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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第8話 スイーツティータイム

――ピピッ

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「いらっしゃいませ!3名様ですか?」


 カフェに入るなり、カウンターの方から若い男性の元気な声が聞こえてきた。


「いえ、後でもう一人来るので4名なのですが大丈夫ですか?」


 指を四本立てながら聞いた僕に、彼は嬉しそうに答えた。


「もちろんです!カウンターしかありませんが、お好きな席に座ってください」


 そう促された僕たちは、取り敢えず一番入り口に近い端の方へと座った。ここなら、エクエが来た時に他のお客さんが来ていて、さらに僕たちがエクエに気づけなかったとしても、彼は僕たちを見つけることが出来るだろう。


「メニューは机上にありますので、その中からお好きに選んでください。お連れ様は後から頼んでいただければいいので、もう頼んじゃっても良いですよ」


「ありがとうございます」


 メニューはとてもシンプルだ。もしかしたら、混まないからこそのこのメニュー量な可能性はあるかもしれないが。やはり、食品ロスというのは良くないので。この世界観に現代のそんな価値観があるとは限らないけれど。特に、作品に登場すらしない、世界の歯車的存在であればあるほど。


「二人は何か食べたいものとか飲みたいものとかある?」


 まぁ、払うのは僕でもなければエクエでもない、係長が活動資金にするため生成した宝石を売った時のお金ではあるのだけど。


「私は、ホットチョコとメープルパンケーキがいいです」


 おぉ、リアスは意外と甘党のようだ。


「俺はモカとガトーショコラ」


 ヴェルスはメニュー表を指で指しながら教えてくれた。


 成程、二人ともチョコ系が好きなのか。特にヴェルスの方が。これは覚えておこう。いつか、彼らにプレゼントを渡す時の参考にできるだろうし。


 前アルタ姉さんが「相棒」は味よりも食感重視することが多いみたいな話をしていたから、二人が味重視なのは少し変わっているのだろうか。


 そしたら今度は僕がメニューを選ぶ番。どれも美味しそうで悩んでしまうな。飲み物はコーヒー系のものがひとしきりと、紅茶とフレーバティーがいくつかといったところ。食べ物は軽食とデザートが少しずつある。飲み物は取り敢えず紅茶にしようかな。


 ただ、食べ物に悩む。二人と合わせてデザート系となると……、僕もデザート系を頼むのが無難だろうか。その二つ以外にあるのは、モンブランとアップルパイとチーズケーキか。


「じゃあ僕は紅茶とチーズケーキを頼もうかな。……注文いいですか?」


「いえいえ、話は聞こえていたので大丈夫ですよ!今ご用意しますね」


 なんて気が利く店主なんだろう。こういうのは演技とかじゃなくてその人自身の精神性だからな。なんとか僕も心から出来るようになれればいいのだけど。きっと今後の「観測」で役立つだろうから。

――ピピッ

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