど、そういう相手みたいね」

エスターテが、白い聖なる光に包まれたままの幻影と共に超高速の連続蹴りをラジャット(銀)に放つ。

「ほう」

ラジャット(銀)は不敵に笑うと、ムサラと呼ばれる長い棒状の武器を振り回し連続蹴りを器用にいなす。


「パイロブラスト!」

賢者エルドよりもたらされた巨大な火球旋風魔術をメリーナがマコに放つ。

「パイロブラスト!先輩、本気になってくれていますね」

今度はマコが、嬉しそうに笑いながら同じ魔法で威力を相殺し、タイムアクセルを使用してメリーナに両手剣で挑む。

「マコちゃん。貴方こんなに強かったの?」

メリーナも同等のタイムアクセルを使用し、黒いブレードを持つレイピアで剣をさばきながら、マコに疑問を投げかける。

「そりゃあ十二魔将、卯のマコラだもん。最強だと自負してる♡」

「・・マコちゃん、もしかして赤魔導士でシークレット固有ギフト「匂いフェチ♡」なの?」

「もちろ~ん♡先輩と同じ匂いフェチ♡」

メリーナは暫く考え込むと、恐る恐る尋ねる。

「わたしとあなたって、似すぎてない?」

「当たり♡」

マコは意地悪っぽく微笑むと口を開く。

「だって、先輩とわたし半分は同じ人格なんだもん」

思わずメリーナは、身体の動きを止めてしまう。

「隙あり!」

マコのレイピアをメリーナは、左肩に受けてしまう。

「ぐっ、痛ったいー!」

メリーナは、泣き顔になりながら肩にヒールをかけ、マコを睨みながらたずねる。

「何が半分同じなのよ!」


「もちろん、マコと先輩は別人ですよね。とすれば、後の半分って事ですよ」

マコは、面白そうにメリーナの反応を楽しんでいた。

「???、わたしが二人に分かれてこの世界に飛ばされたって事?」

「近いけど、すこし遠いかな?ここからは、わたしにも難しいから専門家のハイラさんに聞いてみたら?この場を生き延びられたならね」

「専門家?あなたは、わたしなの?」

マコは、意地悪っぽく笑う。

「・・半分だけだけどね」


メリーナは、頭の中が激しく混乱して、もはや思考が停止しそうになっていた。



お読みいただきありがとうございました。更新を水曜日、土曜日の週二回、16時前位に更新したいと思います。引き続きどうかよろしくお願いいたします。


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