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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第3話 治安が悪くなる街へようこそ

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「アズマ君達用の服が届いたよー」


 僕達の作戦会議が終わるころ、係長が服の山を抱えて僕達のもとにやって来た。渡されたものを受け取れば、案外軽い。それに、触った感じストレッチ素材だから動きやすそうだ。


「キリもいいし着替えて来いよ!」


と、エクエに促されたので僕たちは更衣室で服を着替える。前回と比べれば現代的な衣装だから特にコスプレ感は感じない。むしろ、マフィアやスパイにでもなった気分になる。


 更衣室で腕を軽く動かしてみるも、特に動きにくさも感じない。多少無茶なことをしても大丈夫そうだ。それに、前回の観測のときに教えてもらったのだが、この天上世界製の服は修復能力がとても高いため、あまり服の心配はしなくても良いとのこと。


 着替えた僕たちが揃うと、エクエは既にフィクション世界へと繋がる扉の近くで待っていた。暇だったのか、エクエは普段使いしている剣を出しては消し、出しては消し……という作業を繰り返していた。


「お、アズマ、待ってたぜ。なかなかに男前だな!」


 エクエのそんな言葉に若干照れつつ、今回の観測への覚悟を決める。


「そんなに気を張らなくても大丈夫だ。治安だって最初から悪い訳じゃないしな。ま、俺の体感だからそれがお前にも通用するかは分かんねぇけど」


 エクエが僕の肩をポンポンと叩いた。


「いざという時は気軽に私たちを頼ってくださいね、アズマさん」


 リアスがそう付け加えた。


「それじゃ、行くか」


 エクエが扉を勢いよく開いた。扉の先に現れたのは、薄暗く狭い路地。特に近くに人の気配はしない。まずはマティがそっと顔をのぞかせ、辺りを探ってくれた。


「特に隠れている奴の気配もないな。エクエ、ここから俺は単独行動をする。まぁ何かあったら連絡してくれ。すぐに返す」


 そう言うと、マティは早速蛇の姿となり、すぐに姿をくらましてしまった。


「よし、オレ達も行動開始だ。まずはルーモアを探しに行くところからだな。今俺達がいるのは地図のこの位置。近くの……ここに、開放型の屋上庭園があるんだ。街も一望できるから、展望台代わりにもなる。地図だけじゃ分からないし、時間もあるからとりあえずここに行こうぜ」


 僕達はエクエに促されてその屋上庭園へと移動を始めた。


「エクエに聞きたいことがあるんだけど、いいかな」


「いいぜ。全部答えられるかは分かんねぇけどな」


 僕には、エクエとマティの「相棒」としての関係に若干の疑問があった。


「エクエとマティが別行動をすることって、よくあるの?」


 エクエは答え方に悩んだのか、数秒悩んでから答えた。


「うーん、何て言ったらいいんだろう。ちょっと特殊な状況にあるって言うべきか……。アズマはリアスとヴェルスの武器形態を使うわけだけど、オレは生前使っていた剣のレプリカを使うんだ。だからずっとマティが側にいなくても大丈夫って感じかもな。それに700年近く一緒にいるから側にいなくてもなんとなく分かるし」

――ピピッ

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全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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