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バッドエンド・リバイバルズ  作者: ストラド
第二章 忠騎士の章

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第41話 罪を見逃せ

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様の閲覧を認識しました。

 ルーモアが書いた紹介状の前半が読み終わった。いよいよ後半部分にルーモアが僕たちに隠したかった部分が書かれているはずだ。


――――――――――――――――――――――――――


 フェリクスは「エクエ」と自称している。彼らとの会話や、被疑者からの言葉での使用が報告しておく。以下、フェリクスのことはエクエと表記する。


 今朝2名は情報屋へ来店し、今回の事件についての情報を提供した。


 彼らによると、今回不動産屋のスタッフを殺害したのは被疑者ではない。殺人を犯した犯人はエクエに襲い掛かり、エクエは自分を守るためにその犯人を殺害してしまった。殺害現場は彼らの自宅の近くであり、死体は現場近くのごみ箱の中に隠されているとのこと。


 状況から考えて、被疑者に罪はないということと、エクエには死体遺棄という罪があるものの、正当防衛については成立するということが言えるはずだ。死体遺棄の件については別件としての処理を要請する。ただし、エクエとアズマはまだ公表していないだけで警察・私立探偵同盟に加入しているということを念頭に置いて欲しい。


――――――――――――――――――――――――――


 つまり、一般的に考えてエクエには死体遺棄という犯罪を犯している。それをルーモアは公表したうえで、同盟のために見過ごしてほしい主張しているわけだ。


 確かに、これをエクエが事前に知ってしまえば喜んでしまうかもしれない。もちろん僕も安心するだろう。リアスもヴェルスも解放され、かつ僕たちが何の罪も被らないことが現在の状況における一番よいルートであるからだ。


 というより、このルーモアの「見過ごしてほしい」は通用するのだろうか?


「こりゃルーモアの奴に黙っとけって言われるわけだな」


「まぁまぁお気になさらず。死体を遺棄した場所について虚偽申告をしていなければ問題ありませんので。丁度あちらに用事がある警官がいますから、確認をしにいってくれるみたいです」


 僕たちとしては嬉しいのだけど、本当に警察はそれでいいのだろうか?無能な警察というのは推理小説あるあるだけれど、実際に関わってみると心配の方が勝つ。本当に、心の底から。ティーロー単体では別に悪い人にも常識がない人にも見えないのだけどな……。ふとした瞬間におかしさを感じるのだ。

――ピピッ

全知全脳システムが≪エラー:表記できません≫の(送る相手の名前を入力してください)様が情報を読了したことを認識しました。


全知全脳システムはあなたの閲覧を歓迎し、今後もあなたのために情報の提供を続けます。

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