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誰か外にいないかな~♡

亥・子の章、更新いたしました。

 「通るぞ!」

早朝、峠の周辺に残してきた猿人達以外のメリーナ一行は、バサラの連行される体で堂々と街道から街へと侵入するという手段を選んでいた。

先頭のバサラは、見張りの犬人達にリーダーらしく表向きは堂々とした貫禄を見せていた。

「昨日の今日だ、この方法が一番自然だったな」

サンテラが小声で苦笑しながらバサラに話しかける。

「あまり良い気分ではないですよ。街に入ったら今度は鼠たちの目が光っていますから何が起きるかわかりませんよ」

そして、ついに最後の街の入口にある簡易的な検問所兼観光案内所にたどり着いた。



「あれ、メリーナじゃねぇいか?里帰りなのかい?」

メリーナを見知った案内所の職員が不思議そうな顔をしながらメリーナの顔をのぞき込む。

「髪型を変えたのか?赤い髪になってるし?」

「魔法学校で流行っているの。似合わないかな~?」

万が一の為に赤髪の最終形態に変身しているメリーナは、この姿の自分をメリーナだと認識してくれている様子に少し安堵しながらいつも通りの調子で答えていた。

「随分ハイカラなんだな学園都市は、他の方々も魔法学園の人達なのか?さらに個性的な方々だな?」

「あそこは、色んな種族の人たちがいるんだよ」

「魔法学園都市は凄い所だとは聞いていたが・・一度は行ってみたいもんだよ」

そう言った会話だけでメリーナ達は検問所兼観光案内所をあっさり通過していった。


「街、違和感ある?」

馬上のメリーナの後ろからエスターテが聞いて来るとメリーナはまるで拍子が抜けたように答える。

「いつもと何も変わった様子がないの。大じいちゃんの手紙が無ければ絶対油断していたと思う」

「バサラはここ迄、街に入った事は有るのか?」

シンダラが尋ねるとバサラは首を振りながら答える。

「街へは絶対に近づかない様にしていた」

「メキーラは、上空から監視していたんだろう。鼠はどこに居そうか解かるか?」

「前にも言った通り、私が直に監視していたわけではないからね。特段の報告は入ってなかったんだよ」

「って事は、ここからの道中は私達であろうとも細心の注意が必要だな」

そう言いながらシンダラをはじめ各、元十二魔将達は各々のセンサーを最大限に街に張り巡らせていた。

「さてこの場合、何処に向かいましょうか?」

サンテラが黒馬の手綱を引きながらメリーナに尋ねた。

「学校かな?残ってるみんなの様子が心配だから」

「学校ですか?では先導をお願いします」

「ええっと、その先の通りを右に曲がってね」

とりあえずメリーナの元々通っていた学校へと一行は向かっていった。



「これが校舎?わたしの村もかなり古かったけれども、ここは・・はっきり言ってかなりガタが来ているわね」

エスターテの率直な言葉にメリーナは頭を掻きながら答える。

「へへ、観光以外の施設にはお金をかけてないみたいなんだ」

「そんな街だったんだ」

少し呆れた様にエスターテは呟いていた。

「誰か外にいないかな~♡」

メリーナは黒馬を降りて辺りを懐かしそうに見渡す。すると、見慣れない若い先生の様な女性が校舎からこちらに歩いてきた。

その瞬間、元十二魔将達が一斉に緊張し構えをとる。


「あれが鼠の十二魔将です」

その女性から全く目をそらさずに、サンテラはメリーナとエスターテに彼女が何者であるかを伝えた。



お読みいただきありがとうございました。更新を水曜日、土曜日の週二回、16時前位に更新したいと思います。引き続きどうかよろしくお願いいたします。


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