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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第36話 いつもの捜査本部で

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「さぁ、二人とも。もうすぐ警察署に到着するよ」


 ルーモアが指し示す方向には大きな建物。これといった特徴はないが、駐車場に停車している数台の警察車両がここが警察署であることを示していた。


 昨日ぶりとはいえずっと起きていたからか、リアスとヴェルスとは長い間離れていたような感じがする。とにかくルーモアの言うことをきいて、何かあれば意図を読んで、この物語を進めよう。マティはマティでパピリオとティネアとの接触を始めると言っていたし。


「うん。よろしく、ルーモア」


 とはいえ、僕たちはルーモアの作戦を聞いていない。僕たちを容疑者として突き出さない、リアスとヴェルスについてなんとかしてくれると言っていたが、これはあくまで口約束。正式な契約を交わしたわけではないし、書面という証拠もない。警察とのあれこれは書面を作成してくれたけれど。


 本当のことを言えば、僕たちはルーモアを手放しに信用してはいけないのである。


 ルーモアは臆することなくぐんぐんと警察署の入口へと歩んでいく。


「こんにちは。昨日捕まったリアスとヴェルスの件について進捗があってね。後ろの連れも一緒に担当者のところへ連れて行って欲しいのだけど」


 ルーモアは挨拶をするだけで名乗ることはしない。であるのに、そのまま僕たちは中に通された。顔パスというやつなのだろう。悪党がルーモアの、かなり精度の高い変装をしてきたら騙されてしまいそうだ。


「その二人についてのことでしたら、いつもの捜査本部にお願いします」


 「いつもの」と使うぐらいなのだから、入り口の警察官とルーモアはそれなりの面識があるみたいだ。だから名乗らなかったのかもしれないと納得する。それに、「いつもの捜査本部」と言われその場に行けないのであれば、それは偽物のルーモアということになる。これは賢いかも。


 それに加え、「いつもの捜査本部」という言葉を使うぐらいだから、その捜査本部は今回のリアスとヴェルスの件だけを担当しているわけではないということになる。この件が関係していて、かつ、長期的なものであるとすれば、この捜査本部というのは街の治安悪化に関するものなのかもしれない。


 捜査本部があるくらいだから、警察ではかなり深刻に扱われているように見える。そして、ルーモアはそれを知っていて、力を貸している。となると、余計に前回の「観測」でルーモアがエクエに真実を知らせていなかったかが浮き彫りになる。


 僕はひとり、頭の中で軽く推理をしながら、ルーモアのあとに続いて歩みを進めた。

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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