表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/61

爺をおとなしくさせるよ♡

亥・子の章、更新いたしました。

 山小屋に近づく白髪、白い髭を生やした巨体の老人は、メリーナに気が付くと厳しい目をして口を開いた。

「メリー!手紙は読んだのだろう?何故戻ってきた」

「だって、街には卒業生が・・先輩たちを助けなきゃいけないの」

メリーは、大じいちゃんに言い訳をしながら抱きついた。

老人は、優しくメリーナの頭に手をやって撫でると意外な言葉を口にした。

「情報調査用魔法で私の情報を窃取できるのだろう。わしはテイムなどはできないぞ」

その言葉に促されるかのようにメリーナは情報調査用魔法を行使してしまっていた。


クビラ・クンビーラ、水・氷属性、黒魔法、障壁魔法、強化魔法、変身魔法、狂化魔法、精霊魔法、精霊の加護、基礎能力値108、最大能力値不明。シークレット固有ギフト「道具フェチ」


「え、大じいちゃん。どういう事?なんでテイムの事を・・」

メリーナはクビラに抱きついたまま上を見上げながら驚きを口にしていた。

「この街に起きた事について心当たりが有ったので、亡くなった古い友人の娘の所まで出向いていたのだよ」

「その人って?」

「今は、秘密結社「夜明けの爪」の総帥をなさっている」

メリーナは大じいちゃんが語る言葉に信じられない思いで言葉を返した。

「なさっているって?」

「お前が入学した学園都市とは、やがて敵対関係になるとは思っていたが・・。残りの余生は傍観者でいるつもりでいたんだが・・。旧友との盟約は裏切れん」

「大じいちゃん!何を言っているの?」

遠巻きに様子をうかがっていた元十二魔将達に目線を移し、抱きついているメリーナを静かに引き離しながら声を上げる。


「総帥の命により空席であった十二魔将、亥に任命されたクビラ・クンビーラだ。命により最終勧告にまいった。組織に戻る気はないか返答をせよ!」

余りにも信じられない展開にシンダラでさえも固まってしまっていた。そして、クビラはその身体を巨大な猪人へと変化させていく。

「メリー、メリーナ。おまえにも最後に言っておく、母の元に去れ!さもなくば、十二魔将共々と同じ運命をたどることとなる」


「ピュリファイ!」

メリーナは目の前の巨大な猪人に魔法をかける。

「わしは、精霊の加護を持っている。テイムや病は受け付けん!操られてなどいないぞ」

「大じいちゃん!ならなぜ!」

悲痛な叫びを上げるメリーナを巨大な腕が払いのける。吹き飛んでいくメリーナをエスターテが素早く飛び込み抱き留めて防護する。

「メリー、しっかりして」

「エスちゃん♡」

「あのわからずやの爺をおとなしくさせるよ♡」


微笑を浮かべるエスターテにとっては、彼女の村には当たり前のように存在するやたら戦闘力の高いウザイ年寄りとの馴染んだ光景を見るようで、目の前の猪人にあまり違和感を感じられてはいなかった。




お読みいただきありがとうございました。更新を水曜日、土曜日の週二回、16時前位に更新したいと思います。引き続きどうかよろしくお願いいたします。


もしよろしければ小説家になろうでの、評価、ブックマーク・フォロー、感想などを頂けますと幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