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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第2話 謎解きの舞台は

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

「で、作戦についてなんだが、今の状況的にオレとアズマは一緒に行動した方が良さげだな。……ってことは、人数が多いとありがたい街の治安維持担当で。そしたら必然的に……」


「俺がパピリオとティネアの担当になるわけだな。先程までの『観測』ではそこまでいかなかったから考えてなかったが、ルーモアは連れてくのか?」


「ルーモアはオレ達の情報提供者として欲しいな。それに、彼にとって引退したパピリオ達に頼るのは屈辱と感じるかもしれないだろ?」


 どんどん計画が決まっていく。なんだか置いてけぼりにされてしまったような感覚はするが、彼らには経験があるわけだから任せておくのも悪くはないだろう。


「なぁ、アズマは推理って得意?リアスとヴェルスは?」


 エクエの質問に各々が答えていく。


「推理小説は好きだったけど、いざ自分がってなると分からないかな」


と、僕。


「私はあまり……。証拠集めとか異常探しとかは得意なのですが、推理となると」


「俺もアズマと似たようなもんだな。推理小説を読んだり、推理ゲームをすることはあれど、実際の事件となるとどう転ぶのか分からない」


と、リアスとヴェルス。


「それで十分だよ!オレ馬鹿だからさ、そういうの全然できなくて。じゃあ、あっちに行ったら忙しくなるだろうし、今のうちにオレ達の仕事内容を共有しておくな」


 そう言ってエクエは地図を広げた。


「これが街の地図。で、治安が悪くなるのはこの大通りを抜いたすべての路地」


 エクエは大通りを人差し指でツーっとなぞった。


「治安を維持すると言っても、目立っちゃ駄目だ。さっきまでの『観測』から判断するに、この地域はあまり探偵や警察の手が回っていないらしい。なのにもかかわらず、ここが悪人たちの拠点だ」


 次にエクエが指し示したのは街の外れにある廃教会付近の地区。この廃教会が根城になっているのだろう。何故こんなにも怪しい場所を探偵や警察は気に掛けないのだろうか。それとも、フィクションあるあるの「主人公以外の探偵や警察はバカ」が見事に適用されてしまっているのだろうか。


「で、ある程度治安が悪くなったのを確認したらこの地区の治安維持をオレ達が行う。それまでの期間を使ってルーモアとの協力関係を結んで、警察や探偵間との情報網を手に入れるんだ。最後はマティが連れて帰ってきたパピリオたちに懇願して、悪の組織を壊滅して今後も街に居続けてもらえれば任務完了!って感じだな」


 かなり難易度が高い気がする。こういう時代背景なんて、小説では推理小説くらいでしか触れたことがないし、僕はゲームでもなかなか経験してこなかったからなぁ。そこに自分がいるというのが、前以上に想像できない。


 それに、推理小説での推理は暗号の解読とか、密室殺人とか、そういうのばかり。それも主人公たちが解くものに限られる。僕たちがこれから味わうことになる物語の外では地道な情報収集や根回しの方が効く事件解決方法の方が多そうだ。


 加えて、今回の敵は人間。前回はからくり人形的な魔物しかいなかったけれど、今回は生身の人間だ。中身が腐って用が人間。エクエに迷惑を掛けない程度には頑張らないと。

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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