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すごい!おじさん、メキーラ、ありがとう~♡

卯・辰の章、更新いたしました。

 緊急の生徒会会議が招集され、メリーナとエスターテは放課後、会議室へと向かっていた。

「また何か問題ごとが発生したのかしらね?」

階段を昇りながらエスターテがメリーナに話しかける。

「先生たちにも別に変わった様子はなかったけどな~」

その時、後方から可愛らしい声が聞こえてくる。

「先輩~、委員長、待ってくださいよ。私たちも呼ばれるなんて、始めてですね♡」

新人の体育委員、白髪の紅玉色の瞳の少女マコが駆け足で階段を上がってくる。

「わたしも何があるか知らないの。全員を呼び出しているから大事な事だと思うけど」

「へ~、なんだろう?この前あった事件の件かな?」

マコの質問にメリーナとエスターテは互いを見つめながら苦笑し首を振っていた。



「本日、集まってもらった議題は、生徒会長選挙の前倒しについてです」

生徒会長のリヴィアの発言に会場が少しだ喚いたが、アウラ副会長がそれを制す。

「いきなりで驚いた人も多い事だと思いますが、「夜明けの爪」により多方面の地域が静かに、その勢力下に統治されている事が判明し、すでに卒業生たちが動いています。私たち最上級生も卒業を早め、応援に向かう事となりました。その為に生徒会長選挙も前倒しになります」

広報委員長のマノン・ブルイヤールが挙手を上げる。

「どの位、早まるのでしょうか?全く準備ができていませんが?」

「ごめんなさい。ただちに公示し、一か月以内には選挙をとり行うつもりで考えています。他の委員会メンバーにも協力を仰ぎますのでよろしくお願いします」

「わかりました。昨年の公示用の印刷物の予備を流用しますが宜しいですか?」

「かまいません。これから決定する日時の部分を上書きして張り替えて下さい」

リヴィアが頭を下げながら回答すると、次にアウラ副会長による議事進行へと移っていった。


緊急の生徒会会議が終わるとメリーナとエスターテは学長室に呼ばれていた。

「エスターテ・ハーベスト、メリーナ・フレヴァリ入ります」

二人が学長室に入室するとそこには、サンテラ、アニラ、シンダラ、メキーラ、バサラが既に入室して、先程まで会議室に居たリヴィアと何かを話し合っていた。

「え?」

メリーナとエスターテが驚いた表情を見せると、ポーラ学長が二人に向かって真剣な表情で口を開く。

「リヴィア・テンプルには、あなた達を引率してアルカディア学園討伐部隊を編成、「夜明けの爪」の本拠地を目指してもらいます。ごめんなさいね、まだまだ学びの途中なのに実戦ばかりで・・」

そう言うとポーラは二人に頭を下げる。

「・・?。でも、みんな本拠地の場所は思い出せない様にされているんじゃ?」

メリーナは討伐部隊の事よりも、本拠地を目指すという言葉に首を傾げながら、今までの経緯から思った事を率直に尋ねる。

「偵察部隊だったメキーラとの会話からエルドが手がかりを導き出してくれていたんだよ」

「手がかり?」

「・・ヒント?」

メリーナとエスターテは互いを見つめながら首をひねっていると、二人の様子に気づいたメキーラが説明する。

「わたしが思い出せない空域の中心こそが本拠地だったみたいです。エルドさんはそのあたりの地理にも詳しいみたいで、候補を絞ってくれました」

「すごい!おじさん、メキーラ、ありがとう~♡」


メリーナは、はじけるような笑顔で小躍りしながらメキーラに抱きついていた。





お読みいただきありがとうございました。更新を水曜日、土曜日の週二回、16時前位に更新したいと思います。引き続きどうかよろしくお願いいたします。


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