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第64話 怒りを消さない会

 怒りを扱う。


 そう書くだけで、紙が少し重くなる気がした。


 怒り。


 それは、魔王城でも勇者学校でも、扱いを誤ると危険なものだ。


 怒りは人を動かす。


 立ち上がらせる。


 守らせる。


 剣を握らせる。


 だが同時に、怒りは人を狭くする。


 相手の名前を消し、事情を消し、目の前にいる個人を、大きな敵の一部として塗りつぶす。


 魔族。


 人間。


 勇者。


 魔王軍。


 そういう大きな言葉で、人を一括りにする。


 私は、その危険を知っている。


 ミナの怒りを消してはいけない。


 彼女の家族が奪われたことを、なかったことにしてはいけない。


 だが、その怒りが、今この教室にいる誰かを雑に扱う理由になってもいけない。


 まして、私自身は魔王の娘だ。


 この会は、私にとっても危険である。


 ミナにとっても危険。


 クラスにとっても危険。


 しかし、父上は書いた。


 怒りを抑え込まず、かつ煽らずに扱う方法。


 これは魔族側にも必要となる可能性がある、と。


 私はその言葉を思い出しながら、放課後の教室で小さな紙を見つめていた。


 ――怒りを消さない会。


 題名はミナの言葉だ。


 強い。


 逃げていない。


 だが、このまま掲示板に貼るには危険すぎる。


 教室の全員がいきなりこれを見たら、空気が固まるだろう。


 まずは、準備が必要だ。


 グレイン先生とセフィナ先生に相談する。


 ティナ、アレン、ミナにも確認する。


 話す範囲。


 話さない範囲。


 誰が参加するか。


 何を目的にするか。


 何をしないか。


 怒りを消さない会は、始める前に決めることが多すぎる。


「ルシェラ」


 アレンの声がした。


 私は顔を上げる。


 放課後の教室には、第一班の面々が残っていた。


 ティナは机の上に茶器と小さな焼き菓子を並べている。


 ミナは窓側の席に座っている。


 クロードは腕を組んで、掲示前の紙を見ている。


 ポルカは手帳を開いているが、いつもよりページをめくる手が遅い。


 アレンは後ろの席から、こちらを見ていた。


「顔がすごい」


「どの分類ですか」


「会を始める前から会に潰されそうな顔」


「……正確です」


 ティナが慌てて焼き菓子を差し出した。


「食べて」


「今ですか」


「今」


「はい」


 私は受け取って食べた。


 甘い。


 少しだけ、紙の重さが軽くなる。


「それで」


 クロードが言った。


「この会は、クラス全体で行うのか?」


「まだ決めていません」


「いきなり全体は危険だと思う」


「同意します」


 クロードは真剣に続けた。


「対魔族感情は、生徒ごとに温度差がある。実際に家族を失った者もいれば、歴史としてしか知らない者もいる。軽く話せば傷つく者がいる。重くしすぎれば、発言できない者も出る」


