わたしも頑張ってくるからね♡
亥・子の章、更新いたしました。
「ここは・・、わしは生きているのか?」
「ここは貴方の寝室です、もう三日たっていますよ。メリーが、狂化魔法の極限迄の行使と、わたしの奥義で満身創痍の貴方を助けたんです」
「メリーが・・」
目覚めたてで驚くクビラに、付き添いで看病していたエスターテが話しかける。
「メリーは、あなたの知るメリー以上のメリーになってる。既に賢者と言うより「大魔導士」とでも言うべき存在になっているわ。だからあなたの様な魔法攻撃を受け付けない特性の人にも回復魔法を行使できていたのよ」
「そうか、話以上に成長していたのだな・・」
「そう、あの子は一日ごとに成長している・・わたしも負けてはいられないわ。・・お水取ってきますね」
そう言うとエスターテは部屋を出ていった。
「ネズミ、いるな?使い魔をよこしたのか?」
ベッドの上で天井を見上げながらクビラは呟く。
「私には天敵のような娘ですよ。総帥には自身での本気の対処を願い出るしか有りませんね。どうやら感染源が特定される日も近いようです。残念ですがこの街は放棄しようと思っています」
「おまえが、だだ放棄するだけなのか?」
「最後に、あなたの生死を確認に来ただけでしたが・・。貴方の想像通りですよ・・」
そう言うと、使い魔のネズミは只の鼠へと戻って屋根裏へと消えていった。
「メリー、街に暴動と殺戮が起きるって!」
メリーナたちが山小屋に戻ってくるなり、エスターテが飛び出して来た。
「え!エスちゃんどうしたの?」
「あ、おじいちゃんが目覚めたのよ」
「え、本当に!よかった~♡」
「そしたら、街が危ないってそう言うのよ。鼠の十二魔将が街を捨てるって!」
「それで暴動と殺戮が起きるの?」
メリーナとエスターテの会話を聞いたサンテラがあわてて口を挟む。
「あの鼠!やっぱりそういう手段に出るのか!」
「あいつが起こす惨状はもう見たくもありません!ここまで来たら、調べにくい別荘群の中に奴がいるとみて間違いないと思います。こちらも強硬手段に出ましょう!」
メキーラが暴動と殺戮という言葉に強く反応する。
「そんなにひどい状態になるの?」
「わたしは何度も上空から、その惨状を見てきました。あれは駄目です!」
少し冷静さを無くしたメキーラの肩を叩きながらバサラが声をかける。
「わかるぞ。どれだけ出来るかわからないが犬人達にもう一度、わたしも声を掛けてみる」
「命令が出たら暴動が始まる。一刻も猶予が無いぞメリーナ。飛ぶぞ!」
シンダラが雲を呼ぶ。
「みんなは、暴動を止めてね!わたしも頑張ってくるからね♡」
メリーナは気丈に微笑むことで、みんなを鼓舞し送り出していた。
お読みいただきありがとうございました。更新を水曜日、土曜日の週二回、16時前位に更新したいと思います。引き続きどうかよろしくお願いいたします。
もしよろしければ小説家になろうでの、評価、ブックマーク・フォロー、感想などを頂けますと幸いです。




