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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第4話 事件現場はすぐそこに

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「やっぱここは良く景色が見えるな!今オレ達しかいないことから分かるとは思うけど、こんなに綺麗なのにここの住民は興味ないんだとよ、もったいないぜ」


 僕たちは屋上庭園に辿り着いた。確かにここからなら町全体を見渡すことができる。舞台となった時代が時代だから多少空気は煙たいけど。遠くで汽車が煙を出しながら走っている様子も見ることができる。


「前回のフィクション世界と全然違うし、僕がずっと慣れ親しんできた場所とも全然違うから、すごく新鮮」


「あっはは!今後もいろいろな世界に行くことになるだろうし、楽しみにしてろよ。ちなみに興味のある世界とかはあるのか?」


 いざ聞かれると困ってしまうな。興味のある、目で見たい世界はたくさんあるけれど、一つ選ぶとすればやっぱり……。


「スチームパンク系とか?都市がすべて機械化してるレベルのが個人的には好みかな。馬も蒸気機械だったり、服に機構がついてるのも当たり前だったり、そんな感じの」


 エクエは僕の反応が意外だったのか、少し驚いたような反応を見せる。


「マジ?オレはアナログな機械、苦手なんだよなー……。デジタルな機械は結構直感で使えることが多いけどそっち系は手順とか順番とか一つ間違えたら大変なことになるっつーか。ま、そっち系で困ったときはマールスたちと同じ遊園地支部のクリオっていうガキに任せれば大抵のことはどうとでもなるけどな。アズマも覚えておくといいぞ」


 遊園地支部にはマールス支部長とフェーレスの他には機械に強い人もいるのか。他にはどんな人がいるんだろう。遊園地支部のことが気になり始めた。ゲーム作品を担当する部署らしいけど、みんな戦闘が得意なのだろうか、とか。


「じゃ、話を戻すぞ。あっちに教会があるのが見えるか?」


 目つきを変えて話を戻したエクエは、僕の後ろに向けて指を向けた。その方角を確認すれば、確かにツタでおおわれている廃教会を見ることができた。この屋上庭園からはやや距離があるものの、その大きさと異質さは独特のオーラを放っている。


「つまり、あれが今後のターゲットになる教会ってわけか。よく警察や探偵たちはマークしなかったよな。警察学校に介入するだけでも未来は変わりそうな気はするが……、今からでは間に合わないし、昔に介入したらティネアがどうなるか分からない以上リスキーすぎる。オレたちはこの時代に介入してなんとかしねぇといけないってわけ」


「確かに、物語では主人公やメインキャラ以外の警察や探偵は能力が劣りがちですよね。私たちはともかく、地上世界の社会で暮らしてきたアズマさんには少し慣れないかもしれませんね」


 そうか、僕達は現実世界ではありえない、フィクション世界特有の常識やあるあるや暗黙の了解とも付き合っていかなければならないのか。確かに前回の観測でも、ユーの勇者あるあるに期待したんだったっけか。

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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