「はい」


 クロードの整理は的確だった。


 貴族的に硬いところはあるが、今はそれが必要だ。


 ティナが手を挙げる。


「あたしは、最初は全体じゃなくて、少人数の方がいいと思う」


「理由は?」


「ミナがいきなりみんなの前で話すことになるのは違うと思うし、他の子も何を言っていいか分からなくなると思うから」


 ミナは黙って聞いている。


 私は彼女を見る。


「ミナはどう思いますか」


「全体は、まだ嫌」


 短い。


 はっきりしている。


「でも、話さないままも嫌」


「はい」


「少人数なら、できるかもしれない」


 私は頷いた。


 まずは少人数。


 全体へ広げるかどうかは、後で判断。


「参加者はどうしますか」


 ポルカが小さく手を挙げた。


「僕も参加していいのでしょうか」


「ポルカが望むなら」


「怒りは怖いです。でも、怖いから見ないと、後で廊下の角から出てきそうで怖いです」


「廊下の角」


 アレンが呟いた。


「怒りを魔物みたいに言うな」


「でも、怖いものは見えない場所にある方が怖いんです!」


 ポルカの感覚は、やはり有用だ。


 見えない怒り。


 廊下の角にいる怒り。


 それは、かなり正確かもしれない。


 私は紙に書く。


 ――見えない怒りは、見える怒りより怖い場合がある。


 アレンが言う。


「書いたな」


「有用なので」


「まあ、今回はいい」


 ミナが少しだけポルカを見た。


「怖いなら、いてもいい」


 ポルカは驚いた顔をした。


「いいんですか」


「うん。怖いって言う人がいる方が、止まりやすいかもしれない」


「止まりやすい」


「怒りすぎた時に」


 ポルカは真剣な顔で頷いた。


「僕、止まる係をします」


「止めるというより、怖いと言う係ですね」


 私が補足すると、ポルカは胸を張った。


「得意です!」


 怒りを扱う場に、怖いと言える人がいる。


 これは重要だ。


 怒っている本人は、自分の怒りが周囲にどれほど強く響いているか分からない場合がある。


 怖いと言える人がいれば、温度を測れる。


 温度計。


 いや、人を道具のように言うのはよくない。


 ポルカはポルカである。


 私は言葉を選ぶ。


「ポルカは、場の怖さを報告する役です」


「はい!」


 ティナが言う。


「あたしは、話が重くなりすぎたら休憩を入れる役をやる」


「士気維持ですね」


「うん。お茶と休憩」


「重要です」


 アレンは少し考えてから言った。


「俺は、言葉が飛びすぎたら止める」


「飛びすぎる?」


「『魔族は全部』とか、『人間は全部』とか、そういうやつ」


 私は少し息を止めた。


 そこは、非常に重要だ。


 大きな言葉が、人を雑にする。


「大きな言葉の確認役ですね」


「名前が硬い」


「では」


「そのままでいい。硬いけど分かる」


 ミナが小さく頷く。


「それ、いる」


「はい」


 クロードは言った。


「僕は、会の規則を作る。発言順、途中退出、発言しない権利、個人名を出す時の扱い」


「必要です」


「規則は、話すためにある。黙らせるためではない」


 クロードがそれを自分で言った。


 私は少し感動した。


 顔に出たらしい。


 クロードが眉をひそめる。


「何だ」


「何でもありません」


「今、成長したと思ったな」


「顔面管理が」


「最近、君はすぐそれで済ませる」


 アレンが笑った。


 ティナも笑う。


 ミナも、ほんの少しだけ笑った。


 この場で笑えたことに、少し安心した。


 怒りの話をする前に、笑いがある。


 これは逃げではない。


 息継ぎだ。


 私は紙を新しくした。


 ――怒りを消さない会 準備案。


 一、最初は少人数で行う。

 二、目的は、魔族への怒りを消すことではなく、怒りの扱い方を考えること。

 三、個人の体験を無理に話させない。

 四、大きな言葉で誰かを一括りにしない。

 五、怖い、重い、休みたいを報告してよい。

 六、途中退出可。

 七、話した内容を勝手に記録・共有しない。

 八、必要なら教師に相談する。


 書きながら、また手が止まった。


 記録しない。


 共有しない。


 これはまた、書くことと書かないことの問題だ。


 怒りの会で出た言葉を、どこまで記録するのか。


 全く記録しなければ、次に変えにくい。


 しかし、個人の怒りを勝手に紙に残すのは危険だ。


「記録はどうしますか」


 私は全員に聞いた。


 アレンがすぐに嫌そうな顔をした。


「俺に振るなよ」


「まだ振っていません」


「振る顔だった」


「顔面管理」


「もういい」


 ミナが言う。


「名前なしなら、いい」


「名前なし」


「誰が何を言ったかは書かない。会で決めたことだけ書く」


 なるほど。


 次はこうしよう会と同じだ。


 失敗を晒さず、改善点として残す。


 怒りも、個人の発言としてではなく、扱い方として残す。


「採用します」


 私は紙に書く。


 ――記録は個人名なし。決まった扱い方のみ残す。


 ティナが言う。


「あと、話したくないことは話さなくていいって、最初にちゃんと言おう」


「はい」


 ポルカが手を挙げる。


「怖くなったら、合図を出してもよいでしょうか。言葉にできない場合があるので」


「合図」


「手を上げるとか、机を二回叩くとか」


 非常に良い。


 怒りや怖さの場では、言葉が出ない場合がある。


 私は書く。


 ――言葉にできない時の合図を決める。


 クロードが言う。


「合図は一つにした方がよい。複数あると混乱する」


「机を二回、でどうでしょう」


 ティナが言う。


「音が強いとびっくりするかも。手を胸の前に上げるのは?」


 ミナが少し考えた。


「それがいい」


 ポルカも頷く。


「静かです」


 採用。


 ――合図:胸の前に手を上げる。話を止め、休憩。


 かなり形になってきた。


 だが、まだ教師に相談していない。


 この内容は、生徒だけで進めるには重い。


