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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第5話 待機時間を満喫

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「で、ルーモアの情報拠点はあの屋根にでっかいペンのモニュメントが付いてる文房具屋ビルの地下一階だ」


 次にエクエが指し示したのはルーモアの拠点がある建物。あんだけペンのモニュメントが大きければ、普通に街中にいても簡単に見つけることが出来そうだ。まぁ、何で文房具屋ビルの地下なんかに情報拠点があるのか若干気になるが。


「じゃあ次はそこに行くの?」


「いいや、明日の午後4時までは待機だな。じゃないと、教会がある地区じゃない場所の警備をお願いされちまうんだ。このくらいの時間まで待てば、大体の重要な地区には人員が決定している状態になるってことが、前回の経験からばっちり分かってんの」


 成程。この廃教会がある地域は重要視されていないから、今行ってこの地区を担当したいと主張しても他の地区を担当するよう誘導されてしまうということか。


「エクエはこの時点での治安がどんな感じかまでは分かるの?」


 エクエは情報端末で先程までの観測資料を見返しながら答えてくれた。


「あの時のルーモアとの会話文字起こし記録は……あった、えーっと何て言ってたっけかなー。あ、そうそう。治安が若干悪化してて、それがパピリオとティネアの隠居によるものだってのも理解してたな。で、警察と探偵連盟の連携が強くなってルーモアが彼らの橋渡し役を担ってんだとよ」


 つまり、観測資料に書かれていたルーモアの成長とはこの橋渡し役を通して得られる経験のことなのだろう。


「とりあえず明日までは係長から貰った宝石を換金して、美味しいご飯でも食べて、適当に夜の街をブラつこうぜ。治安が悪くなってるって言ってもオレがいればどうとでもなるレベルのチンピラしかいないわけだろうし」


 エクエは事務所で出したりしまったりしていたあの剣を顕現させると、


「もちろんこの剣には頼るけどな」


と言って、僕に剣を見せてくれた。そして、僕が見たのを確認するなりすぐにしまってしまった。もう少し見たかったが、そんなわがままは我慢しておこう。


「エクエさん、質店はあのアンティークなモニュメントが付いている建物で間違いないですか?」


 エクエは首を横に振った。


「惜しい!あれはティーセットを売っている店だ。近々強盗殺人も起こるから注意しておかなくちゃならない店でもある。リアスが言ってくれたおかげで思い出せたぜ、ありがとな。……で、質屋は特にモニュメントが付いてないんだ。案内するよ」

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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