表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/62

今日もいい匂いだったな~♡

丑・寅の章、更新いたしました。

 アルカディア魔法学園の新学期が、新たな臨時職員達の働きでつつがなく始まった。


「起きなさい!メリー!起きろって言ってんだろ!」

「ここは・・、やっぱり夢じゃない・・」

「あんた何言ってるのよ!早く起きる!」

「はい。はーい、エスちゃん♡」

「もーぅ!、はいは一度にして!」

エスターテはメリーナに、そう言うと毎度毎度の様子に怒って先に部屋を出ていってしまった。


「エスちゃん、今日もいい匂いだったな~♡」

入学式も終わり、魔法学園には新たな顔ぶれが、新たな風を運んでいた。

「急がなくちゃ!授業に遅れちゃう」

メリーナは、我に返るとあわてて身支度を整え始めていた。



授業も終わり、すでに新学期が始まってから一週間がたった放課後の生徒会室、そこで希望者による新しい生徒会委員の面接が行われようとしていた。

(やっぱり、体育委員は人気無いんだろうな~)

生徒会長のリヴィアと副会長のアウラの最初の説明が終わり、いよいよ集まった生徒会委員の希望者達が希望する委員会別に分かれて面接を受ける時間が訪れた。

「え~ぇ!」

メリーナは、自分の机の前に並ぶ生徒の数に目を疑った。なぜなら希望者の半数近くが体育委員会を希望し並んでいたのだから・・そして隣の机にいるエスターテに思わず声を掛けていた。

「エスちゃん、エスちゃん。どうしよう・・」

すこし呆れたような顔をみせた後、わずかに微笑んで答えた。

「あなたの勧誘の成果でしょ。ささっと、きちんと面接して、ちゃんと決められた人数に絞るのよ」

「最高で、私を入れて八人までだったよね・・」

「そうよ、落ちた子が他の委員会も選びやすいようによくフォローしてあげてね」

「えぇ~!そんな・・そこまで考えてないよ~」

そして、メリーナ達の面接が始まった。



「以上、七名となります。選ばれなかった人、ごめんなさい・・」

メリーナは恐縮しながら何度も頭を全員に下げていた。

そして、その様子を見たアウラがメリーナの横に並ぶと、皆に声を掛ける。

「他の委員会にも興味が有れば、いまだ定数に満たない委員会も有るので覗いてみてはくれないか?」

そう言うと、メリーナの横で同じ様に並んで頭を下げていた。



委員会希望者の全ての面接が終わった生徒会室で精神的に疲れ果てて座り込んでいるメリーナにエスターテが声を掛けた。

「お疲れ様。大変そうだったけど、あの短時間で、どうやって絞り込んだの?」

メリーナが生徒の番号と名前を記入したメモ紙に〇や△、◎が記載されていた用紙を見せると、少し困ったような仕草で答えた。

「実は・・もうどうしようもなくて、匂いの好みだけで判断してたの」

メリーナの告白に、エスターテは思わず天を見上げ溜息をつく。

「ま、メリーらしいと言えば、メリーらしい選び方だよね」


新しい仲間が加わりメリーナ只一人だった体育委員会、新たな生徒会活動がこれから始まっていく。



お読みいただきありがとうございました。更新を水曜日、土曜日の週二回、16時前位に更新したいと思います。引き続きどうかよろしくお願いいたします。


もしよろしければ小説家になろうでの、評価、ブックマーク・フォロー、感想などを頂けますと幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