「グレイン先生とセフィナ先生へ相談します」


 私は言った。


「今日?」


 ティナが聞く。


「はい。できれば、会を開く前に」


 アレンが頷く。


「それがいい。先生抜きでやると、たぶん危ない」


「はい」


 ミナも頷いた。


「セフィナ先生にもいてほしい」


「グレイン先生は?」


 ミナは少し考えた。


「いてほしい。でも、前に立たないでほしい」


 なるほど。


 教師の存在は必要。


 だが、教師が主導すると、生徒が本音を言いにくい場合がある。


「見守り役ですね」


「うん」


 クロードが言う。


「安全管理は教師。進行は生徒。必要時のみ介入」


「その形で相談しましょう」


 放課後、私はグレイン先生とセフィナ先生のいる職員室へ向かった。


 アレン、ティナ、ミナも一緒に来た。


 クロードは規則案を持ち、ポルカは怖さ報告役として震えながら参加している。


 なぜポルカまで、とも思ったが、本人が「怖い場なら僕も準備段階から怖がります」と言ったので連れてきた。


 職員室の前で、ポルカが深呼吸する。


「怖いです。理由は先生二人に重い相談をするからです。支援として、最初の説明はルシェラさんにお願いします」


「分かりました」


 非常に正しい報告である。


 私は扉を叩いた。


「失礼します」


 中には、グレイン先生とセフィナ先生がいた。


 二人とも、こちらの人数を見て少しだけ表情を変えた。


「何かあったか」


 グレイン先生が聞く。


「相談があります」


 私は準備した紙を出した。


「魔族への怒りを扱う話し合いの場を作りたいと考えています」


 職員室の空気が、少し静かになった。


 セフィナ先生の表情も、穏やかなままだが、目は真剣になった。


「名前は」


 グレイン先生が短く聞いた。


「怒りを消さない会、です」


 ミナが少しだけ背筋を伸ばした。


 自分の言葉だからだ。


 先生たちは、それに気づいたようだった。


 グレイン先生は紙を受け取り、黙って読む。


 セフィナ先生も横から見る。


 少人数。


 目的。


 話さない権利。


 大きな言葉を止める。


 怖い、重い、休みたいの報告。


 途中退出可。


 個人名なし記録。


 合図。


 教師は見守り。


 読み終えた後、グレイン先生はしばらく黙った。


 その沈黙が怖い。


 ポルカが胸の前に手を上げかけた。


 まだ会ではない。


 だが、使い方は合っている。


 私は小声で言う。


「ポルカ、休憩が必要ですか」


「まだ大丈夫です。練習です」


 グレイン先生が少しだけ口元を動かした。


 たぶん、笑いそうになったのを抑えた。


「悪くない」


 先生は言った。


 私は少し息を吐いた。


「ただし、危険だ」


「はい」


「怒りを扱う場は、失敗すれば火種になる。お前たちだけでやるな」


「はい」


 セフィナ先生が静かに言った。


「でも、避け続けることもまた、火種になります」


「はい」


 私は頷く。


 セフィナ先生はミナを見た。


「ミナさん。あなたは、この場に参加したいですか」


 ミナは少し黙った。


 それから答えた。


「したい。でも、全部は話したくない」


「それで構いません」


 セフィナ先生はすぐに言った。


「話さないことも、あなたの権利です」


 ミナの肩が少しだけ下がる。


 グレイン先生がアレンを見る。


「フォルク」


「はい」


「大きな言葉を止める役とある。できるか」


「たぶん」


「たぶんでは困る」


 アレンは少し眉を寄せる。


「全部は無理です。でも、『魔族は全部』とか『人間は全部』みたいなのは止めます。理由を聞いて、誰の話かに戻す」


 グレイン先生は頷いた。


「それでいい」


 次にティナ。


「マール」


「はい」


「休憩役は、空気を軽くしようとしすぎるな」


 ティナは少し驚いた顔をした。


「はい」


「重い話を全部明るくすればいいわけではない。休憩は、逃げではなく、続けるために入れるものだ」


 ティナは真剣に頷いた。


「分かりました」


 次にポルカ。


「リント」


「はい!」


「怖さ報告役は有効だ。ただし、怖いからやめよう、だけではなく、何が怖いかを言え」


「はい。理由つきで怖がります」


「よし」


 最後に私。


「ディア」


「はい」


「お前は、進行役をやるつもりか」


「はい」


「一人で全部背負うな」


「はい」


「それと、お前は魔族への怒りを、自分の責任のように受けすぎる可能性がある」


 心臓が止まりそうになった。


 もちろん、先生は私の正体を知らない。


 知らないはずだ。


 しかし、言葉は的確すぎた。


「……はい」


「お前が何を背負っているのかは知らん。だが、会の進行役は、怒りの受け皿ではない。流れを整える役だ。勘違いするな」


「承知しました」


 胸が少し痛い。


 だが、必要な指摘だった。


 セフィナ先生が続ける。


「最初の会では、具体的な被害体験を深く掘り下げない方がよいでしょう」


「はい」


「まずは、『怒りがある時、何をしてよいか、何をしてはいけないか』を話すのがよいと思います」


「行動の扱いから入る、ということですか」


「ええ。感情そのものを裁くのではなく、感情がある時の行動を考える」


 非常に重要。


 私は紙に書く。


 ――感情を裁かない。行動を考える。


 グレイン先生も頷いた。


「怒るな、は駄目だ。怒っても殴るな、名で呼べ、全部と言うな、必要なら離れろ。そういう形にしろ」


 怒っても殴るな。


 名で呼べ。


 全部と言うな。


 必要なら離れろ。


 非常に分かりやすい。


 ティナが小声で言う。


「先生、言い方は怖いけど分かりやすい」


「聞こえている」


「すみません!」


 少し場が和らいだ。


 セフィナ先生は微笑む。


「では、第一回は少人数で。参加者はこの場にいる生徒たちを中心にし、必要なら一、二名だけ追加。教師は私とグレイン先生が見守り。記録は個人名なしで、最後に決まった扱い方だけ残す」


