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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第29話 情報取引

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「まぁ、とりあえず死体は隠したままにしとくか。情報共有の過程で教えた方がいいってなれば教えればいいし」


 僕たちは、とりあえずルーモアに会いに行くということで話に決着がついた。


 というわけで、僕たちは朝というには少し早い時間に家を出る。今日の僕たちは、カフェのお客さんとしてでもなく、ルーモアの仲間としてでもなく、情報を求める客として彼と関わることになる。


 エクエは以前の観測で訪れたことがあるのだろう。道に迷うことなく、そして躊躇うことなく情報屋の扉を開いた。


「よう、ルーモア。昨日言われた通り、情報屋としてのルーモアに会いに来た。が、今日は情報の買い手として来たんだ。今時間あるか?」


 部屋はこじんまりとしていて、やや狭い。しかし、建物には奥行きがあった。きっとこのカウンターの内側にある扉から、情報を管理する倉庫にでも入れるのだろう。鍵が付いていないようだが、盗まれないといいけれど。


 生憎今客はいない。というか、こんな朝早くから営業しているなんて、ルーモアは寝れているのだろうか。見た感じ元気そうだけれど。


「今日はしばらくの間特に予約も入っていないし、俺も君たちと話したかったんだよね。入り口にプレート下げて来るからちょっと待ってて」


 そう言ってルーモアは扉のプレートを「貸し切り」に変える。「開店中」の裏側が「貸し切り」。「閉店中」がない。でもこの前はカフェにいたし、ルーモア以外にもこの事務所を使っている情報屋がいるのだろうか。それともこの「貸し切り」は「ルーモアが貸切られている」ことを意味しているのか。


「さて、さっそくで悪いんだけど、俺から君たちに悪い知らせが2つ。君たちと昨日一緒にいたリアス君とヴェルス君だったっけ?あの子たちは今証拠不十分で拘留中だよ」


 まぁこれは想定内だ。想定内だけれど、証拠不十分って釈放の枕詞ではないのだろうか。


「それから二つ目。これは今後の君たちの仕事にも関わってくるんだけど、この街は見た目以上に治安が悪い。凄腕の刑事と探偵が駆け落ち的なやつで失踪しちゃってさ。今まで息をひそめてた奴らがうじゃうじゃと出てきたってわけ」


 成程。パピリオとティネア側から見ればあのエンディングはある種のハッピーエンドだけれど、残された側からしてみれば、駆け落ち失踪に見えるのか。気持ちは分からなくもないけれど。


「で、治安が悪いからこそ、罪を犯していないという証拠がないと釈放出来ない。要するに、彼らと共に行動している君たちも容疑者ってわけ。まぁ、だからといって通報はしないけどね」


 僕たちはリアスとヴェルスを助ける前に、自らの身の潔白も示さなくてはいけない訳か。なんだかややこしくなってきたぞ。

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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