エピローグ
――ピピッ
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さて、物語はこれでおしまい。
え、キリが悪いって?続きが気になるって?まぁ、そんな感想を持つのは妥当だろうね。
ちょっとちょっと、エクエくんとアズマくんの物語の方が先に読みたかったからといって、その言い草はアルタちゃんとフェーレスくんがかわいそうじゃない?もちろん、君達の気持ちも分からない訳じゃないけどさ。
まぁそれは一旦置いておいて。この物語はこれでおしまいなんだよね。この物語はバッドエンドを迎えた。アルタちゃんが何をしてもハッピーエンドにはなれなかった。
自を貫く優等生のアルタちゃんと、自を封じ込める優等生のフェーレスくん。二人とも間違ってはいない。ただ互いに極端なだけで。だからこそ二人は分かり合えないし、アルタちゃんはフェーレスくんのことを嫌っている。
もちろん、アルタちゃんとフェーレスくんは今後も生き続ける。
今、アルタちゃんとフェーレスくんの再会から600年近く経った。時間間隔が違うフィクション世界に行く仕事をしている彼らにとっては、もっと長い年月が経っているのかもしれないけどね。
アルタちゃんはミストの「相棒」として、図書館支部の教育係として、相変わらず自を貫き続けている。
フェーレスくんは色々あって、マールスくんとの契約を一時的に解消して、ウナちゃんの「相棒」になる。目には傷を負い、瞳の色も変化している。それでも彼が「猫かぶれ」なのは変わらない。
今回の物語のように、今後も様々なバッドエンドが紡がれる。でも、安心して。このプロジェクトの名前を思い出すんだ。そう、「バッドエンド・リバイバルズ」プロジェクトだよ。
アルタちゃんが、他のキャラたちがかつて迎えたバッドエンドもいつかは覆される。
そういうタイトルだからね、ネタバレじゃないよ。最初から言ってるんだもん。
これ以上話したら、なんだかボロが出てしまいそうだ。だから、ここまでにしておくよ。
では最後に。
この素晴らしい物語を世へ届けるために力を貸してくれた紡ぎ手と今このメッセージを読んでくれているキミへ最大の敬意と感謝を。
――ピピッ
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全知全能システムは第14回ネット小説大賞の応募締め切りが3月31日であることを教えていただきました。よって、このエピローグを以て応募範囲の末尾とし、第二章は4月1日からの掲載とします。