「はい」


「場所は、教室ではなく、小談話室がよいでしょう。教室だと、どうしても全体行事のようになります」


 場所も重要。


 小談話室。


 閉じすぎず、広すぎない。


 出入りもしやすい。


 途中退出が可能。


 私は頷いた。


「ありがとうございます」


 グレイン先生は最後に言った。


「明日の放課後にやれ。引き延ばすと、お前が考えすぎる」


 完全に読まれている。


「……はい」


「ただし、準備は一枚にまとめろ」


 また一枚。


「はい」


「一枚だぞ」


「はい」


 アレンが後ろで笑っている。


 私は振り返らない。


 職員室を出ると、ポルカが大きく息を吐いた。


「生き延びました……」


「相談しただけだろ」


 アレンが言う。


「重い相談は訓練です!」


「まあ、それはそうかもな」


 ティナが言う。


「明日かあ。早いね」


「早い方がいいです」


 私は答えた。


「長く待つと、私が考えすぎます」


「自分で言えた」


 ティナが少し嬉しそうにする。


 ミナは静かに歩いていた。


 私は隣に並ぶ。


「ミナ」


「うん」


「明日、無理なら途中で出てよいです」


「うん」


「話したくないことは話さなくてよいです」


「うん」


「怒りを消す会ではありません」


「分かってる」


 ミナは少しだけ前を見た。


「だから、出る」


 その声は静かだが、決まっていた。


 夜。


 私は準備紙を一枚にまとめた。


 ――怒りを消さない会 第一回。


 目的。

 怒りを消すことではなく、怒りがある時の行動を考える。


 約束。

 一、話したくないことは話さなくてよい。

 二、大きな言葉で誰かを一括りにしない。

 三、怒っても、相手を名前で呼ぶ。

 四、怖い、重い、休みたいを報告してよい。

 五、胸の前に手を上げたら休憩。

 六、途中退出可。

 七、記録は個人名なし。決まった扱い方だけ残す。


 考えること。

 怒りがある時、してよいこと。

 怒りがある時、してはいけないこと。

 怒っている人の近くにいる人ができること。


 一枚に収まった。


 奇跡である。


 いや、最近少し慣れてきたのかもしれない。


 私は個人記録も書く。


 ――怒りを消さない会の準備。少人数で実施予定。教師二名は見守り。

 ――目的は、怒りを消すことではなく、怒りがある時の行動を考えること。感情を裁かない。行動を考える。

 ――ミナ、参加希望。ただし全部は話さない。話さない権利を確認。

 ――アレン、大きな言葉を止める役。ティナ、休憩役。ポルカ、怖さ報告役。クロード、規則整理。私は進行役。ただし怒りの受け皿ではなく、流れを整える役。重要。

 ――グレイン先生より、怒るなではなく、怒っても殴るな、名で呼べ、全部と言うな、必要なら離れろ、という形にするよう助言。

 ――明日実施。


 最後に一行。


 ――怒りを消さないとは、怒りに支配されることではない。怒りをそこに置いたまま、人を雑に扱わない方法を探すことである。


 私は羽ペンを置いた。


 明日、また難しい会がある。


 失敗するかもしれない。


 ミナを傷つけるかもしれない。


 私自身が、魔族としての自分を隠したまま、人間の魔族への怒りを扱う矛盾に耐えられなくなるかもしれない。


 怖い。


 理由は、たくさんある。


 欲しい支援は、もう決めている。


 アレンに大きな言葉を止めてもらう。


 ティナに休憩を入れてもらう。


 ポルカに怖さを報告してもらう。


 クロードに規則を見てもらう。


 ミナに、話すことと話さないことを選んでもらう。


 先生たちに、必要な時だけ止めてもらう。


 一人ではやらない。


 それでも怖い。


 でも、やる。


 私は胸元のお守りに触れた。


 父上。


 怒りを消さない会を開きます。


 人間の怒りを扱うために。


 そして、いつか魔族の怒りも扱うために。


 私は進行役です。


 怒りの受け皿ではありません。


 そう、今日教わりました。


 明日、それを忘れないようにします。

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