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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第17話 共同生活の始まり……?

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「大家さんには既に連絡してありますので」


 果たしてその連絡方法は電話なのか、電報なのか。僕にはまだそのあたりの文明レベルが分からない。まぁ、連絡手段があるだけましとも言える。


 一番便利な連絡手段はもちろん無線とか携帯電話とかだと思うけど。ただしそれは連絡が1番必要な観測係内では使えるからあまり問題はないのかもしれない。ルーモアへの連絡は大変かもしれないけど。


 大家さんに連絡はしたらしいが、特に出迎えられることなく部屋に案内された。玄関から入ると、目の前に現れたのはこじんまりとした居間。小さなキッチンとこれまた小さな食事用の机が置かれている。


 一応ソファも置かれているため、食事用の机に備え付けられたイス2つとソファで4人全員座ることができそうだ。これはありがたい。


「ここが君たちの共同生活スペースになります。食事や雑談などは是非こちらでされてください。ただ、防音などはされてませんので、あまり騒がないようにはして下さいね」


 確かにあまり防音性が高い家には見えない。外側はレンガ造りなのかもしれないが、内側は木造住宅なのだろう。歩くたびに鳴るミシミシという音がそれを証明していた。


「それではこちらが個人部屋になります」


 居間に繋がっている二つの扉は、自室へと繋がっていたみたいだ。


「必要最低限のものは揃っているかと。文房具も置いてありますので、良かったら使ってくださいね。流石に買い足すのは君たちにやっていただきますが」


 ビジネスホテルを彷彿とさせる、ベッドと鏡付きの机くらいしかない部屋だ。もちろん時代が違うからテレビはないし、エアコンもない。必要最低限の極みって感じだ。


「どうでしょう?ここの家、気に入っていただけましたかね」


 彼はエクエに話しかけているみたいだったので、僕は窓を開けて教会との距離感覚を確かめる。思っていたよりも近い。それに、来たばかりの時に景色を眺めたあの屋上庭園も少しだけ見える。


「ありがとうございます。是非ここに住まわせてください」


 そうエクエに言われたスタッフは嬉しそうにほほ笑むと、何かを胸に抱えていたバインダーの中に書き込んだ。


「いえいえ、こちらこそありがとうございます。今この瞬間からこの家は君たちのものになりました。諸々の手続きはこちらでやりますので、疲れをいやしてくださいね」


 スタッフはそう言って僕たちにそれぞれ鍵を渡すと、軽く会釈して去っていった。スタッフが出て行くと、リアスとヴェルスが人間態に戻る。


「4人で住むにしちゃちょっと狭いが、案外快適に過ごせそうだな」


 どかっとソファに腰を下ろすヴェルス。


「それに1ヶ月は家賃無料というのもありがたいですね」


 リアスは僕が先程見ていたように、窓から教会を眺めている。


 拠点が決まったのもあって、和気あいあいと会話をしていた僕たちの雰囲気を劈いたのは


パンッ


一発の銃声だった。

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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