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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第32話 現地民の生命力高すぎ問題

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「思っていたものとは違ったけれど、アズマ君の言うことには一理あるね」


 僕は賭けに勝ったようだ。彼が望んだ答えではなかったようだが、間違っていたり、地雷を踏んでいたりといったことはないみたいで安心した。しかし、ルーモアが本来望んでいた回答が気になる。


「必ずしも、住民を避難させる必要はないって話。この街の住民は強い。銃弾が飛び交う街を経験済みだからね」


 確かに昨晩作品を確認していた時、ラスボスへ辿り着くための道中はごく普通の住宅地であったにもかかわらず、激しい銃撃戦が繰り広げられていた。


 パピリオとティネアがこの街から出て行ってそんなに時間が経っているわけでもない。住民は当時の記憶をもとに自衛は出来るということか。僕の推理は甘かったようだ。


 というより、この「住民は自衛できるからいくらドンパチ繰り広げてもいい」というのも、なんだかフィクション世界特有の設定と言うか、常識と言うか、そんなものを感じてしまう。確かに住民全員を避難させるのは大変なので、ありがたいけども。


「ようするに、表舞台に引きずり出せればこっちは大胆に行動できるってことでいいのか?」


 エクエが一旦状況を整理してくれる。


「そういうこと。で、表舞台に引きずり出すために今回の件を利用させてもらうってわけ。知り合ったばかりの君たちには申し訳ないけれどね。特にこの場にいないあの二人には」


 確かにこの場にリアスとヴェルスがいないのは少々惜しい。取り敢えず計画が決まったらチャットを送っておこう。恐らくチャットすら見れないなんていう状況にはなっていないだろうし。というよりは、なっていて欲しくない。


「もちろんリアスとヴェルスの濡れ衣は晴れるんだよな?」


「そりゃあね。きちんと真犯人は明らかにするし、そのうえでおびき寄せるんだから。それに、俺は情報屋として間違った情報は正しておきたいんだ」


 流石は物語の中心人物。計画に対する心構えがやっぱりなんか違う。あとは正義心というか、誠実さもそう見受けられる。


「じゃあ警察への紹介状とか計画書は今から俺が書いておくから、ちょっと待っててもらえる?」


 ルーモアはスッと立ち上がり、店の奥の方へと引っ込もうとする。しかし、エクエの不満げな声が彼を引き留めた。


「こんなに試しておいて、その計画は俺たちに教えてくれないのか?」

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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