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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第16話 今回の拠点へと

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

 候補は4か所。教会の入り口付近にあるもの、裏口付近にあるもの、少し離れた位置にあるもの、それから路地裏っぽい場所にあるもの。どこが一番いいだろうか。


 ここはこの街について僕よりも知識のあるエクエにお任せしよう。リアスやヴェルスからの返答も特にないし、変に出しゃばらないのが身のためになると思う。


「ここでもいいですか?」


 エクエが指差したのは路地裏っぽい場所に面した建物だった。もしかしたら、この路地裏が悪人たち通り道になっていたのかもしれないな……なんて想像してみる。


「良い場所を選ばれましたね。比較的この場所は静かなので過ごしやすいかと思いますよ。街の中心部への距離もあまり遠くありませんから」


 なんだか不動産屋さんがノンデリに見えてしまう。が、知らないので仕方ない。とても不思議な感覚だ。スタッフを否定できないのだからもやもやする。


「では早速内見がてら現地へ向かいましょうか。もしお気に召したようであれば、家具は備え付けなのでそのまま住んでいただけますが」


 凄く手際が良いな。


「お願いします!」


 エクエがそう返事すれば、スタッフは出かける支度をするために奥へと下がっていった。


 不自然なくらい順調に進んだな。今回の観測がどのくらいかかるか分からないからこその、この「家を借りる」という選択なわけだけど、今後も身分がなくてもどうにかなるものなのだろうか。このあたりは帰ってからアルタ姉さんにでも教えてもらおうかな。


「それでは早速行きましょう。若干遠回りにはなりますが、この街に慣れていただくためにも少しだけ公共交通機関を使って行きましょう。運賃はこちら側で払いますので」


 確かにそれは大事かもしれない。僕たちが暮らしていた世界でも、国営ではない公共交通機関は規格がバラバラで旅行の時に苦労した記憶がある。ここのは国営の規格に近いといいんだけど。


 それから僕たちはスタッフに連れられて、バスや電車を乗り継いで遠回りをしながら件の住宅へと向かっていった。


 幸い規格は国営のものに近かった。きっと作品中でも交通機関の描写があって、それが国営のものよりだったのかも。作者のヴァニタス氏に感謝しなければならないな。まぁ、そんなことを言っても彼は首をかしげることになるだろうけど。


 それからスタッフは僕たちに日常的に使う近所の店舗などを紹介しながら住宅への道を歩いて行った。食料品店はあまり使わないかもしれないが、一応全て頭の中に入れておこう。


「さて、二人とも。こちらの住宅です」


 そう示されたのは、レンガ造りで若干蔦が這っているお洒落な建物だった。建物の形状からして、アパートみたいになっていそうだ。

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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